仲野太賀、テレ朝ドラマ初主演で30分間ノンストップ群像劇 脚本・金子茂樹と再タッグ<ジャパニーズスタイル>
2022.08.29 05:00
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俳優の仲野太賀が、10月スタートのテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『ジャパニーズスタイル』(毎週土曜よる11時30分~)で主演を務めることが決定した。
仲野太賀、テレ朝ドラマ初主演で30分間ノンストップ群像劇
今回、同局初となる“本格シットコム※”が始動。本作の舞台となるのはさびれた温泉旅館『虹の屋』の玄関とロビー、従業員室・大浴場の入口とエレベーターのみ。その限られた空間で、30分間ノンストップの群像劇が繰り広げられていく。もちろん、撮影自体もほぼ本番一発の長回し。そんな演じる側にとってもチャレンジングな試みに今、飛ぶ鳥を落とす勢いの演技派俳優・仲野が果敢に挑戦。テレビ朝日のドラマで初主演を飾り、新境地を開拓する。
※シットコムとは…シチュエーションコメディの略で、限られた場面設定、登場人物で繰り広げられる連続ドラマのこと。
仲野太賀が意気込み「自由に思うがままにぶつかっていきます」
第45回日本アカデミー賞(優秀助演男優賞)、第76回毎日映画コンクール(男優助演賞)、第64回ブルーリボン賞(助演男優賞)、2022年エランドール賞(新人賞)など、数ある受賞歴を誇り、映画『今日から俺は!!劇場版』(2020年)、『すばらしき世界』(2020年)ほか、コメディからシリアスまでこなす仲野。彼は「珍しいコンセプトで、チャレンジングなドラマになると思うので、初めてお話をいただいた時はとてもワクワクしました」と本作への意気込みを語る。「今まで経験したことがないことにチャレンジするということに、とても興味が湧いています。ほぼ本番一発勝負なので、まずは、セリフを覚えられるか不安です(笑)。ちゃんとセリフを自分の中に入れて、自由に思うがままにぶつかっていきたいです」と気合いが入る仲野の熱演に注目だ。
仲野太賀「コントが始まる」脚本・金子茂樹と再タッグ
そして脚本、監督には、今をときめく2人の俊英たちが参戦。脚本は『俺の話は長い』(2019年/日本テレビ)、『コントが始まる』(2021年/日本テレビ)で知られるヒットメーカー・金子茂樹。彼のテレビ朝日での初オリジナル脚本作となる。また、監督は『にじいろカルテ』(2021年/テレビ朝日)や『和田家の男たち』(2021年/テレビ朝日)を手掛けた実力派・深川栄洋。「みんなで力を合わせて頑張りたいです」(仲野)と、すでに3人が同じ方向に向いている、チームワークの良さも感じられる。
仲野太賀×個性的すぎる豪華俳優陣が競演
物語は、温泉旅館『虹の屋』の三代目である父親に反発し家を飛び出したものの、うだつの上がらない毎日を送っていた柿丘哲郎(仲野)が10年ぶりの帰宅を果たすところから始まる。そんな彼を待ち構えていたのは、ひとクセもふたクセもある猛者たち。彼らに翻弄されながらも、哲郎もまた持ち前のクズっぷりを見せて、ドタバタ劇はより加速していく。主演・仲野に加え、映画やドラマに引っ張りだこの個性豊かな演技巧者たちの出演も決定している。(modelpress編集部)
柿丘哲郎(かきおか・てつろう)(30)/仲野太賀
父親に反発し、『虹の屋』の跡継ぎを拒否して家出同然に東京へ。旅館業の古いイメージとは真逆のソムリエ、バリスタ、アルピニストと横文字の職業に憧れるもことごとく挫折。最近までキャバクラの送迎ドライバーをしていたが、父親が入院したことを聞きつけ10年ぶりに実家に逃げ帰る。人生を甘く見ているのですぐに壁にぶち当たるが、困ったら他人のせいにしたり泣いて自分を憐れんだりして問題をうやむやにするのが得意。高校時代の偏差値は51でバレー部の補欠。仲野太賀(柿丘哲郎役)コメント
珍しいコンセプトで、チャレンジングなドラマになると思うので、初めてお話をいただいた時はとてもワクワクしました。おそらく僕だけではなく、キャスト、スタッフのみなさんも初めての経験が多くなると思うので、みんなで力を合わせて頑張りたいです。“シットコム”は、これまでにもアメリカの作品などを観て楽しんできましたが、今回は外国の作品の言い回しや雰囲気を真似るのではなく、自分たちが作り出せるもので勝負し、土曜日の夜に気楽に観れるドラマになるといいなと思っています。本作は、舞台とも違いますし、通常のドラマ撮影とも違うものになると思います。今まで経験したことがないことにチャレンジするということに、とても興味が湧いています。
