朝ドラ「あんぱん」別れの日に登美子(松嶋菜々子)が回した白いパラソル 嵩(北村匠海)の解釈に「救われた」「素敵」の声
2025.08.12 10:32
女優の今田美桜が主演を務める連続テレビ小説「あんぱん」(NHK総合・毎週月~土あさ8時~ほか)の第97話が、12日に放送された。嵩(北村匠海)と母・登美子(松嶋菜々子)の言葉に反響が集まっている。<※ネタバレあり>
今田美桜主演朝ドラ「あんぱん」
朝ドラ第112作目となる本作は、国民的アニメ「アンパンマン」を生み出した漫画家・やなせたかしと妻・小松暢がモデル。何者でもなかった2人があらゆる荒波を乗り越え、“逆転しない正義”を体現した「アンパンマン」にたどり着くまでの人生を描いた愛と勇気の物語。主人公の柳井のぶを今田、のぶの夫の柳井嵩を北村匠海が演じる。「あんぱん」のぶ(今田美桜)、登美子(松嶋菜々子)の家を訪ねる
代議士・薪鉄子(戸田恵子)の秘書をクビになったのぶ。数日後、登美子の家を訪ね、失業したことを報告した。登美子からなぜそんなに頑張って嵩のことを支えようとするのかと聞かれると、のぶは亡き父・結太郎(加瀬亮)から「女子も遠慮せんと大志を抱け」と教えられたと告白。嵩と一緒に探しているものがあり、一生かかってでも嵩となら見つけられると信じていると打ち明けた。それを夢みたいだという登美子に、のぶは「お義母さんの夢は何ですか?」と問いかける。すると、登美子は「あの日に帰ることね…」と嵩ともう1人の息子・千尋(中沢元紀)、亡き夫・清(二宮和也)と一緒にあんぱんを食べた日のことを回想。「嵩も千尋もまだ小さくて、清さんがいて。みんな笑っていて。夢見るように暮らしていたわ。短い間だったけど幸せだった。あの人がいなくなってから、胸に空洞ができて風が吹き抜けていくのよ」と声を震わせた。
そんな登美子にのぶは、嵩が幼い頃に高知・御免与町で登美子と別れた日のことについて「あの日、母さん泣いてたんじゃないかな。だから一度も振り返らなかったんだと思う。白いパラソルをクルクルしながら、僕らに言ってた気がするんだ。自分はあなたたちの前からいなくなるけど、元気出して生きていきなさいって」と話していたことを打ち明ける。登美子は、嵩は清に似て優しすぎるのだと話し、つい嵩に清を重ね、嵩が清の代わりに幸せにしてくれるのではないかと考えてしまうと本音を吐露。「あんな日はもう二度と来ないのに。あの人はいないのにね」と清を思って涙を流した。
「あんぱん」登美子(松嶋菜々子)の本音&嵩(北村匠海)の解釈に視聴者涙
清への思いを初めて打ち明けた登美子に、視聴者からは「清さんのことが好きでたまらないのが伝わる」「知らなかった」「そんなに大きな喪失感を抱えていたなんて」「登美子さんの涙が美しい」「朝から泣かされた」などの声が上がった。また、登美子がまだ幼い嵩と千尋を残して御免与町を去って行った日、嵩たちに背を向けて歩いて行く登美子がクルリと回していた白いパラソルに対する嵩の解釈にも「そんな意味があったなんて」「救われた」「素敵な解釈」「嵩はお母さんの気持ちをわかってたんだ」「嵩は登美子の1番の理解者」と反響が集まっている。(modelpress編集部)情報:NHK
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