「トイ・ストーリー」特別作品が日本初上陸、アートワークが約500点!ピクサー30年の歩み
2016.03.09 17:13
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「トイ・ストーリー」や「ファインディング・ニモ」など、世界中を熱狂させる作品を世界に送り続けるアニメーション・スタジオ「ピクサー」の設立30年の歴史を振り返る世界巡回展覧会が日本上陸。3月5日(土)から5月29日(日)まで東京都現代美術館にて「スタジオ設立30周年記念ピクサー展」を開催している。
ピクサースタジオ設立30年を振り返る
1986年、アメリカのカリフォルニアで、ジョン・ラセター、エド・キャットムル、スティーブ・ジョブズらが奇跡のような運命で共に集い設立されたピクサーは、2016年にスタジオ設立30周年を迎えた。スタジオ設立30周年という記念すべき年に新たな作品群を加え、日本に上陸。世界初のフルCGアニメーション映画『トイ・ストーリー』(1996年日本公開)から最新作『アーロと少年』まで、映画制作の源となったアートワーク約500点を一挙公開。
ピクサーがアニメーション制作で最も大事にしている「ストーリー」「キャラクター」そして「世界観」を、多才なアーティストたちが様々な技法を使って表現している様を感じ取ることができる。
展覧会のために特別に開発された作品
この世界巡回展覧会のために特別に開発された2つのインスタレーションが登場。1つは、円盤の上に配置されたキャラクターの立体フィギュアを暗闇の中で高速回転させ、それらをストロボライトで照らすことでキャラクターたちがあたかも生きて動いているように見せる装置「トイ・ストーリー ゾートロープ」。もう1つは、平面に描かれたアートワークをデジタル技術を用いて3D動画に変換し、幅10メートルを超える大型スクリーンに投影する「アートスケープ」。見た人を、まるでピクサーの世界に紛れ込んだような臨場感あふれる空間へと誘う。
展示の7つのポイント
会場では、「トイ・ストーリー ゾートロープ」、「アートスケープ」のほかに、ピクサー誕生から現在まで30年の歴史をたどる「イントロダクション」、『トイ・ストーリー』に関する特別展示「『トイ・ストーリー』三部作」、制作プロセスを資料映像と共に紹介する「ピクサー映画ができるまで」、アートワークと共に映画作品を上映する「ショートフィルム」、長編映画のアートワークを公開する「長編映画のマスターピース」の7つのポイントに分かれている。さらに、『モンスターズ・インク』のマイクとサリーと一緒に写真が撮れるフォトスポットがある。
特設ショップも併設
会場内には、特設ショップを併設。Tシャツやポーチ、文房具のほかにも、好きなイニシャルチャームとロゴを選び、その場でプリントされるトートバッグなど、様々な会場限定のオリジナルグッズを販売している。
多種多様なアートワークの数々を紹介している「スタジオ設立30周年記念ピクサー展」
日本やアメリカだけでなく、世界中で上映され多くのファンに愛され続けているピクサー作品。それはコンピュータ・アニメーションという優れた技術だけによるものではなく、独創的なストーリーや魅力的なキャラクターの存在があるから。ピクサーには技術スタッフと同じくらい多くのアーティストやデザイナーたちが在籍しており、ストーリーや映画のビジュアルなどを考える企画の構想段階で、手描きのドローイングやパステル画、彫刻などを多数生み出している。同展覧会では、そうした創作活動にスポットライトを当て、ピクサーに所属するアーティストたちが創り出したドローイング、カラースクリプト、マケット(キャラクター模型)など多種多様なアートワークの数々を紹介している。(modelpress編集部)
「スタジオ設立30周年記念ピクサー展」概要
会期:3月5日(土)~5月29日(日)休館日:月曜日及び3月22日(火)ただし、3月21日(月・祝)、5月2日(月)、5月23日(月)は開館
会場:東京都現代美術館
※会場限定グッズは、数に限りがあります。売り切れ・品切れの際はご了承ください。
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