映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』に出演する(左から)杉野遥亮、上白石萌音、横浜流星 (C)「2019 L・DK」製作委員会

上白石萌音「L・DK」実写化で初キスシーン「ミントの味でした」 杉野遥亮&横浜流星と“3人同居”

2018.09.06 06:00

渡辺あゆ氏の人気少女コミックを実写映画化する『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』(・はハートマーク)が来年3月21日に全国公開されることが決定。胸キュンの“ラブ同居”を繰り広げる高校生を上白石萌音杉野遥亮横浜流星が演じることが発表された。

  

“壁ドン”の「L・DK」キャスト一新で再び実写化

2014年に剛力彩芽と山崎賢人(※「崎」は正式には「たつさき」)で実写映画化され、劇中に登場する“壁ドン”がその年のユーキャン新語・流行語大賞トップ10に選ばれた「L・DK」。このほど原作コミックの中でも人気の「玲苑編」を新たに実写化するにあたりキャストも一新。恋人同士となった西森葵(にしもり・あおい/上白石)と久我山柊聖(くがやま・しゅうせい/杉野)のもとに柊聖のいとこ・久我山玲苑(くがやま・れおん/横浜)が突然アメリカからやって来て、まさかの3人同居がスタート!?という波乱の“ラブ同居”を描く。

上白石萌音、初めてのキスシーンの味は…

映画『L・DK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。』に出演する(左から)杉野遥亮、上白石萌音、横浜流星 (C)「2019 L・DK」製作委員会
剛力と山崎が演じていた、まっすぐだけど恋には奥手なヒロイン・葵と学校一のイケメン・柊聖は上白石と杉野にバトンタッチ。今作が初の恋愛映画となる上白石は「少女漫画のヒロインとは縁遠いと思っていたので、お話をいただいたときは本当にわたしでいいのか、何度も確認しました」と戸惑いを明かし、壁ドンやあごクイ、バックハグといった胸キュンアプローチの嵐に「言ったことも言われたこともない台詞や、ドキドキするシチュエーションに、顔が火照りっぱなしでしたが、真心で人とぶつかっていく主人公の葵に勇気をもらい、わたしも真っ直ぐにお芝居をしたつもりです」と刺激的な撮影を振り返る。キスシーンにも初挑戦しており「穴があったら入りたい!と本気で思いましたが、優しいリードでとても安心感がありました」と杉野&横浜の支えに感謝。「お互いに緊張して、念入りにケアをしすぎて…とても爽快なミントの味でした(笑)」と明かしている。

杉野遥亮&横浜流星が“初壁ドン”

上白石と杉野の身長差は実に「33cm」。今作最大の見どころとも言える壁ドンには苦戦したようで、上白石は「クランクインが杉野さんに壁ドンをされるシーンだったのですが、二人の息があっていないと壁ドンは綺麗に決まらなくて…廊下の隅の方で、タイミングや角度を何度も練習しているのはシュールだったと思います(笑)」、杉野は「手の位置や角度、魅せ方を試行錯誤しました」とそれぞれ語っている。葵と柊聖の同居の秘密を知り、2人を引き離そうとする玲苑を演じる横浜も「ついに僕も壁ドンをやる日が来たんだなと思いました(笑)初めての壁ドンだったので不思議な感覚でしたが、監督と相談しながら、原作に忠実に、かっこ良い壁ドンになったと思います」と手応えをのぞかせた。(modelpress編集部)

上白石萌音コメント

少女漫画のヒロインとは縁遠いと思っていたので、お話をいただいたときは本当にわたしでいいのか、何度も確認しました。何度聞いても深く頷いて背中を押してくださったスタッフの皆さん、そして同世代の頼もしいキャストの皆さんの胸に飛び込んで、純粋に、真っ直ぐに恋をしようと思いました。言ったことも言われたこともない台詞や、ドキドキするシチュエーションに、顔が火照りっぱなしでしたが、真心で人とぶつかっていく主人公の葵に勇気をもらい、わたしも真っ直ぐにお芝居をしたつもりです。同居が軸になる物語でもあるので、狭い部屋で3人で生活をするシーンはとても楽しかったです。

クランクインが杉野さんに壁ドンをされるシーンだったのですが、二人の息があっていないと壁ドンは綺麗に決まらなくて...廊下の隅の方で、タイミングや角度を何度も練習しているのはシュールだったと思います(笑)。しかも実際にされると思ったより顔が近くて心臓が止まりそうで、1シーン目から恋愛映画の洗礼を受けました。杉野さんと、横浜さんの壁ドンに対するそれぞれの個性も感じました(笑)。3人でいるととても居心地がよく、普段の楽しい空気感がそのまま映画の中に出ているのではないかなと思います。

― 初めてキスシーンを演じてみていかがでしたか?

