誰もが憧れるスマートで自立した女性になるためには?
2013.02.05 20:12
近年、恋よりも仕事を頑張る女性が急増する中、休日には女子会ならぬ“ひとり女子旅”でリフレッシュする女性が増加の傾向にあるようです。
女性たちは“ひとり女子旅”に何を求めているのか?
国立社会保障・人口問題研究所の出生動向基本調査によると、未婚女性を対象に聞いた「私生活を犠牲にして仕事をしているか」という質問に対し、1997 年には39.2%の女性が「あてはまる」と答えていましたが、 2010 年は45.3%に増加。仕事を本気で頑張っているからこそ、自分だけの時間を「癒し、リラックス」として強く求める傾向があると言えるでしょう。また、自分を取り巻く様々な環境やしがらみから「自立・自由」になりたいと思う傾向も強 まっているようです。それに加え「趣味やライフワークはありますか?」との質問には、「ある」と回答した女性は1997 年が44.9%だった一方、2010 年は56.3%に上昇。このデータは仕事をしながらも、上手に楽しめる女性が増えたことを示しています。
こうした女性は日常生活を充実させる趣味をもつことをはじめ、自分自身を高めるために非日常的な体験や新たな挑戦をすることで上手に生活のバランスをとっているのではないでしょうか。「ひとり女子旅」は、趣味として、また自分自身を日常のしがらみから開放する手段として、スマートなスタイルを追求する自立した女性のニーズに応えるものと言えるかもしれません。
特に海外旅行は、普段と大きく違う新たな世界観を体験できるうえ、一人ならば自分の趣味に没頭したり、好きな場所に自由に行ったりと、様々なしがらみから解放されて自由で開放的な時間を楽しむことができます。未知の体験を通して自分を成長させたり高めたりすることも可能ですから現代の女性にマッチした旅行スタイルといえるでしょう。
海外旅行に必ず持っていく“三種の神器”は?
海外旅行をする際に、必ず持っていく「三種の神器」を尋ねたところ、「カード(クレジット・国際デビット・海外専用プリペイド含む)」がもっとも多く79.4%、続いて「カメラ・デジタルカメラ」(66.8%)、「ガイ ドブック」(51.3%)の順となりました。支払い時だけでなく、身分証明としても利用できるカードはやはり旅の必需品のようです。5位にランクインした「スマートフォン・タブレット等の電子端末」の用途については、「現地の観光先、買い物先や食事先など の検索」と回答した人がもっとも多く73.0%で、「現地でのルート検索」が61.2%。これまで観光地や食事先、現地のルートマップなどはガイドブックを参考にするのが主流とされていましたが、マートフォン・タブレッ トなどの電子端末をその代わりに利用する人が増え始めているようです。
海外旅行先での支払いスタイルについては、カードがスマートと考えている女性が8割以上も。海外旅行先での支払いは「現金での支払い」と「カードでの支払い」、どちらがスマートかを聞いたところ「カードがスマー ト」と回答した人は40.5%、「どちらかというとカードの方がスマート」と回答した人は41.7%で、あわせて82.2%が“現金よりカードの方がスマート”だと感じていることがわかりました。
結果を男女別でみると、女性の84.5%が「カードがスマート」もしくは「どちらかというとカードの方がスマート」と回答。男性は80.1%が「カードがスマート」もしくは「どちらかというとカードの方がスマート」と回答しており、女性の方がより“カードがスマートである”と回答していることになります。
よってひとり旅経験女性の6割以上は海外旅行の支払い時にカードを使用。約半数が現地のATMを利用しており、この調査結果を裏付けるように女性のひとり旅においてカードの利用率は高い傾向に。“ひとり女子旅”で は、無駄なくスピーディーに決済できるカードがスマートに活用されていることがわかりました。
スマートで身軽な旅行を楽しむ達人とは?
消費者行動の科学的分析を得意とするニッセイ基礎研究所生活研究部門の久我尚子氏は、「“ひとり女子旅”をする女性には、荷物や現金を最小限にして身軽に効率良く賢い旅をする人が多い」といいます。理由は、「 女性のほうがよりお得・節約・安全に対する意識が強いという傾向があること」だそう。例えば、「ひとり旅女性にクレジットカードの利用率が高いのは、ポイント面での『お得』、ポイントを活用することによる『節約』、現金をあまり持ち歩かないことで、より『安全』に旅が出来るという理由からだと 考えられます。スマートな旅をする女性は、荷造りもお財布もスマート。実際は「両替する手数料よりもカード利用手数料のほうが安い」そうで、旅慣れたひとり女性はこの辺も熟知していてお得な旅を実現しているのかもしれません。
自立した女性というのは「ひとり女子旅」で上手にリフレッシュし、仕事への活力を養っているのでしょう。そんな時間を有効に活用できる女性こそが、“誰もが憧れを抱くスマートで自立した女性”と言えるのではないでしょうか。(モデルプレス)
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