「少年のアビス」最終回、玄(堀夏喜)の“2つの衝撃告白”に視聴者絶句「どうか救われて」の声も
2022.10.21 01:30
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俳優の荒木飛羽が主演を務めるMBSドラマ特区枠「少年のアビス」(MBS:毎週木曜24時59分~、tvk:23時~)の最終話が、20日に放送された。FANTASTICS from EXILE TRIBEの堀夏喜のシーンに反響が寄せられている。<※ネタバレあり>
荒木飛羽主演「少年のアビス」
2020年から「週刊ヤングジャンプ」で連載をスタートし、累計発行部数100万部突破中の人気コミックを実写ドラマ化した同作は、閉塞感が漂う田舎町の小さな世界の中で、行き場がない高校2年生の少年・黒瀬令児(荒木)と強烈な個性を放つ登場人物たちの、“心中”から始まるスーサイドラブストーリー。北野日奈子がアイドルのはずがなぜか田舎町にやってきて令児と心中を試みる青江ナギ役を演じるほか、令児の幼馴染の“チャコ”こと秋山朔子役を本田望結、峰岸玄役を堀、令児の担任・柴沢由里役を松井玲奈、令児の母・夕子役を片岡礼子、夕子の同級生&ナギの夫で小説家の似非森耕作役を和田聰宏が務めている。
令児、ナギと再会
夕子の前で思い切り自分を包丁で刺し、自殺未遂を図った令児。入院している病院にやってきたナギと再会を果たすと、ナギと死ぬつもりで自分を刺したと伝え、「腹を刺す時、母に『あんたが嫌いだ』って言えました。ナギさんのおかげです。俺は生きることにしました。今度こそ、もうナギさんに会うことはないと思います」と話す。「そう」と呟き病室を出ようとするナギに、さらに令児は「アイドル続けてください。絶対、俺以外と心中しないで」と伝える。ナギは「私は令児くんだから心中しようって言えたんだと思う。だから心配しないで」と言い残し、去っていくのだった。
玄、ナギに激怒
ナギが病室を出た後、令児は部屋の外まで声が聞こえるほど号泣。廊下でその泣き声を聞いていた玄は、怒りや憎しみを抑えきれなくなった様子で立ち上がり、ナギの後を追った。玄はナギを倉庫のような場所に連れて行き、「お前が来てから狂った。全部おかしくなった。返せ返せ返せ!」と怒りのままに何度も蹴る。続けて「令児は渡せねーんだわ。あんたがアイドル続けたらさ、いつでもあんたのことが見られて、あいつ、あんたのこと忘れられんやろ?やけん、死んでくれ。今」と思い切り殴ろうとするが、そこでその拳を止めたのが令児だった。
玄、令児に衝撃告白
令児を振り払いナギを山中に運んだ玄は、必死に追いかけてきた令児に「さっき、お前こいつに言ってたろ。自分以外と心中するなって。この女がもう心中できんように俺が殺してやる」と言い放つ。「お前に関係ないだろ」と返す令児だったが、玄は「は?お前が今生きてて、見た目のいい女とセックス出来て心中ごっこしてられんの、誰のおかげかわかってるん?」と切り出し、「お前の親父殺してやった俺のおかげだぜ?」と自分が令児の父親を殺したことを告白するのだった。
玄、小学5年生で令児の父を殺害
小学5年生の頃、令児は父親から暴力を受けていた。夕子と押し入れに隠れていた玄は、恐怖に震える夕子から「このままじゃ令くん死んじゃう。玄、令くんを助けて」と包丁を握らされる。玄はその包丁で令児の父親を殺害した。「…覚えてない」と動揺を抑えきれない令児に、玄は「お前は殴られて気失って、ばあさんに連れられて病院行ったよ。そんでその間にお前の母親は俺の親父を呼んだ」と説明し、「全部片付けた後、親父は言った。『一生この山守れよ』って。お前の親父、どの辺に埋まっとるんやろな」と死体は山のどこかに今もなお埋められたままであると語る。
「わかったやろ。俺とお前はずっとここにおるんや」と告げた玄だったが、令児は「無理だ」と一刀両断し、「ナギさんを埋めるなら、俺も一緒に埋めてほしい」と懇願。玄はその言葉に「俺にまだ背負わせるのか?死体守って1人で生きろっていうのか?俺はただお前と!お前を……」と一度は感情をあらわにするも、覚悟した表情で「死ねよ。望み通り今からぶっ殺してやる」と言い、思い切り令児の首を絞めた。
玄「お前が好きだ。令児」
しかし、すぐに手を離し「できねぇ…」と崩れ落ちる。苦しむ令児に、玄は「お前が好きだ。令児」と自身の本当の気持ちを初めて告白するのだった。その後、ナギと令児を山奥に残してきた玄は2人のために救急車を呼び、自首をしに警察署へ。しかし小学5年生の時に殺人を犯したという話は刑事に信じてもらえず、笑い飛ばされてしまうのだった。
玄の“2つの告白”に衝撃止まらず
ナギは町を離れ、それからしばらくしてアイドルグループとしてメジャーデビュー。その頃、令児は高校を辞めコンビニで働き始めていた。玄は家業である峰岸建設の車でそのコンビニにやってくるが、令児と目が合うとすぐに逸らす。令児のモノローグでは「玄は、多分相変わらずだ。そして俺は今も、この町にいる」と2人の環境に大きな変化がないことが語られた。最終話で初めて明かされた令児の父親に関する真実、玄が令児に執着し続けていた理由と本心に、視聴者は「言葉が出ない…」「玄くん…」と絶句。登場人物の中でも一際大きなものを抱えていた玄には「小5からそんな重いものを背負わされていたなんて」「これ以上玄を苦しめないでくれ…」「どうか救われてほしい」などの声も上がっていた。(modelpress編集部)
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