塩野瑛久＆前田公輝「HiGH＆LOW」今後の展開に期待 貪欲な思い明かす

塩野瑛久＆前田公輝ら11人が登壇

今作では、「HiGH＆LOW」シリーズが不良漫画の金字塔「クローズ」「WORST」（原作・高橋ヒロシ※「高」は正式には「はしごだか」）とコラボ。「HiGH＆LOW」シリーズに登場する鬼邪高校、「クローズ」「WORST」でお馴染みの鳳仙学園の両校が登場し、各シリーズの主要な舞台となった街が交差した世界を描いている。

塩野は「鳳仙学園」における鳳仙四天王の1人・小田島有剣を、前田は「鬼邪高校・全日制」の轟一派のリーダー・轟洋介を演じている。この日は「鬼邪高校・全日制」より前田、龍、鈴木昴秀、福山康平、うえきやサトシ、中島健、「鳳仙学園」より塩野、葵揚、小柳心、荒井敦史、「希望が丘団地」より矢野聖人の総勢11人が登壇した。

前田公輝「HiGH＆LOW」今後の展開に期待

舞台挨拶で続編やスピンオフの想像に話が及ぶと、前田は「やっぱり、全日がこれからどうなっていくかっていうのを描いていただくのはもちろんなんですけど、僕個人的にやっぱり、轟一派の思いがすごく強いので、この3人でのプライベートな会話っていうのは」と、轟一派にフォーカスしたエピソードが描かれることを希望。

「ドラマの時に、高校に僕1人で乗り込んで行って、2人がついてきてくれて。音楽でセリフがなかったと思うんですけど、あれ、実はちょっとしたプライベートな会話がありまして」と舞台裏を明かし、「色々な方々が編集して送り出している作品なので、僕はそれは言えないんですけど、そういうのがあったので、それをもう少し広げていただけると」と今後の展開に期待を込めていた。

塩野瑛久、斬新な提案で沸かす

同じ質問を受けた塩野は「鳳仙組が、髪の毛が生えている状態で撮影して、どんどん髪の毛をなくしていって、最終的に入学っていうところから入る」とニッコリ。葵を指さしながら「ずっと変わらない」と白い歯を見せ「最終的に全員スキンヘッドになるっていう。ストーリーを逆算して作っていく」と斬新なアプローチを提案して会場を沸かせていた。

前田公輝「アクションオタクになりつつある」

また、塩野とともに上映後の囲み取材に応じた前田に、今作に携わることで実感した成長を問うと「僕は確実にアクションが好きになったというか、自信が出ましたね。いろんな現場でも、素手のアクションが来ても、臆病になることはないと思いますね」と返答。

「今、現場でも時々アクションとか見ますけど、ちょっとアクションオタクになりつつあるくらい、好きになりましたね。自信と同時に。それは本当に『HiGH＆LOW』に感謝というか、技が増えたという実感はしています」と誇らしげに話していた。

塩野瑛久「HiGH＆LOW」での成長語る

一方の塩野は「同年代の役者たちがいっぱい集まって、切磋琢磨してやっていく作品の中で、自分が何を残せるかなあっていうものに対して…僕はたぶん、ずっと根本はそこなんですよね。エキストラみたいなところから始まって、セリフが欲しいし、カメラに映してもらいたいし、もっとやりてえし、役もらいたいし。本当に『セリフが欲しい』、それだけだったので…」とこれまでの活動を述懐。

そのうえで「やっぱり今回、まだまだ全然、役としてのバックボーンが描かれているというのはなかったので。それでも、できることはやれたかなとは思う」としつつ、「もっともっと、役者として注目してもらえるようになって…今でも貪欲に、もっとセリフが欲しい、もっと素敵な役に会いたいっていうのは、ずっと思っていて。『HiGH＆LOW』が、その光を見させてくれたっていうところは、大いにありますね」と今作への熱い思いを語っていた。（modelpress編集部）