北村匠海、意外な一面とは?“頭を悩ませた”キャスティングの裏側も<春待つ僕ら>
2018.11.06 12:00
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土屋太鳳×北村匠海×小関裕太というフレッシュなキャストが集結し、『ROOKIES-卒業-』の監督と『君の膵臓をたべたい』のプロデューサーがタッグを組んだ『春待つ僕ら』が12月14日に公開となる。この度、本作を企画した『世界の中心で、愛をさけぶ』など数々のヒット作を世に出してきた敏腕プロデューサーの春名慶氏が、北村匠海に関するコメントをモデルプレスに寄せた。
北村匠海、キャスティングの理由は…
同作は、一人の女の子を囲む個性あふれる花形バスケ部男子たちに“スポきゅん&友きゅん”必至の青春ラブストーリー。脱ぼっちを目指して高校に入学したものの、なかなかクラスに馴染めない主人公の春野美月役を土屋が演じる。『君の膵臓をたべたい』でも北村と一緒に作品を作った、春名氏は「『キミスイ』では、オーディションで50名弱の俳優と実際に会いました。そして、僕が惚れこんでキャスティングしたんです」と『キミスイ』で北村のキャスティングを即決した当時を振り返る。
しかし、本作で北村が演じる浅倉永久のキャスティングについては「永久は、完全無欠のイケメンヒーローでも王子様でもない。どこか脆くて弱い。だけどその分、相手が同じように持っている脆さや弱さにちゃんと共鳴してあげられるような受容性を持っているから、そこをしっかりと表現できる俳優じゃないとならない」と頭を悩ませたという。
その上で「イケメンで王子様をやれる俳優は、他にもいますが、永久の持つナイーブで脆い感じを出せて、でもかっこよさを持っているのは、北村くんしかいない。人間の持つ脆さや強気に出れない感じを表現できるのは今、北村くんだけで、競合はいない!と思ってキャスティングしました」と北村は、唯一無二の俳優であると絶賛し、北村自身が持つナイーブさこそが、永久だと語った。
北村匠海の意外な一面とは?
北村が演じる永久は、主人公・美月(土屋)を気にかけるという役どころで無口で天然な性格。北村本人は「寡黙ですが、とにかく真っすぐ。基本的にはバスケのことしか見ていないです(笑)」と一見“バスケバカ”にも思える永久についてコメントし、自身に共通するのは、毎日をゆっくりと過ごすテンションだと分析しつつも「僕自身は、“どんくさい”んです。片方に重心がかかってしまって、バランスを崩してしまったり(笑)」と自身の“どんくさい”というちょっと意外な一面が、永久とは異なると明かした。そのため、「僕自身は、歩く時に下を向きがちですが、上を向いて歩く所作とか、佇まいとか、カッコいい仕草を意識しながら演じました」と観ている人に“カッコいい永久”と思わせることが、大変だったそう。
自身のどんくささを明かした北村に敏腕プロデューサーは舌を巻くが、「何も言わずに何かを語っているような時間を表現するのが難しかったです」と見た目のカッコ良さ以外にも、寡黙なキャラクターゆえの難しさもあったようだ。(modelpress編集部)
映画『春待つ僕ら』ストーリー
何をするにもひとり。そんな“ぼっち女子”美月の運命を変えたのは、バスケと仲間を愛する4人のバスケ男子との出会いだった。最初は「チャラい」と決めつけていた4人の、バスケへのまっすぐな思いに触れるうち、美月の中で何かが変わっていく。そして4人の中でも一番無口な天然キャラ=永久の穏やかな優しさに、少しずつ惹かれていく美月。お互いが気になる存在になり始めた頃、幼なじみ=亜哉が突然現れる。
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