ディズニー、美人アニメーターに直撃 輝き続けるための努力とは「毎日がスペシャル」【米アニメーション・スタジオ潜入レポ(6)】
2014.12.16 12:00
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「アナと雪の女王」に続くディズニー最新作「ベイマックス」が、12月20日に日本にて公開される。モデルプレスでは今回、同作の制作が行われた米カリフォルニアの「ディズニー・アニメーション・スタジオ」で取材を行い、監督やクリエイターへのインタビューを通して、次々と名作が生まれるその秘密に迫った。
「アナと雪の女王」のディズニー・スタジオが次に描き出すのは“限りない優しさ”
今年、空前の大ヒットとなった「アナと雪の女王」。全世界を熱狂させたあの名作を生み出したウォルト・ディズニー・スタジオが次に手がけるのが「ベイマックス」だ。同作は早くに両親を亡くし、唯一にして最愛の存在であった兄タダシを謎の事故で亡くしてしまったひとりぼっちの少年ヒロと、心とカラダを守るために作られたケア・ロボットの“ベイマックス”が繰り広げる感動アドベンチャー。エルサとアナの姉妹愛で世界中を感動に包み込んだウォルト・ディズニー・スタジオが、この冬「ベイマックス」で限りない優しさを届ける。「ディズニー・アニメーション・スタジオ」潜入レポート第6弾となる今回は、「ベイマックス」のビジュアル・デベロップメント・アーティストを担当しているローレライ・ボーブ(34)のインタビューをお届け。
美人アニメーターが語る 夢を叶える秘訣と輝き続ける秘密
2007年、ディズニーに入社した彼女は、「プリンセスと魔法のキス」(2009年)、「くまのプーさん」(2011年)、「塔の上のラプンツェル」(2010年)、「シュガー・ラッシュ」(2010年)など数々の作品にビジュアル・デヴェロプメントとして参加。最新作「ベイマックス」では主に、コスチュームや色彩部分を担当している。スペインのバルセロナで生まれ、アンドラで育ったローレライ。親が有名画家クイム・ボーブというアーティスティックな家庭環境で感性を磨き、2007年に名門カルアーツ(カリフォルニア芸術大学)を卒業。そして、ピクサー・アニメーション・スタジオのアート・インターンとしてアニメーションの世界に入った。
ローレライが参加したインターンシップには7名が参加。その中から、彼女は見事に夢を掴みとった。「先生にトレーニングをしてもらって3ヶ月、そしてそれに合格したらさらに3ヶ月。そうやって気に入ってもらえたアニメーターだけが雇ってもらえるの。私とあと1人だけだったわ。そのときは映画をたくさん観たの。色使いの勉強をしたり、フィギュアドローイングをしたり…。それで雇ってもらえることになったわ」。
ディズニーでは、男女問わず多くのアニメーターがしのぎを削っている。その中でも活躍していくために「女性であるということは、男性とは違った感性やテイストを持ち込めるということだから、自分らしさを活かすことを大切にしている」と明かし、「自分の情熱を追い求めて、諦めずに一生懸命働くこと」が夢を叶える秘訣だと教えてくれた。
自らの努力で夢を掴みとったローレライは今、充実した毎日を送っているのだろう。美しい顔立ちだけでなく、その自信が彼女を輝かせていた。最後に少し、その美貌の秘密を聞いてみると「私にとっては、毎日がスペシャルなの。だから、一日一日を大事にして、毎日手を抜かないようにしているわ。やっぱり気持ち良くいたいでしょう?だから、自分を大切にするの。それに、ディティールにこだわる仕事をしているから、それが自分にも反映しているのかもしれないわね(笑)」と笑顔を浮かべた。(modelpress編集部)
■ディズニー最新作「ベイマックス」
<ストーリー>
ひとりぼっちの天才少年ヒロは、亡き兄が人々の心と体を守るために作ったケア・ロボットのベイマックスと共に、危険を冒して兄の死の真相を探る。人を傷つけることを禁じられたベイマックスは、大切なヒロを守り切れるのか?
■ローレライ・ボーブ(Lorelay Bove) プロフィール
1982年8月31日生まれ。2007年に、ディズニー入社。コメディ映画「シュガー・ラッシュ」で、ビジュアル・デヴェロプメント・アーティストおよびシュガー・ラッシュの世界のリード・デザイナーを務めている。このほか、「プリンセスと魔法のキス」(2009年)、「くまのプーさん」(2011年)、「塔の上のラプンツェル」(2010年)などに参加。さらに、ディズニーのアニメーション映画でビジュアル・デヴェロプメントの仕事をするだけでなく、書籍リトルゴールデンブックシリーズの数本にイラストレーションを提供するなど活躍している。
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