大河「べらぼう」サブタイトル「三人の女」“3人目”に考察飛び交う「切なすぎる」「深い」
2025.07.07 10:47
俳優の横浜流星が主演を務めるNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(総合テレビ、毎週日曜午後8時~/BS・BSP4K、毎週日曜午後6時~/BSP4K、毎週日曜午後0時15分~)の第26話「三人の女」が、6日に放送された。サブタイトルが指す人物に考察が飛び交っている。<※ネタバレあり>
横浜流星主演大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」
本作は“江戸のメディア王”として時代の寵児になった快男児・“蔦重”こと蔦屋重三郎(横浜)が主人公。森下佳子氏の脚本で、笑いと涙と謎に満ちた“痛快”エンターテインメントドラマを描く。「べらぼう」蔦重(横浜流星)、てい(橋本愛)と結ばれる
てい(橋本愛)と商いのための形だけの夫婦となり、耕書堂を日本橋に移した蔦重。その矢先、浅間山の噴火と冷夏による不作で米の値が高騰。住み込みの奉公人の食事を賄い、集まる戯作者たちをもてなす耕書堂では米の減りも早く、蔦重はその支出に頭を抱えることに。そんな折、蔦重を捨てた実母・つよ(高岡早紀)が店に転がり込んでくる。ていが自室をつよに譲り、蔦重と同じ部屋で衝立を挟んで寝るようになったことで、2人は急接近。互いを意識し始めるようになった。しかし、ていは蔦重から制作を任された、絵や本のつながりを示した「品の系図」を完成させると、書き置きを残して出て行ってしまう。蔦重が急いで後を追いかけると、ていは「江戸一の利者の妻は私では務まらぬと存じます」「今をときめく作者や絵師、狂歌師、さらには立派なお武家様まで集まる蔦屋でございます。そこの女将には、もっと華やかで才長けた、例えば、吉原一の花魁を張れるような、そういうお方が相応しいと存じます」と家を出る理由を告げた。
蔦重は「俺ゃ、おていさんのことつまんねえって思ったことねえですぜ。説教めいた話は面白えし」と好きなところを列挙。そして「『出会っちまった』って思ったんでさ。俺と同じ考えで、同じ辛さを味わってきた人がいたって。この人ならこの先、山があって谷があっても一緒に歩いてくれんじゃねえか、いや、一緒に歩きてえって。おていさんは、俺が俺のためだけに目利きした、俺のたったひとりの女房でさ」とていの手を取り、その夜、2人は初めて結ばれた。
隣の部屋で寝ていた絵師・喜多川歌麿(染谷将太)は、その様子に気づくと「よかったな…。蔦重…よかった」と呟き、布団に潜る。その後、歌丸は蔦重と制作していた狂歌集に「千代女」の名で挿絵を描き、蔦重からなぜ女名になっているのかと問われると「生まれ変わんなら女がいいからさ…」と漏らした。
「べらぼう」サブタイトル「三人の女」に考察飛び交う
SNS上では、同話のサブタイトル「三人の女」が誰を指しているのかと考察が飛び交い、1人目がてい、2人目がつよ、3人目に歌麿を挙げる声が多く見受けられた。人生の絶望の淵から二度も蔦重に救われた歌麿。蔦重の元で絵師としての才能を開花させ、蔦重の義弟となって強い思いを持って傍で彼を支えてきた。しかし、ていが蔦重の妻となり、さらに同話でつよが現れたことで自分の居場所を見失いかけ、蔦重に遠慮して家を出て行くとまでこぼしていた。その会話を聞いていたつよが「歌はあの子の念者(男色関係で兄分の者)なのかい?」と、ていが「もし“そういうことなら”どうぞご遠慮なく。歌さんと…」と口にする場面もあった。
つよとていの言葉や歌麿の言動から、3人目の「女」を歌麿だと考察した視聴者からは「歌麿は蔦重に特別な想いを抱いていたのか」「秀逸なサブタイトル」「蔦重だけが鈍感」「歌麿が切なすぎる」「深い…」「意味がわかって鳥肌立った」「蔦重の告白にも歌麿の涙にも泣かされた」と反響が寄せられている。(modelpress編集部)
情報:NHK
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