映画「マレフィセント」日本語吹替版主題歌「ONCE UPON A DREAM~いつか夢で~」を歌う大竹しのぶ

「アナ雪」松たか子に続く、ディズニー映画の“歌姫”発表「なんで私が?」

2014.06.11 06:00

映画「アナと雪の女王」の「Let it go」で世界的ムーブメントを沸き起こしたディズニーが次に仕掛けるのは、アンジェリーナ・ジョリー主演で全米No.1ヒットを叩き出す映画「マレフィセント」の日本語吹替版主題歌「ONCE UPON A DREAM~いつか夢で~」。ミュージッククリップ公開後、ネット上で話題を呼んでいた“歌声の主”が11日、明らかとなった。

  
味わい深い歌声で本作の世界観を彩るのは、女優の大竹しのぶ。映画で描かれるマレフィセントとアンジェリーナ・ジョリー自身の母性愛に通じる大きな愛を持った女性として白羽の矢が立ち、泉谷しげるのアルバム「昭和の歌よ、ありがとう」参加以来、約1年ぶりに歌手活動を行うことになった。

映画主題歌は初とあって「え、なんで私が?どうしちゃんだろう!とビックリしました」と戸惑いつつも、「ディズニー映画の主題歌を歌えるなんて思ってもいなかったですし、日本全国だけでなく世界中の方が観るディズニー映画に少しでも参加できるというだけで、もう『本当にやりたい、やりたい、やりたい』と思い、お引き受けしました」と大役を快諾した大竹。「アナ雪」では女優の松たか子が歌う「Let It Go」が世界的な話題となっただけに、大竹もその唯一無二の美声を世界へ向けて響かせる。

世界で唯一、新訳歌詞が作られる

ウォルト・ディズニー創立90周年記念作品「マレフィセント」は、ディズニー・クラッシック・アニメーションの金字塔「眠れる森の美女」(1959)を、悪役・マレフィセントの視点から新たに描いた“究極の愛”の物語。オーロラ姫に“永遠の眠り”の呪いをかけた邪悪な妖精・マレフィセントの真実の姿とは―。「アバター」「アリス・イン・ワンダーランド」のプロダクション・デザインで2度のアカデミー賞に輝くロバート・ストロンバーグが今作で監督デビューを飾る。


主題歌「ONCE UPON A DREAM」は「眠れる森の美女」と「マレフィセント」共通の曲で、アメリカではラナ・デル・レイが担当。「眠れる森の美女」日本語吹替版テーマソング「いつか夢で」はオーロラ姫とフィリップ王子がデュエットするロマンティックな恋の歌だが、今回の新訳版では、「マレフィセント」で描かれる、今まで明かされなかった<マレフィセントが持つ愛>を表現。よりテーマに近づけるべく世界で唯一、新訳歌詞が作られた。

引退宣言のアンジーに「なんで辞めちゃうの?」

疾走感のある「Let It Go」から一転、子守唄のようにゆったりとしたメロディーが特徴的な同楽曲。大竹は「すごく低い音で、子守唄のように優しく歌うというのは、すごく難しかったです。でも、とてもきれいな歌でしたので、『強くなろう 守るため』『あなたは私の夢』というところに、大きな大きな『母性』というか、強い『愛』を感じて、歌っていてすごく優しい気持ちになりました」。“女優引退宣言”で話題を呼ぶアンジェリーナ・ジョリーに対しては「アンジーは想像していたより遥かに素敵で、優しくて、すごく恐いけど、ワンシーンだけ涙を流すシーンがあって、そこでグっときてしまいました。『女優さん辞めないで欲しいな、なんで辞めちゃうの?』と思いますね。彼女をもっと見ていたいです」と名残惜しそうに語った。

果たして「アナ雪」に続き、語り継がれる名曲となるか―。映画「マレフィセント」は7月5日 2D/3Dロードショー。(モデルプレス)

■映画「マレフィセント」
7月5日(土) 2D/3Dロードショー
監督:ロバート・ストロンバーグ
出演:アンジェリーナ・ジョリー/エル・ファニング/シャールト・コプリー
製作総指揮:アンジェリーナ・ジョリー/ドン・ハーン他
配給:ウォルト・ディズニー・スタジオ・ジャパン

映画「マレフィセント」7月5日(土) 2D/3Dロードショー(C) 2014 Disney Enterprises, Inc. All rights reserved.
<ストーリー>
ある王国で、念願のロイヤル・ベビー、オーロラ姫の誕生を祝うパーティーが開かれ、招待客たちが見守る中、3人の妖精たちが次々に幸運の魔法をオーロラ姫にかけていく。「美しさを贈ります」「いつも幸せに包まれますように」…だが、3人目の妖精の番になった時、“招かれざる客”である邪悪な妖精マレフィセントが突如現れ、オーロラ姫に恐ろしい呪いをかけてしまう―「16歳の誕生日の日没までに、姫は永遠の眠りにつくだろう。そして、真実の愛のキスだけが姫の眠りを覚ます」と。幸運の魔法の通り、オーロラ姫は幸せに包まれ、美しい娘に成長していく。その姿をいつも影から見守るのは、あのマレフィセントだった。その視線が時に温かな感情に満ちていることを、必死に隠しながら。そして、オーロラ姫が16歳になる瞬間を、密かに恐れながら…。
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