古川優香、兄弟の絆に涙「一歩踏み出す勇気をもらった」 YouTuberを始めたキッカケも明かす＜ディズニー＆ピクサー『2分の1の魔法』＞

家族の絆を描く『2分の1の魔法』

「トイ・ストーリー」や「モンスターズ・インク」、「リメンバー・ミー」など、様々なかたちの“絆”の物語で世界中に感動を届けてきたピクサー。8月21日（金）公開の最新作『2分の1の魔法』は、内気な少年イアンと好奇心旺盛な兄バーリーが、たった一目だけでも“天国のお父さんに会いたい”という共通の願いを叶えるため冒険へと出るファンタジー・アドベンチャー。物語の最後にはピクサー史上最も衝撃的で感動の結末が待ち受けている。

吉川優香「まさか泣くとは…」

― 今回ディズニー＆ピクサー映画『2分の1の魔法』をご覧になっていただきましたが、いかがでしたか？

古川：ポスターや予告の印象だと魔法の世界を舞台にした冒険ファンタジー映画の印象が強かったんです。でも便利な科学が進歩して魔法がなくなっている世界観は身近に感じられる部分もあって。物語の最後は衝撃的で、予想に反して泣いちゃいました。まさか泣くとは思いませんでした。

― そうだったんですね。普段からディズニー＆ピクサー映画はご覧になりますか？

古川：「トイ・ストーリー」シリーズがすごく好きです。ピクサーの映画はお話ももちろん素敵なんですけど、キャラクターとか世界観が可愛くて。「トイ・ストーリー」はおもちゃの世界だから、『2分の1の魔法』も魔法の世界なのかなと思ったらスマホが出てきて、意外と現代っぽくて身近に感じられました。

― 確かに現代っぽいシーンもたくさんありましたね。

古川：そうですよね。だから私たちの周りにも実は魔法があるんじゃないのかと思わせてくれるような物語でした。小さい頃から「魔法があればな」ってずっと思っていたんです。本気を出したら使えるんじゃないかって思っちゃうタイプで（笑）。

― 魔法があればなと思うことはありますよね。家族の絆や一歩踏み出す勇気など様々なテーマが盛り込まれていた『2分の1の魔法』ですが、特に古川さんの心に残った部分はどこでしたか？

古川：家族の絆もそうなんですけど、イアンが勇気を出して一歩踏み出すシーンもグッときました。好奇心旺盛な兄のバーリーに反して、弟のイアンは消極的で引っ込み思案なんです。でも一歩踏み出したことでイアンの世界が一変して。私もYouTubeを始めて世界が変わったし、一歩踏み出すことで今の世界を大きく変えることができるんだと改めて感じました。

イアンとバーリーの兄弟愛に感動

― 古川さんも妹さんと弟さんがいらっしゃいますが、イアン＆バーリー兄弟の絆にグッとくるシーンもありましたか？

古川：ありました！イアンと兄バーリーの関係が本当に素敵で。冒頭ではイアンの大切な服をバーリーが破っちゃったりするんです。だから最初はすごく鬱陶しいお兄ちゃんだなって感じだったんですけど（笑）。

― イアンもうんざりしている様子でしたね。

古川：そうなんです。でも物語が進んでいくと、どうしてバーリーはあんなに明るく振る舞っているのかも徐々に分かってきて。お菓子を魔法で大きくして船にするシーンがあるんですけど、それに乗っている時にバーリーが過去の話をするんです。少し暗い顔をしちゃうんですけど、すぐに切り替えて明るく振る舞った時は「やっぱりお兄ちゃんなんだなぁ」って感動しました。空気が読めないように見えて実はイアンのことをしっかり見守っていて、物語が進んでいくごとにどんどんバーリーが好きになっちゃいました。

― 確かに物語が進んでいくと登場人物の印象はどんどん変わっていきますね。

古川：イアンとバーリーのお母さんもすごかったですよね。2人の息子を女手一つで育ててきたから、すごくパワフルだったし、行動力がものすごかったです。きっとバーリーはお母さんに似たんだろうなって思いました。

― 古川さんはイアンかバーリーかで言うと、バーリー似ですか？

古川：バーリーの好奇心旺盛で楽観的な部分は似ているかもしれないです。でも物語後半で“やっぱりお兄ちゃんなんだな”って部分が出てくると、似てないかも（笑）。お姉ちゃんとして見習わないとなって思いました。

古川優香が全部さらけ出せる相手とは？

― 古川さんもバーリーのように、妹さんや弟さんに弱みを見せないようにしていますか？

古川：妹の前だとすぐ泣いちゃうんです（笑）。お母さんや友達の前ではめったに泣かないんですけど、妹はなんでも話せるから逆にすぐ泣いちゃいます。私にとって特別な存在ですね。

― 家族だからこそ弱みを見せられる？

古川：そうかもしれないです。妹は自分の弱い部分とか汚い部分を全部さらけ出せます。信頼している友達だとしても見せる必要がない部分ってあると思うんです。そういう部分も妹には出しちゃいますね。妹だからこそ言えるのかなと思います。

― 妹さんと仲が良いんですね。

古川：毎日ように連絡もとっています。東京に来た時は一緒に遊んだり、私の家に泊まっていったりもして。特に私が上京してから仲良くなりましたね。一人暮らしを始めて5年くらい経つんですけど、改めて家族って素敵だなって思います。離れてみないとわからない大切さというか。一人暮らしすると家族の有り難みがすごくわかるし、一緒に住んでいたら今ほど妹と仲良くなってなかったと思います。

