ディズニーランド、ファンタジーランドの再開発決定 シーには新テーマポート<詳細発表>
2014.10.31 01:00
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オリエンタルランドは10月30日、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーの今後の開発構想を発表した。
オリエンタルランド、開発構想を発表
同社では、今後10年間(2015年3月期~2024年3月期)で、テーマパーク事業に5000億円レベルの投資を実行する。東京ディズニーランドでは、「ファンタジーランドの再開発」をコンセプトに、ファンタジーランドの面積を約2倍へと拡張する大規模なエリア開発構想の具体化に向けた作業を開始。この構想では、現在のファンタジーランドの刷新に加え、拡張するエリアへの複数の大型アトラクションやレストラン、ショップ等の導入を検討している。
東京ディズニーシーでは、ロストリバーデルタの南側の拡張用エリアに、複数の大型アトラクションやレストラン、ショップ等で構成される8つ目の「新テーマポートの開発」を検討。これらの大型投資以外にも、アトラクションやエンターテイメントの新規導入やリニューアルなど、パークに新たな体験を付加するようなハードの開発、およびレストランの更なる充実や混雑感の緩和、暑さ・寒さ対策など、ゲストが快適に楽しめる環境づくりも積極的に行うほか、テーマパークを支えるバックステージにおいても、サポート機能を含めた運営基盤の更なる強化を目的とした投資を行っていく。
また、こうしたハードへの投資に加え、人財育成の強化にこれまで以上に取り組んでいくことで、ディズニー・テーマパークにとって欠かすことのできない「キャストによるホスピタリティ」を更に高めることを発表。ハード・ソフトの両面での取り組みを通じてテーマパーク価値の最大化を図り、ここだけでしか体験できない魅力に満ち溢れた、世界で唯一のテーマパークとして更なる成長を目指す。
テーマパーク事業投資額
5000億円レベルの投資の内訳は、東京ディズニーランド、東京ディズニーシー、2パーク共通で4000億レベル(うち更新改良投資:1500億円レベル)、バックステージで1000億円レベル以下を見込んでいる。■東京ディズニーランド
・「ファンタジーランドの再開発(刷新・拡張)」
・その他新規プロダクト投資
■東京ディズニーシー
・ロストリバーデルタ南側エリアにおける「新テーマポートの開発」
・その他新規プロダクト投資
■2パーク共通
・スペシャルイベントの展開
・快適な環境づくりに向けた整備
・更新改良(インフラ整備含む)等
■バックステージ
・サポート機能を含めた運営基盤の更なる強化等
両パークの大規模開発構想について
東京ディズニーランドにおける「ファンタジーランドの再開発」や、東京ディズニーシーにおける「新テーマポートの開発」を中心に、新規アトラクションの導入などテーマパーク価値の最大化に向けた投資を実行。なお、「ファンタジーランドの再開発」については、東京ディズニーランド、東京ディズニーシーにおける追加投資額としては過去最大となる予定。・東京ディズニーランド 「ファンタジーランドの再開発」
複数の大型アトラクション、商品店舗、飲食店舗等からなるファンタジーランド全体の再開発。現在のファンタジーランド全域(刷新)、およびトゥモローランドとバックステージの一部(エリア拡張)で、現在のファンタジーランドが約2倍となる規模。なお、導入時期は「2016中期経営計画」期間以降。
・東京ディズニーシー 「新テーマポートの開発」
複数の大型アトラクション、商品店舗、飲食店舗等からなる新テーマポートの開発。ロストリバーデルタの南側に隣接する拡張用エリアで、アラビアンコーストとほぼ同規模。なお、導入時期は「2016中期経営計画」期間以降。
東京ディズニーランド、東京ディズニーシーにおける快適な環境づくりに向けた整備
レストランの更なる充実や混雑感の緩和、暑さ・寒さ対策など、ゲストの皆さまが快適に楽しめる環境づくりを積極的に行う。具体例は、ショー鑑賞エリアの再整備、レストランの更なる充実、サービス施設の快適性向上、IT環境の再整備。サポート機能を含めた運営基盤の更なる強化
入園者数レベルとゲストサービスの最大化に対応すべく、テーマパークの運営基盤であるバックステージにおいて、サポート施設の拡充や、施設の移設による事業用地(テーマパーク用地含む)の創出を進める。具体例は、ロジスティクスセンター、セントラルキッチンの近隣所有地への移設および拡充、事務部門の一部機能を近隣所有地へ移転。(modelpress編集部)
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