ディズニー「インサイド・ヘッド」同時上映作品、ピクサー史上最大の主人公 特別映像解禁
2015.07.31 17:00
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ディズニー/ピクサー新作アニメーション映画「インサイド・ヘッド」(7月18日公開)と同時上映されている短編作品の特別映像が、31日解禁された。
短編「南の島のラブソング」は、ハワイの美しい海を舞台に、"ひとりぼっちの火山”が何百万年にもわたって奏でる、壮大かつロマンチックなミュージカル・ラブストーリー。何百万年もにわたり噴火と浸食を繰り返し、形成された巨大な火山キャラクター“ウク”が主人公。
今回、解禁となった映像からは、彼が愛する人と一緒になれる日をずっと願いながら歌う姿と、ひとりぼっちで長い時間を過ごしていることが見て取れる。彼が歌うラブソングは、少し切なくも非常に力強く、キャッチーなハワイアン調のメロディーも印象的で、一度聴いたらつい口ずさんでしまうだろう。
彼は、何にインスピレーションを受けてこの作品を作ったのかという質問に対して「リサーチの過程で、ハワイ島沖にある海底火山の存在を知りました。これらの島は今後1万年から10万年後には海面に姿を現しはじめ、最終的にはハワイ島とつながるというのです。壮大な“時間”のスケールに驚嘆した私は、8500万年もの時をかけて1つの火山が辿る“一生”をまとめました」と答えた。
しかし、彼に影響を与えたのは火山の存在だけではなく、人間が幸せになりたいと強く願う姿でもあるという。「火山情報を集めている間に、私の妹が43歳にして結婚することになりました。結婚式で妹の幸せそうな顔を見ながら、彼女がどれだけ長い間このハレの日を待ち望んでいたことかと想いを巡らせるうち、火山の一生がまったく違うものに見えてきたのです。そしてふと『火山も人間と同じように、生涯運命の人に出会うことを夢見ていたとしたら…』と閃いたんです」とコメント。この作品は、何千万年というハワイの火山の一生と、幸せをつかむべく生きる人間の姿を重ね合わせて誕生した。
監督は当時を振り返り「ラセターは、真に壮大と呼べる世界観をCGアニメーションで描くこと、文字通り巨大な火山が主人公という点で、見たことのないスケール感を達成できるのではないかという点に期待を示してくれました」と語った。
また、2016年3月に公開が決定したピクサー長編アニメーション最新作「アーロと少年」のピーター・ソーン監督もまた、短編「晴れ ときどき くもり」の監督であり、斬新でユニークな世界観に挑戦できる短編の監督を務めることは、ピクサーのクリエイターたちの登竜門となっている。(modelpress編集部)
今回、解禁となった映像からは、彼が愛する人と一緒になれる日をずっと願いながら歌う姿と、ひとりぼっちで長い時間を過ごしていることが見て取れる。彼が歌うラブソングは、少し切なくも非常に力強く、キャッチーなハワイアン調のメロディーも印象的で、一度聴いたらつい口ずさんでしまうだろう。
短編「南の島のラブソング」で初監督を務めるジェームズ・フォード・マーフィー氏
この作品のメガホンをとったのは、本作が初監督となるジェームズ・フォード・マーフィー氏。「モンスターズ・インク」「ファインディング・ニモ」といった作品に携わり、ディズニー/ピクサー作品を支え続けてきたベテランアニメーター。彼は、何にインスピレーションを受けてこの作品を作ったのかという質問に対して「リサーチの過程で、ハワイ島沖にある海底火山の存在を知りました。これらの島は今後1万年から10万年後には海面に姿を現しはじめ、最終的にはハワイ島とつながるというのです。壮大な“時間”のスケールに驚嘆した私は、8500万年もの時をかけて1つの火山が辿る“一生”をまとめました」と答えた。
しかし、彼に影響を与えたのは火山の存在だけではなく、人間が幸せになりたいと強く願う姿でもあるという。「火山情報を集めている間に、私の妹が43歳にして結婚することになりました。結婚式で妹の幸せそうな顔を見ながら、彼女がどれだけ長い間このハレの日を待ち望んでいたことかと想いを巡らせるうち、火山の一生がまったく違うものに見えてきたのです。そしてふと『火山も人間と同じように、生涯運命の人に出会うことを夢見ていたとしたら…』と閃いたんです」とコメント。この作品は、何千万年というハワイの火山の一生と、幸せをつかむべく生きる人間の姿を重ね合わせて誕生した。
歌でストーリーを表現
また、この作品は歌でストーリーをすべて表現するという点でも異色の仕上がり。さらに、この歌はシンガーソングライターたちに習い、監督自身の手で作詞・作曲を務め、ジョン・ラセター氏への企画プレゼン時には生歌を披露。監督の熱い思いとオリジナリティはラセター氏の心をつかみ、企画は見事採用された。とりわけ、ラセター氏を唸らせたのはそのスケール感だったという。監督は当時を振り返り「ラセターは、真に壮大と呼べる世界観をCGアニメーションで描くこと、文字通り巨大な火山が主人公という点で、見たことのないスケール感を達成できるのではないかという点に期待を示してくれました」と語った。
ピクサーのクリエイターたちの登竜門
ピクサーの描く短編は、アカデミー賞短編アニメーション賞ノミネートの常連で、受賞作も多く、そのクオリティは折り紙つき。短い上映時間の中に織り込まれ、ピクサーならではの斬新な内容と笑い、感動は多くの鑑賞者の心を掴んできた。また、2016年3月に公開が決定したピクサー長編アニメーション最新作「アーロと少年」のピーター・ソーン監督もまた、短編「晴れ ときどき くもり」の監督であり、斬新でユニークな世界観に挑戦できる短編の監督を務めることは、ピクサーのクリエイターたちの登竜門となっている。(modelpress編集部)
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