小宮璃央、“過激すぎてBANされた”性描写の問題作「アカイリンゴ」実写ドラマ化 川津明日香&新條由芽と共演
2022.12.23 07:00
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俳優の小宮璃央が、ABCテレビドラマ+『アカイリンゴ』(ABCテレビ、2023年1月22日深夜0時25分スタート/テレビ神奈川、2023年1月27日深夜2時30分スタート)で主演を務めることが決定。女優の川津明日香、新條由芽と共演する。
“過激すぎてBANされた”「アカイリンゴ」禁断の実写ドラマ化
原作は『コミックDAYS』(講談社)にて2020年より連載スタートし、“過激すぎてBANされた”こともあるムラタコウジの問題作。過激な性描写もさることながら、真っ向から性行為へと切り込んだテーマ性が大きな話題となっている。物語では、性行為が法律で禁じられた近未来の日本を舞台に、欲望に揺れる心情と理性で抑えきれない衝動を、繊細に鮮烈に描いていく。現代社会は法律やルールに基づいて成り立っている。しかし、その法律によって人間のあるべき“自然な愛の姿”まで規制されてしまったら…。そんな、あり得ないような世界観を舞台にすることで浮き彫りになっていく“愛することの意味”、そして“生きることの意味”とは?ルールで縛られた現代社会に、痛烈なテーマで一石を投じる艷やかで切ない愛の物語。
主人公は高校生で優等生の犬田光(小宮)。厚生労働省性行為取締官(通称セトリ)の幹部を父に持ち、自身もセトリになるのが目標で、犯罪である性行為に対しては嫌悪感を抱いている。しかし、とあるきっかけから、性行為がなぜ悪いことなのかを自問していくように。
光の幼なじみで同級生の水瀬優(川津)との何気ない関係性は、国民的人気女優・宇宙美空(新條)との衝撃的な出会いによって、怪しく妖しい事件に巻き込まれていく。性行為が禁じられた社会で描かれる恋模様は、可笑しさを交えながらも、妖艶に切なく、やがてサスペンスフルな展開を見せる。
小宮璃央、性の誘惑に溺れる主人公に
性に対して嫌悪感を抱く優等生・犬田光を瑞々しく演じるのは小宮。“日本一のイケメン高校生”を決める「男子高生ミスターコン2018」で準グランプリを獲得すると、2020年にドラマ初出演作となった『魔進戦隊キラメイジャー』では、主役の熱田充瑠/キラメイレッド役でスーパー戦隊シリーズ歴代最年少主演を果たした。以降、数々のドラマや舞台に出演し、注目を集めている。小宮は「お話を頂いて、すぐに漫画を読んだのですが、面白くてどんどん読み進めてしまい最新話まで到達してしまいました(笑)。地上波で放送できるのか…!?と素直に思いましたが(笑)、試行錯誤しながら撮影を進めていき、皆さんにお届けできるように頑張ります」と意気込みを語った。
川津明日香がヒロインに決定
光の幼馴染みで同級生、口が悪いものの成績優秀なヒロイン・水瀬優を演じるのは川津。雑誌「Seventeen」の「ミスセブンティーン2014」グランプリに選ばれ脚光を集めると、数々のドラマ、映画などへ出演し、2020年には『仮面ライダーセイバー』で明るくて自由奔放なヒロイン・須藤芽依役を好演。さらに現在も様々な雑誌でモデルを務め、モデル、女優として話題作に出演している。川津は「私自身、性にフォーカスを当てた作品や水瀬のような役柄は初挑戦になります。衣装合わせや本読みを重ねていくうちに段々と水瀬のイメージを掴むことが出来ています。性別や年齢を問わず面白いな、なんか観てしまうなと思って頂ける作品になるよう努めていきたいです」とコメントした。
新條由芽、妖しい魅力を放つ国民的女優に
そして高校生ながら、ドラマ主演やCMなどで大人気の清純派女優・宇宙美空。ウチュラという相性で親しまれている国民的女優だが、その裏には妖しい一面が。演じる新條は、2018年に芸能界デビュー。2019年に『3年A組―今から皆さんは、人質です―』の生徒役でドラマ初出演を果たすと、2020年には『魔進戦隊キラメイジャー』の速見瀬奈/キラメイグリーン役で出演するなど、女優として活躍の幅を広げている。新條は「今までにない世界観でもしこんな世界だったら…と想像がふくらみます。キャラクター一人一人にちがった欲望があってそれが入り交じっていく感じが見ていてとても面白いです」と原作の感想を明かし、「先の展開が気になるような作品になること間違いなしです!『アカイリンゴ』の世界観に浸りながら見ていただけたらと思います。お楽しみに!」と呼びかけた。
