人気YouTuberエミリンがハマるBLの魅力とは?「こんな新しいキュンキュンがあるのか…」<インタビュー>
2022.01.25 19:30
チャンネル登録者数150万人超の人気YouTuber「エミリン」こと大松絵美が19日、国内最大級の電子書籍配信サイトコミックシーモア主催『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022』のBL部門・TL部門授賞式にスペシャルゲストとして登場。自身もハマっているというBLへの熱い想い、今気になっている作品を教えてくれた。
エミリン、『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022』プレゼンターに
物心ついたときからマンガ好きだというエミリン。この日は『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022』のBL・TL部門のプレゼンターとして登場。「この日を楽しみにしていました。三度の飯よりマンガといっても過言ではないくらいなので、めちゃくちゃうれしいです」とマンガ愛溢れるコメントであいさつ。
一時期真剣にマンガ家を目指していたというが、「美術の評価が10段階中の2だったので、マンガ家にはなれなかったです(笑)」と語り、会場の笑いを誘った。
過去最多の200万票を超える、一般読者の投票が集まった『みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022』は、BL部門が『自惚れミイラとり』(中川カネ子/ソルマーレ編集部)、『幼馴染じゃ我慢できない』(百瀬あん/フロンティアワークス)、TL部門が『キスでふさいで、バレないで。』(ふどのふどう/ソルマーレ編集部)、『黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛』(すみ/ぶんか社)に決定。
エミリンは4作品すべて読んだそうで、「どの作品にもきゅんきゅんが詰まっています!」と受賞作品の魅力をアピール。「『キスでふさいで、バレないで。』は男性のキャラクターが絶妙なんですよ。つんつんしているのに甘い、やさしいんだけど、強引。それに恋愛の“順番の逆感”がいい。仲良しした2人が頭をポンポンしてる、尊い!って思います」と、熱量高めに語った。
授賞式では、コミックシーモアが昨年12月27日に開設した、マンガとエンターテイメントを融合したYouTubeチャンネル『COMIC STATION byコミックシーモア』(通称:コミステ!)にて、マンガを原案としたMV制作が始動しており、電子コミック大賞2022の大賞作品をMV化することを発表。エミリンも「マンガの楽曲MVってあまり聞いたことがないので、すごく新しい」と興味を示し、今後のコンテンツ配信に期待していた。
エミリンがBLにハマった理由とは?
― 「みんなが選ぶ!!電子コミック大賞2022」BL部門・TL 部門の授賞式は、いかがでしたか?このような大役は初めてだったので光栄でしたし、緊張しました。こんな方が作品を描いているんだって知れたので嬉しかったです。時間があれば、先生方と語りたかった…!
― エミリンさんは受賞作品をすべてご覧になったそうですが、気になった作品はありますか?
『キスでふさいで、バレないで。』は、やさしいのに強引とか、人前ではクール系なのに2人のときは甘いとか。押し引きと、裏表の見せ方がすごく上手なので、見ているだけでドキドキします。エロと恋愛マンガの緩急がちょうどいいんですよね。Hな絡みがあったと思ったら、頭ポンポンとかがあるので、いろんなキュンキュンが楽しめるんです。Hな描写もきれいで、美しいエロ。すごく読みやすいですし、芸術として見られると思います。
『自惚れミイラとり』はキャラクターがすごく可愛らしくて魅力的なので、BLをあまり読んだことない人におすすめしたいです。私も刺激が強いのは得意でなくて、男のコ2人が仲良くお手々つないで歩いているのをずっと見ていたい、「尊い~」って言いたいタイプ(笑)。この作品はラブコメのテイストが強いので、BLになんとなく抵抗がある方、生々しいのが苦手って方にもぴったり。無自覚天然であざといことをしている勇生(いお)くんの成長を見届けたいです。
― エミリンさんといえば、YouTube「エミリンチャンネル」でBLカフェの潜入動画も公開。BL好きを公言されていますが、魅力にハマったきっかけを教えて下さい。
小さい頃から少女マンガを読み漁っていて、高校生の頃、新しいものに出会えずマンネリ化していたときに、友達から進められて読んだのがきっかけです。すごく新鮮で、おもしろくて、こんな新しいキュンキュンがあるのかと。そこからハマって、BL作品は結構読んでいると思います。オタク仲間から教えてもらったり、ジャケ買いしたり。ツンデレっぽいのが好きなので、そういう男の子が出てくるマンガは結構買っちゃうかもしれないです。
― BLカフェでは、監督になりきってキャラを設定・演出されていましたが、BL作品で培われていたんですね。
そうですね(笑)。もともとオタク気質なので、マンガを見て妄想したり、このキャラとこのキャラがくっつけばいいのにって勝手に想像したり、オタク仲間でしゃべるのが好きなんです。動画では、それをそのまま具現化したというか、オタク友達との会話の延長線上だったと思います(笑)。動画を公開したときは、好きな人だけが見ると思ったんですけど、意外とめちゃくちゃ受け入れてもらえて。その動画きっかけでBL好きになりましたとか、BL好きじゃなかったけどすごく楽しいって方が多くて、想像以上に反響が大きかったです。
― 狭いコミュニティの中にあるものではなく、どんどん楽しむ人も増えているんですね。BLカフェとは違う、BLマンガの魅力を上げるとしたら?
