「第99回キネマ旬報ベスト・テン」助演男優賞を受賞した佐藤二朗(C)モデルプレス

佐藤二朗、共演女優から“お父さん”呼び 演技力を絶賛「怪物だと」【第99回キネマ旬報ベスト・テン】

2026.02.19 22:47

俳優の佐藤二朗が19日、都内で開催された「第99回キネマ旬報ベスト・テン表彰式」に出席。ともに助演賞を受賞した女優から“お父さん”と呼ばれる一幕があった。

  

佐藤二朗、吉沢亮らから“イジり”「今日もなんかやるんですか?」

佐藤二朗(C)モデルプレス
「爆弾」などの演技が評価され、助演男優賞を受賞した佐藤は「今日は会場に無事に入れました…。今日はちょっと本当にちゃんとしますよ。ちゃんとします。見ている人は見ているっていうことをよく言われます。僕ら俳優の界隈で言えば、ちっちゃい役でも見ている人は見ているから、一生懸命やんなさいみたいな感じで、よく使われます。僕がこの世界に入ったきっかけは、26年前…だから31歳の時か。あるドラマのたったワンシーンの、名前のない医者Aという役でした」と若き日を回顧。「そのたったワンシーンを見た、今の事務所の亡くなった先代の小口健二と、そのドラマの主役の本木雅弘さんが『なんだあの医者Aは!?』『医者Aをうちに引っ張れ!』と。よくそんなワンシーンでそんなことを決意したなと、他人事ながら思うんですけど、それがきっかけで。以来26年間、今の事務所で俳優をやっております。見ている人は見ているっていう、すごく頼りなげな言葉を、もしかしたら日本の俳優で一番信用することができるのは、僕なんじゃないかとさえ思います。これまでの26年間と、そしてこれから全ての、それは業界の方々も、見てくださるお客様の方々も含めて、全ての見ている人たちに、ありったけの感謝を申し上げます。ありがとうございます」と喜びを語った。

佐藤二朗(C)モデルプレス
真面目に語っていた佐藤だが、「李(相日)監督と吉沢(亮)が『今日もなんかやるんですか?』みたいなことを言うの。『国宝』の監督と主演が寄ってたかって(笑)」とイジることも忘れず、冒頭の発言については「一昨日のブルーリボン賞で、私が入る時に警備員に止められたんですね。『受賞者ですよ』って言って入れてもらったっていうことがあったので、それがネットニュースになっているので、もうちょっと浸透しているかなと思ったら、いまいち浸透していなかったので。非常に、言ったことを後悔しています」と自虐して笑いを生んだ。

佐藤二朗、伊東蒼は「お母さん」?

佐藤二朗(C)モデルプレス
「さがす」で親子役を務め、「今日の空が一番好き、とまだ言えない僕は」で助演女優賞に輝いた伊東蒼と同時受賞となった佐藤。伊東について「あの年齢で、あの感性と技術。怪物だと。女の子に対して失礼ですけど、もちろん良い意味で。っていう風に思っていたし、今もそうですね」と絶賛した。

伊東蒼(C)モデルプレス
佐藤はどんな存在か聞かれた伊東は「お父さんです。お父さんって言っていいものかどうか悩んじゃったんですけど、お父さん」と笑顔。佐藤は「精神年齢6歳の56歳児って標榜していますので、僕にとって蒼ちゃんはお母さんです」と語って会場を沸かせていた。

「ルノワール」鈴木唯、新人賞受賞に喜び

鈴木唯(C)モデルプレス
「ルノワール」で新人女優賞を獲得した鈴木唯は、撮影当時が小学5年生で、12歳=最年少タイでの受賞となった。受賞の心境を問われると、緊張した様子を交えながらも「今回はこのような歴史のある素晴らしい賞に選んでいただいて、本当に光栄です。ありがとうございます」とコメント。「当時の私の2回目の主演映画で、いろんなことがあって、ちょっと慣れない部分とかもあったんですけど、早川(千絵)監督をはじめとした経験豊かなスタッフのみなさん、俳優さん、マネージャーさんたちの力があって、私はここまで来て、このトロフィーを手にしてこのステージに立つことができました。本当にありがとうございました」と喜びを語った。

また鈴木は「撮影中は大変なことがあったり、楽しかったり、いろんなことがあって」としたうえで「無我夢中だったんですけど、映画が完成して映画祭に出て、映画を観ていくと、映画の持つ力ってすごいんだなって感じることが多くなってきました。細かいカットやシーンが組み合わさって初めて映画ができて、そのカットとシーンに輝きが与えられて、それを観た人たちに、細かいカットやシーンに深い意味を感じさせる力(がある)っていうのに気づいて、すごいなって思いました」と回想。「映画『ルノワール』は私の人生を変えてくれて、宝物の映画で。私の人生は始まったばっかりでまだ分からないことだらけなのかもしれないけど、このまま楽しいことや辛いこと、いろんなことを経験して、立派な俳優さんになっていきたいなって思いました。本日はありがとうございました」と語っていた。

「2025年 第99回キネマ旬報ベスト・テン」

(後列左から)朴麻衣監督、奥寺佐渡子氏、李相日監督、黒崎煌代、鈴木唯、定井勇二、児島浩史(前列左から)朴壽南監督、伊藤蒼、吉沢亮、シム・ウンギョン、佐藤二朗、秦早穂子(C)モデルプレス
今回で99回目を迎えた「キネマ旬報ベスト・テン」は、大正13年より続いてきた歴史ある映画賞。この日は李相日監督(日本映画監督賞、読者監督賞「国宝」)、受賞奥寺佐渡子(日本映画脚本賞「国宝」)、吉沢亮(主演男優賞「国宝」)シム・ ウンギョン(主演女優賞「旅と日々」、黒崎煌代(新人男優賞「見はらし世代」ほか)らも受賞していた。(modelpress編集部)
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