なにわ男子・道枝駿佑「24時間テレビ」スペシャルドラマ主演決定<虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ>
2023.07.14 05:00
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なにわ男子がメインパーソナリティーを務め、8月26日・27日に放送される日本テレビ系「24時間テレビ46」にて、道枝駿佑がスペシャルドラマ「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」(26日よる9時頃~)で主演を務めることが決定した。
道枝駿佑「24時間テレビ」スペシャルドラマ主演決定
原作は小松成美氏の著書「虹色のチョーク 知的障がい者と歩んだ町工場のキセキ」(幻冬舎文庫)。社員の大半が知的障がい者というチョーク会社が、会社の存続を賭けて、新商品の開発に挑む。窓にかける魔法のチョークを開発した町工場の奇跡の物語を実話を元にドラマ化。モデルとなった「日本理化学工業株式会社」は日本のシェア約70%を占める、チョーク製造販売会社。まだ障がい者雇用が義務化されていなかった1960年に初めて知的障がい者を雇用して以来、一貫して障がい者雇用を推し進め、1975年には川崎市に日本初の心身障害者多数雇用モデル工場を設置。
2023年現在、91人の社員のうち66人が知的障がい者(障がい者雇用割合約7割)となっている。製造ラインを知的障がい者だけで稼働できるよう、工程にさまざまな工夫を凝らし、「日本でいちばん大切にしたい会社」として経営と福祉の両方の面で注目されており、“粉の飛散が少ないダストレスチョーク”や“窓に描けるキットパス”など、SDGsや地球環境に配慮した商品を生み出し、今も進化を続けている。
道枝が演じるのは、チョーク会社社長の息子、大森広翔(おおもり・ひろと)役。やりたいことが見つからないまま、海外に短期留学するが、流されるままに父が経営するチョーク会社に就職した広翔は工場の危機的な経営状況を目の当たりにする。社長である父と、障がい者雇用をめぐって衝突を繰り返しながらも、障がいがある社員たちの労働への真摯な姿勢から、「働くことの幸せ」を学んでゆく役柄。
主演の道枝は「24時間テレビスペシャルドラマ出演は、2021年の『生徒が人生をやり直せる学校』以来ですが、今回は主演を務めさせていただけることがすごくうれしいです。なにわ男子としてはメインパーソナリティー、道枝駿佑個人としてはドラマの主演もやらせていただくということで、すごくプレッシャーもありますが、スタッフの皆さんと一緒に最後まで駆け抜けていけたらなと思っています」と意気込みを語った。
道枝駿佑、工場を見学 役柄への思い語る
クランクインに先駆け、原作のモデルとなった工場を訪れ、大山隆久代表取締役社長の案内の元、工場を見学した道枝は、「障がいがある方の雇用というのは普段あまり触れる機会のないテーマで、デリケートな部分もあるのかなと思っていたので、どう向き合えばいいのかまだ模索中です。ただ、ドラマを通じて前向きなメッセージを伝えられたらいいなと感じています。僕が演じる広翔のモデルになった大山社長に工場を案内していただいたので、気になったことはどんどん聞いていきました。実際のエピソードで、曲がったチョークを選別する作業の中で、障がいのある従業員の方が判別に迷って全体の流れが止まってしまうという問題が起きたそうです。解決のために、これまで〇か×しかなかった選別の箱のほかに『どちらかわからない』という意味の△の箱を作ったら作業がスムーズに進むようになったというお話を聞きました。はじめはその1人の方のために考えた工夫だったのに、他の人の作業も早くなったそうなんです。『誰かのために考えたことがみんなのためになる』、この社長の言葉がすごく印象に残っています。広翔は、最初は障がいのある従業員の方との接し方に戸惑ったり、工場の経営が厳しいのに障がい者雇用を減らしたりやめたりしない父親に反発するのですが、工場のみんなと時間を過ごしていくうちに、少しずついろんなことに気づいて変わっていく、その成長の過程をしっかりと演じられたらなと思います。このドラマを見ていただくすべての皆さんに、働くことの幸せを感じていただけたらいいなと思います」と役柄への想いを語った。さらに、実際のチョーク製造過程の一部を体験し、「お仕事中にお邪魔してご迷惑をおかけしてしまっているのではという気持ちもあったんですが、従業員の皆さんが優しく温かく、アットホームな感じで迎えてくださいました。皆さんの作業は見ているときには簡単そうに見えるんですけど、実際にやってみると全然簡単じゃなくて。作業場の中で、皆さんの集中力や、すごく繊細な作業で一個一個丁寧に仕上げていく熱量を肌で感じました」と、広翔役を演じるにあたっての手応えを口にした。(modelpress編集部)
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