中村倫也主演「ハヤブサ消防団」

国民的ヒットメーカー・池井戸氏の最新作を、変幻自在の実力派・中村主演で映像化した本作。中村演じるスランプ気味のミステリー作家・三馬太郎は、亡き父の故郷であるハヤブサ地区に移住して穏やかな生活をスタートしたはずだった。しかし、地元の消防団に加入したことを機に連続放火や住民の不審死など怪事件に次々遭遇する。

中村倫也ら寸劇披露

イベントの冒頭、キャスト陣が挨拶をしていると、突如ステージが赤く照らされ、「火事だ！」と声が上がる。その後、遅れて登場した岡部、梶原、橋本が中村とともに消化器で鎮火するような寸劇を披露。中村は照れたような笑顔を浮かべ、「本当に、無垢な心って大事なんだな」と感想を口にした。

改めて撮影現場の様子を聞かれた中村は「もうわかったと思うんですけど、愉快な現場となっております。勤勉で実直で誠実なスタッフを筆頭に、一生懸命この骨太なミステリーを毎日撮影しています」とコメント。続けて「セリフもやっぱり多いんですよ。ミステリーなので。皆さん、でもその17倍くらい、カメラが回っていない時に喋っているので、本当に愉快な、人生ハッピーな作品となっております」とにぎやかな雰囲気を伝えた。

山本耕史、中村倫也を称賛

また、中村との共演に山本は「前に共演した時はちょっと対立する役だったので、あまり普段の会話をしたかというとそうでもない」としつつ、「前は、（中村が）キリッと格好良い役だったから、やっぱりキリっとしていた印象なんですけど、今回はふわっとしていて、すごく親しみやすい中村くんに毎日会っています」と告白。

中村が「2人のシーンとかもいっぱいあって、色々喋っていたら共通の趣味もあって、色々情報交換をした」と語ると、山本は「（中村は）人生的にも、なんかランクアップしたような感じで。そういうところからも、すごくいっぱい話すことも増えた印象があります」と続けた。

そして山本は、ベテラン俳優陣に囲まれた中村を「これだけの中で中村くんは普通に馴染んでるから大したもんだなと思う」と称賛。中村は「僕、今でこそ年下の人とかとお仕事をいっぱいさせてもらいますけど、20代前半くらいの時は、こういう演劇界の人たちとずっとお仕事させていただいて、飲みに行かせてもらっていたので、久しぶりにこういう環境の仕事をさせてもらっていて、『好き！』って思っています。ずっとこういう環境にいたい」と喜びを溢れさせていた。（modelpress編集部）