井上瑞稀、久間田琳加(C)2023「おとななじみ」製作委員会

HiHi Jets井上瑞稀、映画初主演 久間田琳加とW主演で「おとななじみ」実写化

2022.10.24 05:00

HiHi Jets/ジャニーズJr.の井上瑞稀と女優の久間田琳加が人気コミックを実写化した映画「おとななじみ」(2023年5月12日公開)でW主演を務めることが決定。井上にとって映画初主演作となる。

  

井上瑞稀&久間田琳加がW主演「おとななじみ」実写映画化

「おとななじみ」原作コミック第1巻表紙(C)中原アヤ/集英社(C)2023「おとななじみ」製作委員会
原作はココハナ(集英社刊)にて2019年より連載が開始され、瞬く間に全世代の女性読者からの支持、笑いと共感の連鎖を生んだヒット漫画「おとななじみ」(原作:中原アヤ/集英社マーガレットコミックス刊/全8巻)。おさななじみのまま大人になった2人の進みそうで進まない恋模様にときめき、個性的なキャラクターたちの掛け合いには笑わずにはいられない人気作品が、満を持しての実写映画化。

井上瑞稀&久間田琳加、初共演の印象明かす

主人公・青山春(あおやまはる/通称:ハル)役には映画初主演となる井上。近年は俳優としてドラマ「全力!クリーナーズ」「トモダチゲームR4」など話題作への出演が続く井上が、優しいけれど純粋で素直すぎるがゆえに恋愛に鈍感な【超残念男子】を演じる。井上は出演にあたり「映画初主演という一生に一度の経験、自分の全てを賭けて挑もうと思いました」と並々ならぬ意気込みを持ち、撮影に臨んでいた。

もう1人の主人公・加賀屋楓(かがやかえで)役には「non-no」専属モデルでもあり、映画・ドラマへの出演が続く久間田。久間田は、ハルを一途に想い続けるも伝わらない気持ちにやきもきして、世話を焼きすぎてしまう【オカン系女子】を演じる。久間田は出演にあたり「嬉しすぎて信じられず、本読みやリハーサルを重ね、共演者の皆さんや監督とお会いしているうちに『夢じゃないんだ』と実感が湧いてきました」とコメントを寄せている。

W主演となる井上と久間田は本作が初共演となり、お互いの印象を井上は「撮影現場での久間田さんのストイックな姿勢に刺激を受けた」、久間田は「お芝居されている時の目が印象的で、ハルが『大丈夫』というたびに、本当に大丈夫なような気がしてきて頼もしかった」と語った。フレッシュな2人が、20年間近くにいたからこそ気付かない恋心、そしてその関係性を壊すのが怖いがゆえに一歩踏み出せないもどかしくも愛しい気持ちを表現している。

監督は『胸が鳴るのは君のせい』で若者の心情を繊細に描いた高橋洋人(※「高」は正式には「はしごだか」)が務め、映画化について「(原作の)おさななじみたちならではの掛け合いが傑作で、この可笑しさを映画化できることが楽しみでワクワクしています。」と話し、原作を吹き出しながら読み終えたことも明かした。

脚本は『ヒロイン失格』などのヒット映画に加え、ドラマ「恋せぬふたり」で第40回向田邦子賞を受賞した吉田恵里香が担当。軽快で丁々発止な会話のやりとりを組み入れ、大人の入口に立ち、恋だけではなく、将来の不安や仕事の悩みに揺れる24歳の主人公たちの心の動きを丁寧に描いている。高橋監督は吉田の脚本を「オリジナルな発想を随所に盛り込んでいただいているので、映画版『おとななじみ』としてもとにかく面白い脚本になっています」と語った。

原作者の中原は映画化に際し、「映画化していただけると聞いて心躍りました」と語り、井上と久間田のキャスティングについては、「井上さんも久間田さんもイメージにぴったりで、原作以上にキャラを魅力的に表現してくださるのではと期待しています」とコメントを寄せている。

井上瑞稀&久間田琳加、仲睦まじい2ショットも解禁

撮影はすでに終了しており、同日に解禁となった2人の写真は、ハルの部屋で撮影したコミックス1巻の表紙と同じポーズの2ショット。撮影時間外も歩き方・笑い方さえもできるだけハルでいようと心掛けていたという井上と、原作の楓に寄せるために長い髪を20cm切った久間田の写真からは、おさななじみ歴20年の仲睦まじい空気感が醸し出されている。

2人はハルと楓の雰囲気を作るべく撮影前にリハーサルを重ね、また監督やスタッフとともにゲームをするなどコミュニケーションを図る機会を作り撮影に臨んだようで、チームワークの良さが垣間見える。

20代の女性の約5割・男性の約7割が配偶者・恋人はいないと回答する現代(内閣府/令和4年発表)。恋愛がしにくくなったといわれる今の時代だからこそ、恋に一歩踏み出せない2人に感情移入してしまう等身大のラブコメディ『おとななじみ』に注目だ。

井上瑞稀&久間田琳加の起用理由は?

