南沙良&なにわ男子・大西流星「この子は邪悪」キャスティングの決め手とは クランクインまでの秘話明らかに
2022.07.21 18:00
女優の南沙良が主演を務め、なにわ男子の大西流星が出演する映画『この子は邪悪』(9月1日公開)より、本作のメガホンをとった片岡翔監督によるコメントと新たな場面写真&メイキング写真が到着した。
南沙良主演「この子は邪悪」
『嘘を愛する女』『哀愁しんでれら』など、クオリティが高い作品を輩出してきたオリジナル作品の企画コンテスト、TSUTAYA CREATORS' PROGRAM FILM 2017の準グランプリ作品を映画化した『この子は邪悪』。本作の主人公・窪花(くぼ はな)役を演じたのは、『志乃ちゃんは自分の名前が言えない』で数々の新人賞を受賞し、『ドラゴン桜』『鎌倉殿の13人』などで女優として注目を集める南。本作ではシリアスな役柄を繊細に演じている。また、主人公の幼馴染・四井純(よつい じゅん)役を演じたのは、『初心LOVE』で念願のCDデビューを果たし、『鹿楓堂よついろ日和』『彼女、お借りします』などで俳優としても人気を誇る大西。本作が初の単独映画出演となっている。
そして、主人公の母・窪繭子(くぼ まゆこ)役に、『コンフィデンスマンJP-ロマンス編-』『真犯人フラグ』などの桜井、主人公の父・窪司朗(くぼ しろう)役に、『極主夫道 ザ・シネマ』『マイファミリー』などの玉木宏が顔を揃え、演技派と実力派が脇を固めている。
監督・脚本を務めたのは、『ノイズ』『ネメシス』などの脚本を手掛け、『さよなら、ムッシュ』などの小説も執筆し、本作が長編監督3本目となる新鋭・片岡。さらに、主題歌を書き下ろしたのは、『猟奇的なキスを私にして』『私以外私じゃないの』『ロマンスがありあまる』などのヒットを飛ばし、結成10周年を迎えて改名を発表した、独自のポップメロディを奏でる4人組バンド・ゲスの極み乙女。
世界三大ファンタスティック映画祭の一つ、第42回ポルト国際映画祭のファンタジー部門にて審査員スペシャルメンションを獲得した、予想外のストーリーと想定外のラストが待ち受ける、世にも奇妙な謎解きサスペンスが公開される。
南沙良&大西流星のキャスティングの決め手
人形館を営む父親からの影響もあり、幼少時代から人形やぬいぐるみに親しみを持っていた片岡監督。『さよなら、ムッシュ』では、喋るぬいぐるみと少年の心温まる小説を執筆していたが、同じく喋る人形をモチーフにしながら、“あえて心温まらない物語”を作ってみたいと思ったのが、『ザ・ドールハウス・ファミリー』を構想するきっかけとなった。ダークファンタジーとして事故で失った子供の記憶を人形に入れた父親を描いた脚本は、TSUTAYA CREATORS’PROGRAM FILM 2017において、“新しい家族の形を描き、どんな作品よりもエッジが効いている”と高評価を得て、準グランプリを受賞した。その後、本格的な制作に向けてプロデューサー陣の意見を取り入れながら、色々と改変されていった『ザ・ドールハウス・ファミリー』だったが、片岡監督の英断もあり、“喋る人形が登場しない家族の物語”として新たに生まれ変わることに。4年間に渡る改稿を重ねた結果、作品のテイストも変化した。さらに、タイトルも父親の異常な愛情を皮肉に称した『グッド・ファーザー』となり、最終的には『この子は邪悪』となった。
また、キャスティングにおいて、本作の耽美な世界観を表現できるかということが大きな基準となった。花役は、可憐なビジュアルに加え、何より心に闇を抱えたキャラクターに合っていることから、圧倒的な演技力が高評価されている南に決定。純役には『夢中さ、きみに。』での芝居の巧さがあり、魅力的な目の輝きに加え、純粋さに溢れたキャラクターを表現できるはずという点から、当時メジャーデビュー前のなにわ男子メンバーである大西が抜擢された。先の読めない脚本と若い2人の演技にも注目だ。(modelpress編集部)
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