靭帯負傷の前田敦子、イベント登壇で元気な姿 回復明かす<旅のおわり世界のはじまり>
2019.06.03 19:34
女優の前田敦子が3日、都内で行われた主演映画『旅のおわり世界のはじまり』(6月14日公開)の完成披露舞台イベントに登壇。自宅作業中に膝の靭帯を負傷してから初めて公の場に姿を見せた。
前田敦子、靭帯負傷後初の公の場
元気な姿でステージに登壇し、「可愛い~」と会場のファンがざわめく中、思わず笑みがもれた前田。「立つのはすごく久しぶりなんで緊張しているんですけど…」と切り出し、「この1年間で色んなことが私自身もありましてすごく思い出深い作品になりました」と約1年前にクランクアップした作品について、しみじみと話した。また、足の怪我の調子について聞かれると、「良い感じです」と照れ笑いし、ご迷惑おかけしました」と頭を下げた。なお、MCからの質疑応答は椅子に座って行われた。
前田は7日に出席予定だった映画『町田くんの世界』(6月7日公開)ジャパンプレミアに怪我のため欠席。11日には自身のInstagramで順調に回復していることを明かしていた。
前田敦子、加瀬亮・染谷将太・柄本時生らとウズベキスタンで約1ヶ月ロケ
イベントには前田のほか、共演の加瀬亮、柄本時生、黒沢清監督が出席。同作は、ウズベキスタンで全編ロケ撮影され、観客も一緒に異郷を旅しているようなシルクロードの美しい風景を楽しむことができる旅の物語。“舞台で歌う”という夢への情熱を胸に秘めたテレビリポーターの主人公(前田)が、番組のクルー(加瀬、染谷将太、柄本)と取材のためにウズベキスタンを訪れ、異国での様々な出会いによって成長していく姿が描かれる。
約1ヶ月間に及ぶウズベキスタンでの撮影で、苦楽を共にしたメインキャスト陣が、撮影後はじめて顔を揃えた。
前田敦子、スクリーンで歌声披露
前田は劇中でエディット・ピアフの名曲「愛の讃歌」の歌唱に挑戦。日本人が建設に関わり、日本とウズベキスタンの友好の証である「ナボイ劇場」での交響楽団の伴奏に合わせた歌唱に加え、クライマックスでは標高2,443mの山頂でアカペラの撮影に挑んだ。前田は「『愛の讃歌ですか?』『アカペラですか?』みたいな」と監督からオファーを受けたときの心境を振り返り、「監督が言って下さっているならやるしかない、と『すぐにボイトレ始めさせて下さい』ってお願いして」とクランクイン前からトータルで3ヶ月ほど特訓したことを明かし、「それも含めて贅沢な時間でした。準備をして撮影に望むのも初めてだった」とコメント。「歌は私なり頑張ったつもりでいるので少しでも響いていたら嬉しいなと思います」と控えめにアピールした。
監督は「通常最初から(キャストを)決めて脚本を書くことは滅多にないんですけど、最初の段階で前田さんに」と前田をイメージしながら脚本を書いたといい、「断れたらどうしようと思ってました」と笑った。
前田敦子、加瀬亮の行動にクレーム?「プレッシャーでしかなくて…」
また、1人のシーンだがその撮影を加瀬が見学していたそうで、前田は「それがプレッシャーでしかなくて、『何でこの人来るんだろう』って。言えないじゃないですか(笑)」と当時の心境をぶっちゃけ、クレーム。加瀬は「単純に歌聴いてみたいなって(笑)、すみません」と詫び、監督も加瀬と感想を言い合いながら撮影をしていたことを報告。「大変なのは最初から分かってましたので、僕がどうこうというよりも前田さんが行けるところまで行って頂こうと。これは本当に楽しみにして頂きたい」と出来栄えに胸を張った。
柄本時生、兄・柄本佑とのエピソード明かす
柄本は芸能一家である家族全員が監督のファンだと明かし、「今年1年仕事チャラだなと。これからどんな仕事来ても黒沢組やれるならと」とオファーを受けたときは相当喜んだよう。一番最初に台本を見せたのは兄の柄本佑だといい、「兄ちゃんとは、家に行ってカバンから台本ぽんって置いて、黙って読んで『黒沢監督?』みたいな。“この現場やります名刺バトル”みたいなのをやっているんですけど(笑)、最初に見せました」とエピソードを披露した。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】