「ゲド戦記」ポスター(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT

3月7日“金ロー”は「ゲド戦記」本編ノーカットで放送決定【見どころ/制作秘話】

2025.02.14 06:00

スタジオジブリが世界三大ファンタジー小説の1つをアニメーション映画化した作品「ゲド戦記」が、3月7日に日本テレビ系「金曜ロードショー」(毎週金曜よる9時~)にて放送決定。放送枠を30分拡大し、本編をノーカットで届ける。

  

ジブリ映画「ゲド戦記」放送決定

「ゲド戦記」(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
スタジオジブリ作品「ゲド戦記」は2006年に公開され、宮崎吾朗監督のデビュー作としても話題を呼んだ。原作の「ゲド戦記」は、「指輪物語」「ナルニア国物語」と並び、世界三大ファンタジー小説と呼ばれる作品。多くの作家や映画監督に愛される作品で、宮崎駿(※「崎」は正式には「たつさき」)氏も愛読者の1人だ。映画「風の谷のナウシカ」や絵物語「シュナの旅」など、自身の作品にも大きな影響を与えたと語っている。

「ゲド戦記」(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
今作の見どころの1つは「アレンの旅」で、王子アレンがハイタカ(ゲド)との旅を通して、成長していく過程が描いている。アレンは父親である国王を刺してしまいます。なぜ、そのようなことをしてしまったのか分からないまま、国を捨てるアレン。大魔法使いハイタカと共に生活をし、言葉を交わすことで、落ち着きを取り戻していく。さらに、心を閉ざした少女テルーとの出会いを通して、アレンは闇を恐れることなく、心に光を取り戻していく。(modelpress編集部)

「ゲド戦記」あらすじ

「ゲド戦記」(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
物語の舞台は多島海世界【アースシー】。西海域の果てに棲む竜が、突如、人間の世界に現れました。各地では作物が枯れ、家畜が死んでいく。それは、世界の均衡が崩れつつあることの表れだった。災いの原因を探る大魔法使いハイタカ(ゲド)は、旅の途中、エンラッドの王子アレンと出会う。父である国王を刺し、国を捨てたアレン。アレンは心に闇を持ち、得体の知れない“影”に追われていた。ハイタカはアレンと共に旅を続けるうちに、災いの背後には、永遠の命を手に入れようと企む魔法使いクモがいることに気づく。

制作秘話1:農作業で元気を取り戻すシーンは監督の実体験?

「ゲド戦記」(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
絶望の淵にいたアレンは、旅の中で、ハイタカの昔なじみのもとで農作業をすることに。畑を耕すことになったアレンでしたが、王子として育てられていたため、うまくできず苦労する。手にはマメができ大変だったが、そんな農作業を通してだんだんと元気を取り戻していく。このシーンは、宮崎吾朗監督が「三鷹の森 ジブリ美術館」の館長をしていたころ、年下のスタッフと接する中で、「太陽の下で労働をすれば、みんな悩みが無くなる」というのを実感したことから、取り入れたシーンだそう。

制作秘話2:心を失いかけた王子アレンと心を閉ざした少女テルーとの出会い

「ゲド戦記」(C)2006 Ursula K. Le Guin/Keiko Niwa/Studio Ghibli, NDHDMT
劇中で流れる「テルーの唄」の歌詞は、萩原朔太郎氏の詩「こころ」に着想を得て作詞された。この映画に出てくる登場人物はみんな孤独であり、そんなこの映画の気分が、詩「こころ」に書かれていたからだと言う。完成した歌詞には「いろんな人に何かを分けたり、もらったりしていくことが、生きていくことだ」という監督の強い想いが込められているそう。アレンも、旅路で誰かに助けられたり、誰かの役に立ったりしながら成長していく。「テルーの唄」はテルーのキャラクター像を浮かび上がらせ、さらにアレンや物語全体に大きな影響を及ぼすものになっている。
【Not Sponsored 記事】

もっと詳しくみる

あわせて読みたい

  1. 「スタジオジブリ」4作品上映決定 「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ゲド戦記」

    モデルプレス

  2. 宮崎駿監督、“最後の長編アニメ”制作が始動「作るに値する題材を見出した」 新人の募集を開始

    モデルプレス

  3. 夫、人生初のお弁当づくり!妻「何してくれてんの?」⇒感謝とは違う【まさかの言葉】に意気消沈…:要注意な夫の特徴と対処法

    Grapps

  4. 娘が緊急搬送!?駆けつけると…「お母さんですか?」医者からの【注意と倒れた原因】に…「…なんで?」⇒問題を引き起こす行動

    愛カツ

  5. 高卒の嫁を見下し暴言を吐く“高学歴”の義母。しかし「高学歴って言っても…」夫と義姉の反撃に「なっ…」⇒無配慮な言動への対応策

    愛カツ

  6. 【結婚を匂わす彼】との子を妊娠!しかし報告すると⇒「嘘だろ…」冷や汗ダラダラで怯えだし…:浮気している人の行動パターン

    愛カツ

おすすめ特集

  1. 4月のカバーモデルは「片思い世界」広瀬すず・杉咲花・清原果耶

    特集

  2. 「2025年ヒット予測」発表 エンタメ・ライフスタイルなどトレンド完全予測

    特集

  3. モデルプレス読者モデル 新メンバー加入!

    特集

  4. 国民的推しランキング!各種エンタメにまつわる読者ランキング、読者アンケート実施中

    特集

  5. モデルプレス独自取材!著名人が語る「夢を叶える秘訣」

    特集

  6. インフルエンサー影響力トレンドランキングを発表!「モデルプレスカウントダウン」

    特集

おすすめ記事

SPECIAL NEWS

記事ランキング

RANKING

  1. 01

    ミセス大森元貴、映画出演迷っていた「出ていいものなのか」【#真相をお話しします】

    モデルプレス

  2. 02

    菊池風磨、大森元貴を「意識して見ちゃう」撮影時のモテ行動明かす【#真相をお話しします】

    モデルプレス

  3. 03

    JO1豆原一成、映画「BADBOYS」監督が絶賛した“勘の良さ” 頼もしさ伝わる新カット解禁

    モデルプレス

  4. 04

    真木よう子、SUPER EIGHT丸山隆平に動画送るも「一切既読になんない」【金子差入店】

    モデルプレス

  5. 05

    阿部寛、殺人犯に仕立て上げられた男役で主演 “冤罪の恐怖”描いた小説が映画化【俺ではない炎上】

    モデルプレス