「めおと日和」、朝ドラ「あんぱん」と同じ時代設定でまさかのハプニング「NHKに取られてます」
2025.06.25 08:00
女優の芳根京子が主演を務め、俳優の本田響矢が出演するフジテレビ系木曜劇場「波うららかに、めおと日和」(毎週木曜よる10時~)原作×スタッフ トークイベントが21日、都内で開催された。監督の平野眞氏、プロデューサーの宋ハナ氏らが登壇し、撮影の裏話を明かした。
芳根京子主演「波うららかに、めおと日和」
原作は、漫画アプリ「コミックDAYS」にて連載中の西香はち氏による同名コミック(講談社刊)。昭和11年を舞台に交際ゼロ日婚からスタートする、歯がゆくも愛らしい“新婚夫婦の甘酸っぱい時間”を丁寧に描いたハートフル・昭和新婚ラブコメである。主人公・江端なつ美を芳根が、なつ美の夫で帝国海軍に勤める瀧昌を本田が演じる。「めおと日和」、朝ドラ「あんぱん」と時代設定がリンクでまさかの事態
昭和11年の生活にスポットを当てた今作。昭和11年の生活への印象を問われた平野監督は「(今は)スマホがあったり電気製品があったりしますが、そういうのがないっていうだけで本質的には変わらないかなと思ったんですけど、時代考証でこんなに表現ができるのか」と感じたと告白。「例えば冷蔵庫1つしても、台本にはなかったんですけど、氷を入れるとかっていう行為だけでもお見せできるとこっちも面白い」と明かし、「ワクワクしながら撮影してたので、昭和11年という時代がもう大好きで」と語った。司会から「アイロンがけをなつ美がするシーンも、今だと新鮮な感じでよかったです」と振られると、「(アイロンの)やり方を習う芳根くんがすごく面白くって」と回顧。「『どうやってやるの?どうやってやるの?』って言ってるんですけど、本番だとちゃんとやる」と現場での芳根の素顔を明かし、会場を沸かせた。
また、宋プロデューサーは「アイロンもそうですし、この前のこたつに炭を入れるとか、本当に一つ一つすごい丁寧な暮らしだったと思うので、それを映像にして皆さんに見ていただくことがなかったりもするところかなと思って、新鮮でもある」と説明。すると平野監督が「NHKと被ってたじゃない」と一言。視聴者の間でも、現在放送中のNHK連続テレビ小説「あんぱん」(毎週月~土あさ8時~ほか)と時代設定が被っていることが話題になっていたが、平野監督は「僕もNHKも観てたんですけど、なかなかあれ面白かったですね。並行していた」とコメントした。
さらに「美術で『今NHKに取られてます』『どうしても手に入りません』って言われて。NHK使ってるんですよ」と同じ時代を描いていたため小道具が手に入らないというハプニングがあったことも告白。宋プロデューサーも「着物も同じ時代で、お互いが着物の取り合いじゃないけど…」と明かすと、平野監督は「なかなかあれは面白かったですね」と振り返っていた。
この日は平野監督、宋プロデューサーのほか、原作の担当編集である福島千尋氏も登壇。さらにサプライズで瀧昌役の本田が登場し、イベント後には4人でのお見送りも行われた。(modelpress編集部)
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