穴があったら入りたい!と本気で思いましたが、優しいリードでとても安心感がありました。キスシーンに限らず、杉野さんと横浜さんには心身共に支えて貰っていました。お互いに緊張して、念入りにケアをしすぎて...とても爽快なミントの味でした(笑)

杉野遥亮コメント

出演のお話をいただいた時は、まだお芝居の経験も非常に浅かった為、とても不安でした。監督やスタッフさん、キャストの皆と話し合いを重ねていく中で、一つの形になるものを作り上げていくんだというワクワクする感覚に変わりました。何より壁ドンのシーンでは、手の位置や角度、魅せ方を試行錯誤しました。そして上白石さんとは初共演でしたが、既に付き合っているという距離感から始まるので、その関係性を表現していくのが難しかったです。上白石さんは作品に臨む上での立ち居振る舞いや、役に対しての理解度や在り方、それに向かっていく姿勢が、正直で一生懸命で偽らないところが魅力的でした。横浜くんが演じる玲苑は、同じ男から見てもかっこいいと思える男で、それをリアルに表現していく横浜くんに対して、柊聖としても杉野遥亮としても、超えていきたい!と奮い立ちました。

横浜流星コメント

大人気少女漫画映画の続編に参加できることにプレッシャーも感じましたが、とても嬉しく、ついに僕も壁ドンをやる日が来たんだなと思いました(笑)。初めての壁ドンだったので不思議な感覚でしたが、監督と相談しながら、原作に忠実に、かっこ良い壁ドンになったと思います。演じる玲苑はぶっきらぼうですが、可愛らしい部分もあるので、ただの「嫌な奴」にならないように気を付けました。周囲をかき乱すお芝居をする場面も多く、度合いが難しかったですが、普段周りをかき乱すことがあまりなかったので、演じていて楽しかったです(笑)。

また、共演した杉野くんとはプライベートでも仲が良いからこそ「いとこ」という関係をよりリアルに出せたと思いますし、杉野くんの撮影の立ち振る舞いなどに、刺激を受けました。柊聖が杉野くんでよかったです!監督、プロデューサー、萌音ちゃん、杉野くんをはじめキャスト全員で力を合わせ、僕等でしかできない作品になりました。原作を知っている方にも、知らない方にも楽しんで頂ける内容になったと思うので、お楽しみに!

原作者・渡辺あゆコメント

まさかの再映画化、ありがとうございます。上白石さんはとても演技が上手い女優さんだなあと、以前から応援していたので、葵役を引き受けてくださると聞いてとにかく嬉しかったです。間違いなく葵になる!と思いました。そして柊聖役の杉野さん、玲苑役の横浜さん、雑誌やテレビで拝見して、これは安心してまかせられそうだなと思いました。実際お会いしたときの衝撃がすごかったです。とんでもないオーラで、うかつに近づいてはいけないと思いました。少女漫画のヒーローでした。みなさんの演じる姿は、喋り方から仕草から、体のシルエットまで、自分の描いたキャラが三次元になってる!と錯覚するくらい眼を見張るものがありました。みなさん半端ないって!!という一言につきます。

プロデューサーコメント

上白石萌音のキャスティングについて:まず、少女漫画のイメージが全くない女優さんとご一緒したいと思い探していました。葵という役は一見「普通の女の子」に見えるのですが、実はとても芯が強くて母性の強い女の子です。上白石さんは素朴さ、芯の強さ、あと身長(笑)がまさに葵そのもの。演技派で知られる彼女ですから少女漫画映画の思いっきりキラキラ輝く役で新たな魅力を見せてくださると思いキャスティングしました。

杉野遥亮のキャスティングについて:読者投票で常に一位を獲得する人気キャラクターの柊聖。「LDK ひとつ屋根の下、「スキ」がふたつ。」の映画化を企画した時は柊聖役を誰にお願いするかは全く思いついていませんでした。たまたま杉野さんにお会いする機会があり、一目で「柊聖は彼しかいない」と確信したのですが、まだ杉野さんには映像の経験がほとんどないデビュー間も無い時でした。そこからずっと追いかけて、キャスティングに至りました。

横浜流星のキャスティングについて:この映画が面白くなるかならないかは、玲苑の役にかかっていると言えるほど、特徴のあるキャラクター。横浜さんとは別の作品のオーディションでお会いしていました。その際はご一緒できなかったのですが、若い俳優さんなのにいろんな表情を持つ横浜さんはとても印象に残っており、玲苑の役をオファーしました。あの赤髪がナチュラルに似合うのも横浜さんしかいなかったと思います。
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