気鋭のスタッフ陣が紡ぎ出す美しい映像と音楽
『アカイリンゴ』という禁断のテーマと艶やかな性描写に挑む気鋭のスタッフ陣が紡ぎ出す美しい映像と音楽にも注目。鮮烈なテーマを投じる本作の監督には、『100万円の女たち』、『結婚できないにはワケがある。』、そして『封刃師』ではスタイリッシュな映像で活写した桑島憲司。ドラマ『ファーストペンギン!』や、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』、『彼女、お借りします』でメガホンを取るなど、注目の若手演出家である今和紀。脚本は『ミス・シャーロック』、『レンタルなんもしない人』、映画『ハケンアニメ!』などコメディからサスペンスまで幅広い作風に強烈なテーマを描き出す政池洋佑が担当する。そして、インティマシーコーディネーターの西山ももこも参加。劇中で描き出される性描写を、艷やかに美しく、より想像を駆り立てるような演出でお届け。さらに劇中を彩る音楽は、自身の作品のみならず様々なアーティストへの楽曲提供や、数々のドラマ・映画で劇伴を手がける気鋭のシンガーソングライター松室政哉が担当する。(modelpress編集部)
小宮璃央コメント
― 原作の第一印象と、面白い!と感じた部分(ストーリーでも、キャラクターでも)をお聞かせください。お話を頂いて、すぐに漫画を読んだのですが、面白くてどんどん読み進めてしまい最新話まで到達してしまいました(笑)。地上波で放送できるのか…!?と素直に思いましたが(笑)、試行錯誤しながら撮影を進めていき、皆さんにお届けできるように頑張ります!
― 演じる「犬田光」の印象は?彼の魅力に感じた部分もお聞かせください。
犬田は信じる力が強くその信念を貫こうとしている姿がすごく魅力的だなと思いました!自分がその信念を貫く犬田光をどう演じられるか今からすごく楽しみです。
― 撮影への意気込みを教えてください。
誰1人欠けることなく『アカイリンゴ』をみなさんにお届け出来るよう出演者の皆そして、スタッフの方々一同全力で制作に取り組んでいきます!
― 最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
この度、『アカイリンゴ』犬田光役を演じさせて頂きます。小宮璃央です!みなさんにこの作品の魅力を最大限お届け出来るように光を演じていきます!放送をぜひ楽しみにお待ちください。
川津明日香コメント
― 原作の第一印象と、面白い!と感じた部分(ストーリーでも、キャラクターでも)をお聞かせください。原作を読ませて頂いた第一印象は切り口が斬新で面白いなと思いました。性行為を法律で禁止するだけでその行為へのアプローチや感じ方が全員異なります。禁止された性行為を違法な薬物のように扱ったり、不潔な事として扱ったり、ただの義務として扱ったり、愛として扱う人も居ます。
人の数だけ愛の形や性行為への感じ方や思いがあると思います。それをまとめて禁断の果実。アダムとイブのアカイリンゴ。と表現してるので登場人物全員の性行為への問い方を是非注目して頂きたいです!
― 演じる「水瀬優」の印象は?彼女の魅力に感じた部分もお聞かせください。
水瀬はヒーローです。少年漫画の主人公のような子だなと思いました。原作を見た時は口が悪い綺麗な女の子だなという印象を受けました。読み進めていくと水瀬は頭が良く視野も広く運動も出来、どんな時も機転を効かせていきます。いかなる状況でも恋人を助けるために一生懸命ですが、実はとっても奥手です。そんな水瀬の可愛らしさが伝わるよう努めていきたいです。
― 撮影への意気込みを教えてください。
私自身、性にフォーカスを当てた作品や水瀬のような役柄は初挑戦になります。衣装合わせや本読みを重ねていくうちに段々と水瀬のイメージを掴むことが出来ています。性別や年齢を問わず面白いな、なんか観てしまうなと思って頂ける作品になるよう努めていきたいです。
― 最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
原作ファンの方も初めて観る方でも絶対楽しめる作品ですので是非最後まで楽しみながら観ていただけたら嬉しいです!
