ディズニーの著名アニメーターが語る秘話 日本との繋がりも<「D23」現地レポ最終日>
2015.08.17 08:48
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米アナハイムのコンベンションセンターにて、ディズニーファンのための公式イベント「D23 Expo 2015」が8月14日(現地時間)開幕。今回、モデルプレスでは、ウォルト・ディズニー・ジャパンから招待された、唯一のWebメディアとして現地取材を実施。最終日となる16日には、「アニメーターズギャラリー」のセッションが行われた。
ディズニーのスーパーバイジングアニメーターであるエリック・ゴールドバーグ氏が語ったこのセッションでは、彼のディズニーとの歴史を語り、最後には観客からの質問コーナーが設けられた。
その中で、「映画『アラジン』のジーニー役のロビン・ウィリアムズのキャスティングに関わっていたのか?」と尋ねられると、まずエリックは「キャラクターを描くときに自分の好きな俳優を考えて作り上げる」と答えた。続けて「ロビンのコメディの動きをアニメーションでどうやって表現することができるか、生かせるかを考えた」と、ロビンをモデルにジーニーを描いたことを明かした。
そして、「ロビンが声優を担当することは決まってはいなかったが、試作したアニメーションを見せたところ、ロビンは自身のユーモアを表現できると確信し、ジーニー役を引き受けた」と、映画のキャスティングに纏わる裏話を披露した。
ほかにも、日本のアニメーションを勉強しているという少年から「日本のマンガは、ディズニーの影響を受けていると感じているがどう思うか?」と聞かれると、エリックは「僕は、日本のアニメーターの中で手塚治虫が好きだ」と言い、「彼の作品のキャラクターの目がキラキラしているのは、彼がディズニー作品の『バンビ』が好きだからなんだ。彼の自伝に実際に書いていたし、(ディズニーの)影響を受けていると思うよ」と日本のマンガとディズニー作品が影響を与え合っていることを語った。
ディズニーの著名なアニメーターの1人であるエリックは、映画「アラジン」「ポカホンタス」「ヘラクレス」「ファンタジア2000」など多くの作品で、アニメーターや監督として成功。上海にできるディズニーランドには彼のアートワークが飾られることが決定している。
初日となる14日には、ディズニー社が大きな功績を残した人を選出する「ディズニー・レジェンド」の表彰式を開催したほか、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオの最新ラインナップを発表。15日には実写映画に関するプレゼンテーションや「トイ・ストーリー」の公開20年を記念したセッションを実施。このほかにも、特別展示やこのイベントでしか手に入らないスペシャルグッズが販売される。
なお、11月には6日~8日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2015」を開催。アニメーションから実写まで最新映画情報を紹介するほか、米アナハイムの本家でも公開される展示物が、一部お披露目される。さらに、スペシャルプログラムとして、ここだけのプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーも実施予定。(modelpress編集部)
実施期間:8月14日~16日(現地時間)
その中で、「映画『アラジン』のジーニー役のロビン・ウィリアムズのキャスティングに関わっていたのか?」と尋ねられると、まずエリックは「キャラクターを描くときに自分の好きな俳優を考えて作り上げる」と答えた。続けて「ロビンのコメディの動きをアニメーションでどうやって表現することができるか、生かせるかを考えた」と、ロビンをモデルにジーニーを描いたことを明かした。
そして、「ロビンが声優を担当することは決まってはいなかったが、試作したアニメーションを見せたところ、ロビンは自身のユーモアを表現できると確信し、ジーニー役を引き受けた」と、映画のキャスティングに纏わる裏話を披露した。
ほかにも、日本のアニメーションを勉強しているという少年から「日本のマンガは、ディズニーの影響を受けていると感じているがどう思うか?」と聞かれると、エリックは「僕は、日本のアニメーターの中で手塚治虫が好きだ」と言い、「彼の作品のキャラクターの目がキラキラしているのは、彼がディズニー作品の『バンビ』が好きだからなんだ。彼の自伝に実際に書いていたし、(ディズニーの)影響を受けていると思うよ」と日本のマンガとディズニー作品が影響を与え合っていることを語った。
ディズニーの著名なアニメーターの1人であるエリックは、映画「アラジン」「ポカホンタス」「ヘラクレス」「ファンタジア2000」など多くの作品で、アニメーターや監督として成功。上海にできるディズニーランドには彼のアートワークが飾られることが決定している。
本家「D23」注目ポイント 今年は日本でも開催
2009年に初開催された同イベントは2年に1度実施されており、ファンにとっては貴重なイベントとして、各国から注目を集めている。今回は、7500席のキャパシティを誇る「Hall D23」を新設し、そこをメインホールとして、「Stage 28」「Stage 23」と呼ばれる全3つの会場でそれぞれ異なる内容のプレゼンテーションが行われる。初日となる14日には、ディズニー社が大きな功績を残した人を選出する「ディズニー・レジェンド」の表彰式を開催したほか、ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、ピクサー・アニメーション・スタジオの最新ラインナップを発表。15日には実写映画に関するプレゼンテーションや「トイ・ストーリー」の公開20年を記念したセッションを実施。このほかにも、特別展示やこのイベントでしか手に入らないスペシャルグッズが販売される。
なお、11月には6日~8日の3日間、東京ディズニーリゾート内にて「D23 Expo Japan 2015」を開催。アニメーションから実写まで最新映画情報を紹介するほか、米アナハイムの本家でも公開される展示物が、一部お披露目される。さらに、スペシャルプログラムとして、ここだけのプレゼンテーションとディズニーの仲間たちによるショーも実施予定。(modelpress編集部)
「D23 Expo 2015」概要
開催場所:米アナハイム コンベンションセンター実施期間:8月14日~16日(現地時間)
【Not Sponsored 記事】