松岡茉優、宮本エリアナ(C)WOWOW

松岡茉優&宮本エリアナ、W主演で“日本ドラマ史上初”バディに「MIU404」野木亜紀子氏脚本の新作決定<連続ドラマW フェンス>

2022.10.24 08:00

女優の松岡茉優宮本エリアナが、2023年春に放送・配信スタートするWOWOW「連続ドラマW フェンス」でW主演を務めることが決定。肌色が異なる女性バディがW主人公となる本作は、日本のドラマ史上初となる。

  

松岡茉優&宮本エリアナ、WOWOW初主演決定

本作は、ドラマ「アンナチュラル」(18)、「フェイクニュース」(18)、「MIU404」(20)、映画『罪の声(塩田武士原作)』(20)等、社会派エンターテインメント作品を数多く手がける脚本家・野木亜紀子、待望の新作オリジナルドラマ。

今回、野木が描くのは2022年に本土復帰50年を迎え、今も世界最大規模の米軍基地を抱える沖縄の現在。W主演を務めるのは、映画『勝手にふるえてろ』(17)で日本アカデミー賞優秀主演女優賞、『万引き家族』(18)で同賞の優秀助演女優賞を獲得するなど、確かな演技力で圧倒的な存在感を放つ、WOWOW初主演の松岡と、アフリカ系アメリカにルーツを持ち、2015年にミックスとして初めてミス・ユニバース日本代表に選出され、差別や偏見を無くすための活動を続ける、WOWOW初登場にして初主演の宮本。

松岡演じる東京から来た雑誌ライター・キーと、宮本演じる沖縄で生まれ育ったブラックミックス・桜がバディとなり、ある性的暴行事件の真相を追う、日本のドラマ史上初となる肌の色の違う女性バディがW主人公の連続ドラマだ。

松岡茉優&宮本エリアナW主演「フェンス」キャスト解禁

さらに、第一弾の共演キャスト情報も解禁。比嘉奈菜子、佐久本宝、志ぃさー、吉田妙子ら、地元・沖縄出身のキャストが集結し、本作のリアリティを高めていく。

撮影は物語の舞台となる沖縄で10月上旬にクランクインした。ジェンダーや人種、世代間の違い、沖縄と本土、日本とアメリカなど、様々なフェンスを乗り越え、人と人が分かり合う姿を、日本を代表するヒットメーカー野木がエンターテインメント・クライムサスペンスとして描き出す。(modelpress編集部)

脚本:野木亜紀子コメント

かつて報道記者として沖縄に住んでいたという北野Pから「沖縄が舞台のクライムサスペンスを作りませんか」と言われたのが2020年の夏。そのときは「とてもじゃないけど背負えない」と断りました。翌年に普天間出身の高江洲Pが加わり企画が通り、取材を始めたものの、「こんなに複雑で重い荷物をどうしたらいいのか」と幾度も挫けました。

この『複雑で重い荷物』は、沖縄が否応なしに背負わされてきたものであり、日本という国の縮図でもあります。取材の中で私は、たくさんの悲しみに触れ、たくさんの闘う女性たちに励まされました。この物語は悲劇ではありません。キーと桜が悲しみをぶん殴り、フェンスに挑む話です。今、多くの人に見てもらいたいです。WOWOWの無料トライアルをぜひご活用ください。

小松綺絵役:松岡茉優コメント

― WOWOW初主演(W主演)を演じられることについての意気込みや本作に出演されるお気持ち

難しいテーマや描きにくいことにチャレンジさせていただけるイメージがあり、いつかWOWOWさんでの主演を務めさせて頂きたいと願っていました。今回の作品もまさに、様々な立場の人がいて、それぞれに見えている景色が違って、描き方の難しい作品です。でもやっぱり、むやみに誰かを傷つけることは絶対に避けたいから誠実に向き合って答えのない答えを見つめたいと思います。

― 野木亜紀子さんの脚本を読まれた際の役や作品の印象

もれなく私も野木さんの作品のファンですが台本を拝読したのは初めてで、今まで楽しく見ていた作品の諸先輩方はこのプレッシャーを乗り越えてお芝居されていたのか、と唸っています。野木さんからの俳優に対しての信頼が、ぎりぎりと音を立て詰まっていました。努めて、務め上げたいです。

― 視聴者の皆様へメッセージ

この度WOWOW「連続ドラマW フェンス」にて小松綺絵ことキーを演じさせて頂きます。松岡茉優です。相棒となる宮本エリアナさんと共に知らない人には知ってもらう、知ってる人は傷つけない作品を作れたらと思っています。見守って頂けたら嬉しいです。

大嶺桜役:宮本エリアナコメント

― WOWOW初主演(W主演)を演じられることについての意気込みや本作に出演されるお気持ち

WOWOWの作品に出演できる事が決まり、凄く嬉しい気持ちと共に、今回は松岡茉優さんと一緒にW主演ということで、とてもいいプレッシャーを感じています。初ドラマ、初WOWOW、初主演という私にとって初めて尽くしで、こんなに素敵な機会を頂けてとても光栄に思います。

― 野木亜紀子さんの脚本を読まれた際の役や作品の印象

野木亜紀子さんらしいテンポの速さと、ストーリーの展開に流石だなと思いました。私が演じさせて頂く大嶺桜は、ミックスの子ならではの自身の悩みや葛藤があり、脚本を読みながら自分の幼少期の気持ちとリンクする部分が沢山あるなと感じました。また、沖縄の抱える問題や、女性の抱える苦悩がギュッとこの作品に込められている印象です。

― 視聴者の皆様へメッセージ

SNSが当たり前の現代、そのSNSやメディアの裏ではどの様な出来事が起こっているのか?どんな現実があるのか?何が正しくて何が間違いなのか?そして、私達には何が出来るのか?様々な視点から考えさせられる作品になっていると思います。是非皆様に見て頂きたいです!

ストーリー

雑誌ライターのキーこと小松綺絵(松岡茉優)は、米兵による性的暴行事件の被害を訴えるブラックミックスの女性・大嶺桜(宮本エリアナ)を取材するために沖縄へ向かう。桜の供述には不審な点があり、事件の背景を探る必要があったのだ。米軍基地の門前町・通称コザを訪ね、桜の経営するカフェバーMOAI へ行き、観光客を装って接近。桜の祖母・大嶺ヨシ(吉田妙子)が沖縄戦体験者で平和運動に参加していることや、父親が米軍人であることを聞く。

一方でキーは、都内のキャバクラで働いていた頃の客だった沖縄県警の警察官・伊佐兼史に会い、米軍犯罪捜査の厳しい現実を知る。やがて、沖縄の複雑な事情が絡み合った“ある真相”に辿り着く。キーが見つけた事件の真相とは!?
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