佐藤二朗、“要注意人物”役で山田裕貴主演「爆弾」出演決定 ティザービジュアル・特報も解禁
2025.04.17 05:00
俳優の佐藤二朗が、山田裕貴が主演を務める映画『爆弾』(10月31日公開)に出演することが決定。あわせて、ティザービジュアル・特報映像が解禁された。
佐藤二朗「爆弾」スズキタゴサク役で出演
今作で、一際熱い注目を集めていたのが、爆発を予知する謎の中年男・スズキタゴサク。ファーストルックビジュアルには、豪華キャストの名前と共に「スズキタゴサク」というキャラクター名だけが記され、一体誰がこの役を演じるのか、さまざまな予想や考察が繰り広げられていた。今回“要注意人物”スズキタゴサクを演じるのが、佐藤であることが明らかに。佐藤は「スズキタゴサクという男を世に産み落とした呉勝浩氏に、あらん限りの感謝を申し上げる」とミステリアスな一文を残している。スズキタゴサクのキャラクターの特徴である“10円ハゲ”も佐藤自らの発案で、特殊メイクではなく実際に作り上げている。
また、佐藤は「悪のカリスマと呼ばれるキャラクターには必ず哲学があるのが特徴ですが、スズキタゴサクにはそれがない。普通のおじさんのような風貌で、赤提灯好きな私と同じような人です」と解説。出演が決まる前から原作小説を読んでいた佐藤は、自分と類似点も多いことから、スズキタゴサク役に運命的なものを感じていたのだという。
そんなスズキタゴサクと対峙する主人公・類家役の山田は「『爆弾』の魅力は、スズキタゴサクにあると思っています」と断言。さらに佐藤と共演した印象について「こういう俳優さんになっていかなければと思わされました。怪物だと思います」と畏敬の念を示している。
「爆弾」特報が解禁
今回解禁された特報映像は、交渉人・類家とスズキタゴサク、2人が不敵に笑い合う衝撃的なカットからスタート。天然パーマに丸眼鏡がトレードマークの類家は、都内に仕掛けられたという爆弾について、まるで無感情といった佇まいで取り調べを開始。対するスズキタゴサクは、どこにでもいそうな中年男性の風貌で「次は1時間後に爆発します」とさして大したことでもないように口にする。「爆弾をすべて見つけられたら私の勝ちだ」と冷静に言い放つ類家を前にしても、臆するどころか興奮で笑いが止まらない、得体の知れない恐ろしさを感じさせる。しかし類家もまた、「いずれ後悔するよ、俺に会っちゃったこと。夜も眠れないくらいにね」とただならぬ雰囲気でスズキタゴサクに向き合い、どこか危うさを孕んだ独自の正義感の片鱗をのぞかせる。2人の背後で鳴り響くメトロノームのような効果音が焦燥感を掻き立てる、緊迫感に満ちた特報映像となっている。
そんな2人の姿をとらえた表裏ティザービジュアルも登場。口元に謎めいた笑いを浮かべた類家の横には「じゃあ始めましょうかスズキさん。化け物退治を」という挑戦的ともとれる台詞が浮かぶ。一方スズキタゴサクは、まるで相手を挑発するかのような笑顔に「でも、爆発したって、べつによくないですか?」という台詞、そしてよく見ると頭部には、“10円ハゲ”が。スズキタゴサクの異様さが伝わるビジュアルとなっている。
まだまだ謎多き主人公・類家VSいまだかつてないヴィラン・スズキタゴサク、そして山田と佐藤の白熱の演技合戦にも期待が高まるビジュアルとなっている。
山田裕貴主演「爆弾」
日本最大級のミステリーランキング『このミステリーがすごい!2023年版』(宝島社)、『ミステリが読みたい 2023年版』(ハヤカワミステリマガジン2023年1月号)で堂々の1位を獲得したベストセラー小説『爆弾』が映像化。本作の主人公・警視庁捜査一課でスズキタゴサクと真っ向から対峙する交渉人・類家役を演じるのは山田。ほか、伊藤沙莉が爆弾捜索に奔走する交番勤務の巡査・倖田役で出演。さらに、スズキタゴサクの過去を追う所轄の刑事・等々力役に染谷将太、類家の上司として同じくスズキタゴサクと交渉する清宮役に渡部篤郎と、実力派俳優たちが顔を揃えている。(modelpress編集部)
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