舞台だと稽古期間があり時間をかけてセリフを入れていくのですが、今回はそういう時間もなく、毎話、ほぼ本番一発勝負なので、まずは、セリフを覚えられるか不安です(笑)。ちゃんとセリフを自分の中に入れて、自由に思うがままにぶつかっていきたいです。
以前、金子茂樹さん脚本のドラマ(『コントが始まる』)に出演させていただいたこともあり、きっと今回も素敵なお話を書いてくださるのだろうなと楽しみです。実際に、台本を読ませていただきましたが、とても面白くて、これを余すところなく、自分の身体を通して表現できたらいいなと思っています。
ノンストップ撮影という緊張感と臨場感…怖いもの観たさと言いますか、そういう気持ちで観てもらえたらいいなと思いますが…普段のドラマを観る感覚とはまた違う感じで、「コイツ、こんなところで失敗してる!」とか、そういう部分もニヤニヤしながら楽しんでもらえたら嬉しいですね。
金子茂樹(脚本)コメント
今回、“シットコムドラマ”に初挑戦させていただきます。脚本に関して、温泉旅館のロビーという限定された空間の中で話を展開させないといけないので、会話の緩急や人の出入りなど飽きさせない為のアクセントやリズムには通常のドラマ以上に気を遣っているかもしれません。他にも大変なことをあげたらキリがないのですが、これを演じる役者さんの大変さに比べたら屁でもありませんので、一日でも一時間でも早く台本をお渡しできるよう必死に書いております。主演の仲野太賀さんに対しては、愛くるしい室内犬と凶暴な野良犬の両面があって、どっちの針も振り切れているようなイメージを持っています。それでいてシリアスな中に笑いが含んでいたり、コメディの中に悲哀が混ざっているような表現も抜群に上手いので、以前、ドラマでご一緒した時も「台本を超えられたなぁ」と思うことが度々ありました。今回も楽しみでしかありません。
脚本家になった頃から「いつかこういうことができたらなぁ」と思っていたことをやらせて貰える機会に恵まれ、しかも(まだ言えませんが)素晴らしい役者さんたちにもお集まりいただき、喜びと焦りを交互に噛みしめながら日々台本と向き合っております。日本のどこかにいる中学2年生とか高校1年生ぐらいの子がたまたま見て「テレビっておもしれぇな」って思ってくれたら最高ですね。
竹園元(テレビ朝日プロデューサー)コメント
待望の金子茂樹さん脚本・オリジナル新作!主演は、圧倒的な演技力で飛ぶ鳥を落とす勢いの当代きっての若手実力派俳優・仲野太賀さん!ドラマファンにとって絶対見逃せないドラマがいよいよ誕生します。しかも、監督は「生ドラマに挑戦したかった」という深川栄洋監督。ライブ感満載のシットコム(シチュエーションコメディ)に挑戦するのは、もはや運命だったのかもしれません。曲者だらけの愛すべきキャラクターが巻き起こすドラマ『ジャパニーズスタイル』は、今だからこそ「テレビの面白さ」を追求し、さらに「テレビの枠」を飛び出してしまおうというチャレンジ企画です。「懐かしくも新しい」「何が飛び出てくるかわからない」…全世代の方々に楽しんでいただける<ドラマ>に、是非ご期待ください!
「ジャパニーズスタイル」第1話あらすじ
主人公・柿丘哲郎は実家の旅館『虹の屋』の窮地を救うため10年ぶりの帰宅を果たすが、変わり果てた旅館の姿に絶句する。100年の伝統を誇る老舗旅館の品格やサービスは完全に消え失せ、一筋縄ではいかない従業員が居座る曲者の吹き溜まりと化していた。口が悪い流しのフラメンコダンサー、温泉嫌いで潔癖症の支配人、息子と占いに人生を捧げるシングルマザーの仲居、その母親と一輪車を愛する少年のような従業員、UNO依存症の料理長、省エネ仕事で40年も旅館にしがみつく古株……。そんな強敵が待ち構えているとも知らずに旅館にやってくる哲郎は「お引き取り下さい」と家に上げて貰えない事態に。
あの手この手を使って家に上がろうとするも、鉄壁の守備に跳ね返され玄関で泣き崩れる哲郎、そこに現れる謎の大男……。果たして家に上げて貰えるのか?従業員たちに受け入れられる日はやってくるのか?さびれた旅館のロビーにカオスな嵐が吹き荒れる!
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