清原果耶、山路ふみ子新人女優賞受賞 震災への想い語る
2021.11.26 19:03
女優の清原果耶が26日、都内で開催された「第44回 山路ふみ子映画賞贈呈式」に出席した。
清原果耶、山路ふみ子新人女優賞受賞
本映画賞は、映画人の育成と、その功績を称える目的で毎年開催されているもの。映画『護られなかった者たちへ』をはじめ、さまざまな作品で多彩な役を演じ、今後のさらなる飛躍への期待を込めて「山路ふみ子新人女優賞」を獲得した清原は、白のドレスを着用して登壇し「このたびは、このような歴史ある賞をいただけて、心から光栄に思っております」と喜びのコメント。また「世の中が動いていくのか、止まってしまうのか、どうなっていくのかわからないような日々の中で、『護られなかった者たちへ』という映画で、瀬々(敬久)監督をはじめとする、スタッフ・キャストの皆様と歩んできた日々は、ほかの何にも代えがたい、かけがえのない日々だったなと思っています」と、映画『護られなかった者たちへ』の撮影を振り返り「これからも、映画を皆様にお届けできるように、一人の女優として成長できるよう、精進してまいります。本当にありがとうございました」と笑顔を見せた。
その後、清原は観客から『護られなかった者たちへ』や、ヒロインを務めたNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』が東日本大震災を描写していることについて質問を受けた。「震災当時は、まだ大阪にいたので、この二つの役を演じることが決まったときに、現場のスタッフさんもそうですし、現地に実際に行かせていただいて」と回想した清原は「今、その土地はどうなっているかっていう話だったりとか。その土地にお住まいの方に、お話を聞いたりして。全部を理解するっていうことは、当然できないとわかっていたので、なるべく皆さんの心に寄り添って作れたらいいなとだけ思っていました」と答えていた。
この日は、西川美和監督(山路ふみ子映画賞)、倍賞美津子(山路ふみ子映画功労賞)、高橋伴明監督(山路ふみ子福祉賞)、横浜聡子監督(山路ふみ子文化賞)、尾野真千子(山路ふみ子女優賞)も出席していた。(modelpress編集部)
第44回 山路ふみ子映画賞受賞者
第44回 山路ふみ子映画賞受賞者:西川美和第43回 山路ふみ子映画功労賞受賞者:倍賞美津子
第35回 山路ふみ子福祉賞受賞者:高橋伴明
第36回 山路ふみ子文化賞受賞者:横浜聡子監督
第34回 山路ふみ子女優賞受賞者:尾野真千子
第32回 山路ふみ子新人女優賞受賞者:清原果耶
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