「アナと雪の女王」ヒットに隠された秘密
2014.04.28 22:32
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世界的大ヒットとなっているディズニー映画「アナと雪の女王」。今回は、映画のヒットに隠された秘密に迫る。
25日放送の朝の情報番組「ZIP!」(日テレ系)では、「アナと雪の女王ヒットに隠された秘密」が特集された。「アナと雪の女王」は、累計興行収入111億を超え大ヒットを記録。全世界歴代アニメ興行収入ランキングの記録を塗り替え現在1位となった。
番組では、「アナと雪の女王」がヒットした背景となる、「ディズニー初の女性監督の起用」や「Wヒロイン」、「主題歌が人々の心を掴む」などの様々な要因を紹介した。
ほかにも、自分の力で道を切り開く女性の姿や雪だるまのオラフのユニークな面白さ、感動だけでないストーリーに子どもだけでなく大人からも支持を受けるようになったこと、主題歌「Let It Go」の人気も映画のヒットに繋がっている。(モデルプレス)
番組では、「アナと雪の女王」がヒットした背景となる、「ディズニー初の女性監督の起用」や「Wヒロイン」、「主題歌が人々の心を掴む」などの様々な要因を紹介した。
ディズニー初のWヒロイン
1つ目のヒット要因は、ディズニー初のWヒロイン。姉エルサは慎重に考えてから行動するタイプ、妹アナは明るく楽観的で大胆な性格の持ち主。正反対の性格の2人のどちらかに、視聴者は親近感を覚えた。さらに、恋がしたい、外に出たい、妹とうまくコミュニケーションがとれないなど、今の若者に共感しやすいストーリーとなっており、その点もヒットに大きく影響している。ディズニー初の女性監督
もう1つの要因として、ディズニー初となる女性監督の起用があげられる。「ストーリーこそ命」という元ピクサー監督のジョン・ラセター氏の全面的なバックアップにより、女性ならではの発想や視点を映画にもたらしている。「女性だから女性らしく振る舞う」という固定概念にとらわれず、現代の若者が共感できるリアルなヒロイン像を目指しており、定番の王子様がお姫様を助けるというストーリーでは今の若者は共感しないという考えから、姉エルサを助けるために奮闘する妹アナの姿を描いた。ストーリーの軸になった「姉妹愛」に多くの人々が心を奪われている。ディズニー映画の黄金期から低迷
映画「白雪姫」に始まったディズニーの王子様とプリンセスの恋愛物語に続き、「リトルマーメイド」などのミュージカルスタイルでヒット作を連発し、1992年に黄金期を迎えたディズニー映画。しかし、ピクサーの「トイ・ストーリー」(1995年)やドリームワークスの「シュレック」(2001年)などがヒットしたことでフルCGアニメが主流となり、ディズニー映画は不遇の時代を迎えた。その後、長い年月を経て2010年に初めて3Dで描いたプリンセスストーリーの「塔の上のラプンツェル」がヒット。その勢いを受け継ぎ、新たな試みを多く取り入れた「アナと雪の女王」でディズニー映画は、黄金期の勢いを取り戻した。ほかにも、自分の力で道を切り開く女性の姿や雪だるまのオラフのユニークな面白さ、感動だけでないストーリーに子どもだけでなく大人からも支持を受けるようになったこと、主題歌「Let It Go」の人気も映画のヒットに繋がっている。(モデルプレス)
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