「スター・ウォーズ」最新作、新ヒロインに世界が注目 話題の“新生”デイジー・リドリーの素顔に迫る
2015.05.29 10:00
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『スター・ウォーズ』シリーズの新たなる3部作の第1作目にあたる『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』(12月18日公開/J・J・エイブラムス監督)の新ヒロイン・レイ役を演じるデイジー・リドリー(23)が初来日し、モデルプレスの単独インタビューに応じた。オーディションを経て今作のヒロインを勝ち取ったイギリス出身の新人女優。2013年、長寿TVシリーズ『Casualty』(86~)『法医学捜査班 Silent Witness』(13~14)でデビューし、その後はTVシリーズや短編映画に出演、2014年にインディーズのホラー映画『Scrawl(原題)』で長編デビューを果たす。そして、同年『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインに選ばれた。キャリア1年余りの新人女優が大作のヒロインに抜擢されたとあって、彼女は今、世界中から注目を集めている。
大抜擢にプレッシャーも―信じる力が生んだ“今”
今回のキャスティングは、「とにかく信じられない。世界中の人が注目しているってことは、よく分かっているわ」と本人にとってもサプライズ。キャリアは浅いが、女優としてステップアップするためには「ちょうどいい時期だったと思っているの」と明かし、「ヒロインに選ばれて、自分でプレッシャーをかけているようなところもあったけど、みんなが本当に優しくて、『大丈夫』と信じ込ませてくれたので、自分も信じることができたのよ」と重圧をはねのけ、今作に挑んだようだ。「頑張ってきたから大丈夫」――“信じること”は彼女にとって、重要なキーワードなのだろう。来日の際に訪れた京都のお寺でも「完全な人はいない」という教えに感銘を受けたといい、「だから、とにかくKeep trying。本当にその通りだと思います。今の世の中は、男女平等だしエキサイティングなことができる。“ゾクゾク”。一生懸命やっていれば、いつか幸運が巡ってくると思うわ」と、無邪気に笑った。
「夢を叶える秘訣」は…?
「頑張ること」で、今の場所にたどり着いた。それを理解している彼女に「夢を叶える秘訣」を問うと、こうメッセージを送る。「いい人にはいいことだけ起きるっていうのは本当じゃなくて、悪いことも起きるし、もちろん悪い人にも悪いことが起きるものだと思うんです。でも、自分は一生懸命頑張ってきたと思うし、とにかく今の状況に感謝をしている。もっとみんながお互いのことを感謝し合うとか、悪いことがあったとしても、いつか幸運が巡ってきたときに、それがあったからこういう結果になったと思えばいい。だから、一生懸命やって、人に優しくしていることが大事だと思うわ」。
今作でのヒロインのキャスティングは、「強い女性で非常に身体能力があり、自信に満ちて、しかも美人である」ことが条件だった。生まれ持った美貌は才能かもしれないが、水泳、自転車、スケートを得意とし、ダンス、バレエ、タップダンス、歌までこなす多才ぶりは、きっと努力の明かしだ。「頑張った」結果、「幸運が巡ってきた」。世間では、彼女を“シンデレラガール”と呼ぶ声も聞こえてくるけれど、実際対面してみると何かしっくりこない。それは、彼女が“そのとき”を待っていたのではなく、自ら扉を開いた張本人であるように感じたからだ。
親日家のデイジー、初来日で等身大の素顔も覗かせる
今回、初来日となったデイジーは「日本がすっごく大好きなの!」と目を見開き興奮するほどの親日家。「原宿、漫画、京都、日本食…とにかく日本は最高の場所」と声を大にし、「原宿は特に印象的だったわ。若い女の子たちのファッションがとってもファンキーでイケてると思ったの。日本の方は本当に良くしてくれて、フレンドリー!」と、満喫したよう。さらに「ショッピングをもっとしたい」と目を輝かせ、「ファッションは大好きなの。ガーリーなものが着たいときもあるし、セクシーなものが着たいときもある。そのときの気持ちに合ったファッションを着ると、気分がいい」と等身大の素顔をチラリ。大作のヒロインを務めるとあっても23歳、「これから色んなファッションが着れるのかと、今はワクワクよ」とキラキラと輝く未来に胸を弾ませていた。
これまで女性キャラクターがあまり登場してこなかった『スター・ウォーズ』シリーズだが、7作目となる今作では方針を変え、デイジー演じるレイがヒロインとして登場。いまだに全貌はベールに包まれているが、ハリソン・フォードら旧キャストの出演など、徐々に情報が明らかとなってきた。「フォースと共にあらんことを」(デイジー)――『スター・ウォーズ』ファンを裏切らない世界観の中で、彼女は新たな風を巻き起こしていく。(modelpress編集部)
デイジー・リドリー(Deisy Ridley)
『スター・ウォーズ』シリーズのニューヒロインに抜擢され世界中から注目を集めるイギリス出身の新人女優。イギリス、ロンドン生まれ。イギリスで86年から続く、ホスピタルを舞台にした長寿TVシリーズ「Casualty」(86~)や、同じく息の長い人気を誇るTVシリーズ「法医学捜査班 Silent Witness」(13~14)、映画『ブリジット・ジョーンズの日記』(01)で知られる脚本家アンドリュー・デイヴィスの製作総指揮・企画・脚本作として話題を集め、先ごろ日本でもオンエアが始まった「セルフリッジ英国百貨店」(13~)他、人気&クオリティともに高いTVにゲスト出演。映画では『Scrawl』(15)などに出演。オーディションを経て『スター・ウォーズ/フォースの覚醒』のヒロインを勝ち取った。水泳、自転車、スケートなどを得意とし、ダンス、バレエ、タップダンス、歌もハイレベルだと言われている。
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