― イアンとバーリーの関係性に通じる部分もありそうですね。

古川：妹は肝が座っていて根性はあるけど冷静なので、その部分はイアンに似てるかもしれないですね。妹は私より大人で、私があーだこーだ言うのに付き合ってくれるんです。妹は私の事をバーリーみたいに鬱陶しく感じてるのかもしれないですけど（笑）。

古川優香が魔法を使ってもう一度だけ会いたい人は？

― 現在YouTuberとして活躍されている古川さんですが、YouTubeを始める際にイアンを冒険に誘ったバーリーのような存在はいましたか？

古川：一緒に活動しているほりえりく君が「YouTubeやろうよ」って声をかけてくれたんです。その時はそれほどYouTubeも流行っていなくて、私は「なにそれ？」って感じだったんですけど。一人じゃ絶対に“YouTubeをやろう”とは思わなかっただろうし、バーリーがイアンにしたように私の背中を押してくれる人がいたから今の私がいるのかなと思います。

― そうだったんですね。

古川：イアンとバーリーは兄弟だけど、勇気をくれたり、背中を押してくれたり、アドバイスをくれる関係って友達でも多いような気がします。2歳年上でお姉ちゃんみたいな友達がいるんですけど、冷静な判断ができる人で私の無茶をイアンのように止めてくれるんです。だから兄弟姉妹がいない方もきっと共感できるはずです。

― イアンやバーリーのような兄弟という存在が近くにいなくても、『2分の1の魔法』が一歩踏み出す勇気をくれそうですね。

古川：それはすごく思いました。私は人には「やっちゃえ！」って言うんですけど、自分のことになるとビビリな部分があって。何か小さなことでも、「やってみよう！」というきっかけになってくれる映画だと感じました。

― ちなみに古川さんは使ってみたい魔法はありますか？

古川：『2分の1の魔法』にも出てきた今はもう居ない人に会える魔法は素敵ですよね。1日しか会えないとしても、心残りや言いたいことがあるなら、会いたい人に会える魔法がいいです。

― 古川さんが今会いたい人は？

古川：ほとんど記憶には無いんですけど、亡くなったおじいちゃんに会ってみたいです。離れて暮らしていたから、どんな人なのかもあまり記憶になくて。特に何かをしたいわけではないんですけど、どんなおじいちゃんだったのか知りたいです。

古川優香「一歩踏み出す勇気をもらった」

― 最後に、『2分の1の魔法』をどのような方におすすめしたいか教えて下さい。

古川：私みたいに上京して一人で暮らしていたり、家族と離れ離れで暮らしている人はきっと感動すると思います。映画を観終わった後に、私も実家に帰って家族に会おうって思いました。反抗期の子にも見て欲しいですね（笑）。家族って大事って思えるはずだから。あとは進路に迷っていたり、自分のやりたいことを諦めかけている人にも観てほしいです。今しか挑戦できるチャンスがないこってありますよね。この映画を観たら、失敗を恐れずに一歩踏み出す勇気をもらえると思います。誰か誘ってもう一度観に行きたいです！本当は妹を誘いたいんですけど、ちょっと恥ずかしいですね（笑）。家族の絆だけじゃない色んなメッセージが込められているので、友達を誘ってみようと思います。

― ありがとうございました。

古川が「兄弟姉妹がいない方もきっと共感できるはず」と語るように、“もしも”の世界を舞台に家族の絆や一歩踏み出す勇気をくれる『2分の1の魔法』。物語の最後でイアンが下す意外な決断は、きっと多くの人の心に優しい感動を与えるだろう。（modelpress編集部）［PR］提供元：ウォルト・ディズニー・ジャパン

古川優香（ふるかわ・ゆうか）プロフィール

身長：153cm
出身：大阪府
生年月日：1997.1.15
血液型：AB
趣味：旅行、メイク
特技：変顔、合気道（受け身のみ）

アパレル店員として勤務中、スカウトを受けた事をきっかけに、青文字系の雑誌やWebを中心に読者モデルとして活躍。高校卒業後に上京し2017年、ほりえりく、Yapp!（やっぴ）とともに、「さんこいち」というユニットでYouTubeチャンネルをスタートする。登録者数は148万人（2020年8月現在）。

『2分の1の魔法』あらすじ

妖精たちが暮らす不思議な世界。美しい大自然を背景に、ユニコーンのような角を持つ美しい白馬のペガサスが空を飛び、色とりどりの尾びれを持つマーメイドたちは自由を謳歌し、神秘的な魔法が満ち溢れている…がそれは、はるか昔の話。科学や技術が進化するにつれ、小人や妖精たちも便利な世界に慣れ、この世から魔法は消えてしまった。いまや空を飛ぶのはジャンボジェット機。美しい白馬のペガサスは“野良ペガサス”となり、街の地べたでゴミを漁る迷惑な存在に。

そんな“魔法が消えかけた世界”に暮らす少年イアンは、自分に自信が持てず、何をやってもうまくいかないことばかり。彼の叶わぬ願いは、生まれる前に亡くなった父に会うこと。16歳の誕生日プレゼントに、父が母に託した魔法の杖を贈られたイアンだったが、魔法に失敗して父を“半分”だけの姿で復活させてしまう。魔法オタクで陽気な兄バーリーとともに、イアンは父を完全によみがえらせるための旅に出るが、彼らに残された時間はあと24時間しかなかった…。

かつては魔法があふれていたが、技術が進歩し魔法が消えかけてしまったら？ピクサーの描くワクワクの世界が登場！兄弟の冒険にハラハラドキドキ、きっと二人を応援したくなるはず。兄弟に訪れる意外な結末に感動…！