峠本悠悟プロデューサーは、井上のキャスティング理由について「原作を読みながらキャスティングのイメージを膨らませていた時、『裸の少年』に出演されている井上さんを拝見し、直感的に『ハルだ!』と思ってオファーしました」と説明。「実際にお会いすると、真面目で努力家な方だと感じましたが、ハルのように明るくピュアな一面もあり、間違いないキャスティングだと確信しました。現場での井上さんはまさにハルそのもので、めちゃくちゃたくさん笑わせていただきました」と明かした。

また、久間田については「楓については、柔和で可愛らしい雰囲気の方を探している時に、お昼の情報番組でレポートされている久間田さんを見かけてピンと来ました」とコメント。「モデルの活動もお忙しいところ、なんとご快諾いただけ、しかも本作のために気合を入れて人生初のショートカットにもしていただきました。実際の久間田さんは原作の楓に負けないくらい愛らしく、あのビジュアルから披露される変顔は必見です!」と太鼓判を押した。

今この映画を制作した理由として「コロナ禍も相まって恋愛人口の減少が取り沙汰される昨今、気軽に笑って楽しめるラブコメ映画を作りたいと思ったのがこの企画のスタートでした。原作はこれでもかと言うほど明るい作品なのですが、多くの方が感じるであろう社会人生活の悩みなど真面目な要素も盛り込まれており、登場人物たちが悩みながらも成長していく様を見てどこか自分に重なる部分も感じ、ご覧になる皆様にもきっと共感していただけるのではと思います」と分析。「また、以前に別作品でご一緒した安心と信頼の高橋洋人監督と、ずっとご一緒してみたかった脚本家・吉田恵里香さんのタッグが今回実現し、原作の良さを活かしたとても面白い映画になっておりますのでどうぞご期待ください!」とアピールした。(modelpress編集部)

井上瑞稀(青山春役)コメント

「絶対にいつか」と夢に描いていた映画の主演のお話を聞いたときは、とても嬉しく、まさに夢心地であると同時に、ものすごい責任とプレッシャーを感じ、映画初主演という一生に一度の経験、自分の全てを賭けて挑もうと思いました。原作はクスクス笑いながらあっという間に最終巻まで読んでしまいましたが、自分が演じるハルの目線で読み返すと、ハルという人間をとても愛おしく感じました。撮影が終わった今、ハルはすでに僕の一部になっていると感じています。

楓役の久間田さんとは、撮影前におさななじみの空気感を出せるように、リハーサルを重ねたり、ゲームをしてコミュニケーションを図るなど、打ち解けるための時間をスタッフさんに作っていただきました。現場では久間田さんの作品に対するストイックな姿勢を見ていて、とても刺激になりました。

僕がハルを愛したように、ハルを、そして「おとななじみ」という作品を愛していただき、ご覧いただいた皆さまを少しでも笑顔に変えることができたら本望です。僕の初主演映画を是非お楽しみください!

久間田琳加(加賀屋楓役)コメント

お話をいただいた時は嬉しすぎて信じられなかったのですが、本読みやリハーサルを重ねたり、監督や共演者の皆様とお会いしているうちに「夢じゃないんだ」と実感が湧いてきました。私にはおさななじみがいないのでハルと楓のような関係性は憧れで、原作をドキドキしながら読み、楓のキャラクターに少しでも近づきたいと9年ぐらい伸ばしていた髪をカットして撮影に臨みました。

クランクインの時はまだまだ不安も多く、視野が狭くなってしまうこともあったのですが、共演者の皆さんたちに頼ったり助けてもらい、ハルと楓2人のキャラクターに元気をもらいながら撮影を終えることができました。井上さんと初めてお会いした時は、「ハル本人?」と思うほど原作の面影を感じ、撮影中はハルが(劇中で)「大丈夫」という度に本当に大丈夫なような気がしてきて頼もしかったです。おさななじみならではのキュンとするシーンはもちろん、ちょっと天然な2人のコメディの部分もスクリーンを通して楽しんでいただけたら嬉しいです。

高橋洋人監督コメント

原作の漫画がとにかく面白くて、吹き出して笑いながら読んだ恋愛漫画は初めてでした。特におさななじみたちならではの掛け合いが傑作で、この可笑しさを映画化できることが楽しみでワクワクしています。

脚本家の吉田恵里香さんがオリジナルな発想を随所に盛り込んでいただいているので、映画版『おとななじみ』としてもとにかく面白い脚本になっています。20年間ずっと一緒にいるおさななじみ同士の恋がしくじりまくってもどかしいのですが、2人が一歩を踏み出すまでのじれったい時間を一緒に楽しんで、応援してあげてもらいたいです。

原作者・中原アヤコメント

映画化していただけると聞いて心躍りました。井上さんも久間田さんもイメージにぴったりで、原作以上にキャラを魅力的に表現してくださるのではと期待しています。素敵な方々との出会いに感謝いたします。

「おとななじみ」ストーリー

青山春と加賀屋楓は、4歳の時から隣に住む“おさななじみ。お互い一人暮らしを始めた24歳の2人は、結局今も住んでいるのは同じアパートの隣の部屋。楓は20年もの間ハルを想い続けているが、そのハルは楓の気持ちに全く気付く様子はなく、楓はハルの世話を焼きすぎて最早オカン化してしまっている。

進展しない関係に業を煮やした楓は、同じくおさななじみの伊織と美桜に相談し、ハルをあきらめることを決意。しかし、決意したものの、ズルズルとハルをあきらめきれない楓に、伊織が大人の男として優しく接する。そして、実は伊織は楓のことが小学生のころから好きだったと告げる。急接近する楓と伊織の様子を目の当たりにして、動揺するハル。鈍感ながらも、自分の本心に気づき始めるが、ハルは楓の亡き母親と交わした約束を純粋がゆえに、頑なに守っていた。

20年間の片思い、“おさななじみ”のふたりの恋は、“おとななじみ”のまま?ついにハッピーエンドを迎える?
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