マンガはキレイなものだけを見れるので、BLのいいところを抽出して読めるのがマンガの魅力です。生々しさが苦手な人も入りやすいと思うし、物語として楽しめるんじゃないかな。最近キュンキュンしてないな、トキメキが足りてないな、疲れたなってときに読むと元気になったりします。
― 普段馴染みがない女性や、ハードルが高いと感じる女性に伝えたいこととは?BL・TLのおもしろさはどこにあると思いますか?
あまり気負わず、少女漫画の延長で読んでもらえるといいのかな。少女マンガよりもリアルだったり、いい意味できれいごとがなかったり、BLはキャラクターの心情がより深かったり。少女マンガを読み漁って、また違うテイストを読みたいなってときにちょうどいいのかなって思います。
― 彼氏ができたとご報告もありましたね。おめでとうございます!
ありがとうございます!正直、私がひねくれているタイプで、彼氏できた人に嫉妬しちゃうタイプなんですけど、めちゃくちゃみなさん優しくて、おめでとうって声が多かったので感動しました。やさしさに震えました(笑)。
― マンガを一緒に楽しむことはありますか?授賞式で少女マンガを書いていることを明かしていましたが、見せることは?
彼氏もマンガ好きな方なので、流行っている作品はお互い教え合って読んだりしています。少女マンガはひとりの世界で勝手にやっていることなので、見せる習慣がないので彼氏にも見せないですね。動画で公開するので結果的に見ると思うんですけど(笑)。近日中にマンガの動画も公開されると思うので、ぜひチェックしてみてください。
― マンガ楽しみにしています!最後に、2022年の抱負を教えて下さい。
一周回ってYouTubeを頑張りたいと思っています。去年までは、YouTube以外のお仕事をもっとやりたいって年だったんですけど、チャンネルを長くやっていくうちに、ホームタウンというか、YouTubeが1番自分に合うなとか、楽しいなって思うことが増えてきました。この1年は初心に帰って、YouTubeを頑張る年にしたいなと思います。大好きなファンなので、引き続きマンガもたくさん読みたいです。
― ありがとうございました!
「2022年に最もヒットする電子コミック」BL部門・TL部門受賞作品
「電子コミック大賞」は今年で5回目。出版社が「2022年にヒットしそうな電子コミック」を推薦し、読者が気に入った作品に投票。得票数が最も多い作品を「みんなが選んだ、 2022年に最もヒットする電子コミック」として発表した。BL部門
『自惚れミイラとり』(中川カネ子/ソルマーレ編集部)
『幼馴染じゃ我慢できない』(百瀬あん/フロンティアワークス)
TL部門
『キスでふさいで、バレないで。』(ふどのふどう/ソルマーレ編集部)
『黒弁護士の痴情 世界でいちばん重い純愛』(すみ/ぶんか社)
授賞式でもインタビューでも、オタクモード全開で楽しそうに魅力を語ってくれたTL・BLの世界。どれも恋愛マンガの延長で読めるようなストーリーなので、日常では味わえない刺激たっぷりのひと時を味わってみては?(modelpress編集部)[PR]提供元:NTTソルマーレ株式会社