新條由芽コメント
― 原作の第一印象と、面白い!と感じた部分(ストーリーでも、キャラクターでも)をお聞かせください。今までにない世界観でもしこんな世界だったら…と想像がふくらみます。キャラクター一人一人にちがった欲望があってそれが入り交じっていく感じが見ていてとても面白いです。
― 演じる「宇宙美空」の印象は?彼女の魅力に感じた部分もお聞かせください。
何を考えているのか分からないけど何故か惹き付けられる。だからこそもっと知りたいと思う。独特の雰囲気を纏ったキャラクターだと思いました。
― 撮影への意気込みを教えてください。
ウチュラの魅力を私なりに表現できたらと思っています!がんばります!
― 最後に視聴者のみなさんへメッセージを!
先の展開が気になるような作品になること間違いなしです!『アカイリンゴ』の世界観に浸りながら見ていただけたらと思います。お楽しみに!
監督・桑島憲司コメント
「この作品の映像化は無謀だろ…」原作を読んでの率直な感想がこれでした。と同時に性描写の表現の限界にチャレンジしたいと思う自分もいました。地上波で流せるギリギリを攻めますので、衝撃のエロエモ作品を楽しみにお待ちいただけたらと思います。脚本家・政池洋佑コメント
矢内プロデューサーから執筆の依頼をもらった時、「これ、マジで実写化するんですか?」と思わず、聞いてしまいました(笑)。それぐらい過激な描写が多く、どうやって脚本にしていけばいいのか……と頭を抱えつつ、秒速で引き受けました。だって、こんなオンリーワンなストーリー、他にはありませんから。これは書き甲斐があるな、と。ドラマ版は、ムラタ先生の最高過ぎる原作の展開・面白さを最大限お借りしつつ、より犬田光、水瀬優、宇宙美空の恋愛模様にフューチャーしたストーリーになっています。もちろん「魔法のステッキ」など、原作の爆笑ポイントは盛り盛り沢山で、脚本打ち合わせでこんなに「アホだなぁ」と爆笑したのは、初めてかもしれません。いやぁ、楽しかった。ただ、『アカイリンゴ』の脚本を書いた弊害が一つあって、キーボードで「成功」と打とうとすると「性行為」という言葉が真っ先に出てきてしまいます。まぁ、成功者を描いたドラマの依頼、来ないから、いっか。
ムラタコウジ先生コメント
『アカイリンゴ』は作者自身が映像化はあり得ないと思いながら描いてた作品なので、ドラマ化の一報を聞いた時は冷静に理解できるまでに4日かかりました。テレビで「性行為」という言葉はまだタブーにはなってないんだっけ…?と思うくらい世界は凄いスピードで価値観が変わっていっております。まだこの作品を実写化できる時代であったことに感謝し、放送を楽しみにしております!あらすじ
舞台は、15年前に性行為等取締法が制定されて以来、性行為が違法となった日本。主人公・犬田光(小宮璃央)は、セトリ(厚生労働省性行為取締官)の幹部を父に持ち、自身もセトリを目指している優等生の高校2年生。幼馴染みで成績優秀の水瀬優(川津明日香)と、オンラインで勉強会をするなど勉学に励む日々を送っていた。国民的人気女優ウチュラこと宇宙美空(新條由芽)の大ファンというミーハーな一面を持つものの、性行為に対しては嫌悪感を抱いている生真面目な性格だった。
ある日、光は同級生に誘われて、ゴーストタウンと化したホテル街にある怪しい会員制クラブへ向かうことに。そこで目にしたのは、法律で禁じられているはずの性行為に興じる男女の光景だった。さらに、その場には見知らぬ男性と戯れるウチュラの姿も!清純派をウリにする人気女優のみだらな姿に光は混乱。そして目にした“異様な光景”をきっかけに、生真面目に生きてきた光はこれまでに感じたことのない衝動に掻き立てられていく…。
やがて、光は性行為が禁じられた社会にはびこる“裏の組織”に巻き込まれていく。
【Not Sponsored 記事】