大原櫻子(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会

大原櫻子、等身大の魅力全開「こんなにハマるとは思っていなかった」と絶賛の声<あの日のオルガン>

2019.01.10 08:00

歌手で女優の大原櫻子が1月10日に23歳の誕生日を迎えたことを記念して、戸田恵梨香とW主演を務める映画『あの日のオルガン』(2月22日公開)の場面写真が解禁された。

  
同作は太平洋戦争末期、日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母たちの実話。親元から遠く離れた荒れ寺へ、53人の園児たちと疎開生活をスタートさせ、幾多の困難を乗り越え、託されたいのちを守りぬこうとするヒロインたちの奮闘を描いている。

主役の保母たちのリーダーで責任感の強い板倉楓役を戸田、天真爛漫で音楽が好きな保母の野々宮光枝役を大原が演じる。2人は初共演。そのほか、1000人を超えるオーディションを経て保母役に選ばれたのは、佐久間由衣、三浦透子、堀田真由、福地桃子、白石糸、奥村佳恵。さらに、林家正蔵、夏川結衣、田中直樹、橋爪功ら俳優たちも出演する。

メガホンをとるのは『ひまわりと子犬の7日間』の監督であり、長年山田洋次監督との共同脚本、助監督を務めてきた平松恵美子氏が担当する。

大原櫻子、平松監督が絶賛

大原櫻子(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
2013年映画『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で鮮烈なデビューを飾り、歌手としても日本レコード大賞新人賞受賞やNHK紅白歌合戦への出場、さらに舞台「ONWARD presents 新感線☆RS『メタルマクベス』disc2 Prodused by TBS」など、多岐にフィールドを広げながら目覚ましい活躍を見せ続け2018年12月にデビュー5周年を迎えた大原。そんな大原が同作で挑んだのは、太平洋戦争末期に日本で初めて保育園を疎開させることに挑んだ保母・野々村光江役。

戦時中、幾多の困難を乗り越え、強い信念と持ち前の明るさで時代を切り拓いていったヒロインを見事に演じきった大原について、初タッグとなった平松監督も「他作品で体当たりで演じられている姿を拝見して、彼女の真っ直ぐな魅力を戦争中の物語でどれだけ膨らませられるか未知数でしたが、笑顔も泣き顔も含めてこんなにハマるとは思っていないくらいのハマりようで素晴らしかった」と絶賛。無邪気で純粋でおっちょこちょいな一面もありながら、オルガンを弾き美しい歌声を響かせて、幼い園児たちから誰よりも慕われる“みっちゃん先生”は、まさしく大原のためにこそ用意されたと言っても過言ではないほど。

大原櫻子(C)2018「あの日のオルガン」製作委員会
さらに、チャン・イーモウ監督の不朽の名作『初恋のきた道』(99)で脚光を浴び世界的名女優へとスターダムを駆け上ったチャン・ツィイーの印象的なビジュアルを思い起こさせる、旧い時代の田舎風景のなかで赤とピンクのニットに身を包み笑顔がはじけるキュートなカットからも、同作で大原がスクリーンいっぱいに放つ等身大の魅力に期待が高まる。(modelpress編集部)

あらすじ

東京も安全ではなくなっていた1944年。戸越保育所の主任保母・板倉楓は、園児たちを空襲から守るため、親元から遠く離れた疎開先を模索していた。別の保育所・愛育隣保館の主任保母の助けもあり、最初は子どもを手放すことに反発していた親たちも、なんとか子どもだけでも生き延びて欲しいという一心で我が子を保母たちに託すことを決意。しかし、戸越保育所の所長がようやく見つけてきた先は古びた荒れ寺だった。幼い子どもたちとの生活は問題が山積み。それでも保母たちは、地元の世話役の協力をえて、子どもたちと向き合い、みっちゃん先生はオルガンを奏で、みんなを勇気づけていた。戦争が終わる日を夢見て…。そんな願いをよそに、1945年3月10日、米軍の爆撃機が東京を来襲。やがて、疎開先にも徐々に戦争の影が迫っていた―。
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