25年後期朝ドラ「ばけばけ」主題歌担当はハンバート ハンバート「自分がセツになったつもりで一気に作りました」
2025.08.19 11:39
女優の高石あかり(※「高」は正式には「はしごだか」)がヒロインを務める9月29日スタートのNHK連続テレビ小説「ばけばけ」の主題歌が、ハンバート ハンバートの「笑ったり転んだり」に決定した。
「ばけばけ」主題歌解禁
ハンバート ハンバートは1998年に結成、佐野遊穂と佐藤良成によるデュオ。2人ともがメインボーカルを担当し、フォーク、カントリーなどをルーツにした楽曲と、別れやコンプレックスをテーマにした独自の詞の世界観を持つ。これまでに12枚のオリジナルアルバムを発表し、テレビ・映画・CMなどへの楽曲提供も多数。2014年発表の楽曲「ぼくのお日さま」が主題歌/タイトルとなった映画「ぼくのお日さま」(2024年/監督:奥山大史)では、佐藤が劇伴も担当。また、2024年リリースのアルバム「カーニバルの夢」収録曲「トンネル」はドキュメンタリー映画「大きな家」(監督:竹林亮/企画・プロデュース:齊藤工)の主題歌として起用された。今回、「ばけばけ」の主題歌に決定したことを受けて、佐野は「朝ドラ主題歌?!と聞いた時は驚きましたが、その舞台が松江と聞いて、またびっくり。昔から何度もライブに訪れて、たくさん思い出のある場所です。そして、物語にぴったりのとても良い曲ができたと思っています。たくさんの人に聞いてもらえたらうれしいです」と喜びをコメント。佐藤は「はじめはどんな曲を作ったらいいものか悩みましたが、曲作りは考えすぎるとかえってよくないので、モデルとなった小泉セツさんの『思い出の記』をただただ繰り返し読み、自分がセツになったつもりで一気に作りました」と制作を振り返った。
さらに、ドラマの放送に先駆けて、8月26日放送の「うたコン」( 午後7時57分~8時42分/総合・全国)で主題歌を初披露することも決定。ハンバート ハンバートの2人が公開生放送で演奏・歌唱するのはこれが初めて。高石とトミー・バストウがゲストとして出演し、見どころを語る。(modelpress編集部)
主題歌決定にあたって/制作統括・橋爪國臣氏
「ばけばけ」の主題歌を作るにあたって、トキとヘブンの2人のありのままの空気感を飾らずに歌にしてくれる方にお願いしたいと思っていました。ハンバート ハンバートのお2人は、まるで芝居をしているかのようにその世界に溶け込み、ありのままを曲にできる方だと思います。お2人がつむぎ出してきた数々の曲のように、「ばけばけ」でもドラマの世界観をそのまま主題歌にしてくださるだろうと思い、お声がけしました。良成さんと遊穂さんが同じように歌っていても、重なるようで重ならない、それはトキとヘブンの関係のようだなと感じています。楽曲制作にあたっては、セツさんが記した「思い出の記」を何度も読んでもらい、松江でゆかりの場所を訪ね、スタジオの撮影にも足を運んでもらい、ドラマの世界にたっぷりと浸っていただきました。そうして出来上がってきた曲を聞き、ただひたすら感動しました。「笑ったり転んだり」は何度聞いても飽きがこない曲です。聞くときの気分で、よりそってくれる時もあれば、はげましてくれる時もあり、泣ける時もあれば笑えるときもある。聞くたびに違って聞こえる歌です。ドラマの中で流れて、すっとしみ入るように心に入ってくる、そんな主題歌をいただけたと思います。
【Not Sponsored 記事】