「十二人の死にたい子どもたち」での“演技バトル” 絶好のロケ地&撮影手法明らかに
2019.01.17 17:00
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杉咲花、新田真剣佑、北村匠海、高杉真宙、黒島結菜、橋本環奈らが出演する映画「十二人の死にたい子どもたち」(1月25日公開)のメイキング写真が公開された。
同作は、「天地明察」、「マルドゥック・スクランブル」のベストセラー作家・冲方丁(うぶかた・とう)原作で、第156回直木賞にも候補作となり話題となった冲方自身初となる現代サスペンスの傑作「十二人の死にたい子どもたち」を実写映画化。安楽死を求め廃病院へと集まった見知らぬ十二人の死にたい未成年たちによって繰り広げられる密室サスペンスとなっている。
「みんなで死ねば、怖くないから」と思っていた矢先、彼らはそこで十三人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。彼らだけしか知らない計画のはずだったが、十三人目が現れたことにより、彼らの安楽死は阻まれてしまう。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。まさかこの十二人の中に殺人鬼が。死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、十二人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。
まずは近年頭角を現し、今後数年のうちに役者新世代のリーダー格となるであろう6人、杉咲、新田、北村、高杉、黒島、橋本にオファー。すると、企画内容に6人全員が賛同。残りの6人についてはオーディションを行い、堤幸彦監督によって吉川愛、萩原利久、渕野右登 坂東龍汰 古川琴音、竹内愛紗ら可能性溢れる新人が選出された。
撮影は“5カメ”で実施。堤監督はこの手法を自作でよく使用し“祭り”と呼んでいる。TVドラマのマルチ撮影や、舞台やコンサートの収録等ではよくあるものの、映画で5カメを一斉に回して、一気に撮ることはめったにない。今回は“祭り”でもかなりの大規模な撮影となった。
脚本は舞台で活躍し、多ジャンルの脚本を手がけ、理系脳で構造のしっかりとした脚本も得意とする倉持裕氏が担当。6、7ページにも及ぶ場面はざらで、クライマックスのシーンはなんと12ページとかなり長い。
堤監督は、顔合わせの日のリハーサルで、俳優個々の資質を見極め、それぞれに合った演出を施した。どのシーンも最初にリハーサルを行い、堤監督と俳優で細かい心情をすり合わせ、各俳優たちは監督から効果的な演出のアイディアを受け取るとあっという間に自分のものに。演技バトルを繰り広げた十二人に「活きのいい十二人の役者の勢い・ポテンシャルの高さ、ストレートに言うと“若さ”。それゆえの危うさ、怖さなどがびっくりするくらい、いい形で撮影が出来た。彼らの化学反応が想像以上に人間ドラマになり、こんなに密度の高い演技を撮ったのは初めてだった」と堤監督は強い手応えを感じたという。(modelpress編集部)
「みんなで死ねば、怖くないから」と思っていた矢先、彼らはそこで十三人目のまだ生あたたかい死体に遭遇。彼らだけしか知らない計画のはずだったが、十三人目が現れたことにより、彼らの安楽死は阻まれてしまう。あちこちに残る不自然な犯行の痕跡、次々起こる奇妙な出来事。まさかこの十二人の中に殺人鬼が。死体の謎と犯人をめぐり、疑心暗鬼の中ウソとダマしあいが交錯し、十二人の死にたい理由が生々しくえぐられていく。
杉咲花・新田真剣佑・北村匠海ら豪華若手役者が集結
同作が企画された目的の一つにあったのは、“若い俳優の演技力が試せる作品”を作りたいということ。十二人の心理戦が描かれるため、演じる俳優たちには個々の役柄構築と演技に加え、互いが互いを意識しあって、コラボレートしていく集団演技が求められ、相当の能力が要求された。まずは近年頭角を現し、今後数年のうちに役者新世代のリーダー格となるであろう6人、杉咲、新田、北村、高杉、黒島、橋本にオファー。すると、企画内容に6人全員が賛同。残りの6人についてはオーディションを行い、堤幸彦監督によって吉川愛、萩原利久、渕野右登 坂東龍汰 古川琴音、竹内愛紗ら可能性溢れる新人が選出された。
廃病院で撮影
舞台となる「廃病院」は、全国のフィルムコミッションにコンタクトを取り、制作スタッフが必死に探し回った結果、物語の設定どおりの廃病院を奇跡的に見つけ出した。撮影を行った群馬県藤岡市に所在する廃病院は、2017年暮れに移転したばかりで、備品も残っている上に、電気も通じるというポテンシャルの高い場だった。撮影は“5カメ”で実施。堤監督はこの手法を自作でよく使用し“祭り”と呼んでいる。TVドラマのマルチ撮影や、舞台やコンサートの収録等ではよくあるものの、映画で5カメを一斉に回して、一気に撮ることはめったにない。今回は“祭り”でもかなりの大規模な撮影となった。
脚本は舞台で活躍し、多ジャンルの脚本を手がけ、理系脳で構造のしっかりとした脚本も得意とする倉持裕氏が担当。6、7ページにも及ぶ場面はざらで、クライマックスのシーンはなんと12ページとかなり長い。
堤監督は、顔合わせの日のリハーサルで、俳優個々の資質を見極め、それぞれに合った演出を施した。どのシーンも最初にリハーサルを行い、堤監督と俳優で細かい心情をすり合わせ、各俳優たちは監督から効果的な演出のアイディアを受け取るとあっという間に自分のものに。演技バトルを繰り広げた十二人に「活きのいい十二人の役者の勢い・ポテンシャルの高さ、ストレートに言うと“若さ”。それゆえの危うさ、怖さなどがびっくりするくらい、いい形で撮影が出来た。彼らの化学反応が想像以上に人間ドラマになり、こんなに密度の高い演技を撮ったのは初めてだった」と堤監督は強い手応えを感じたという。(modelpress編集部)
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