池田エライザ(C)モデルプレス

池田エライザ、カメレオン女優ぶり発揮 眉毛“使い分け”のポイント明かす

2018.07.03 20:22

女優の池田エライザが3日、都内で行われた映画「ルームロンダリング」(7月7日公開)のトークイベントに、漫画家の羽賀翔一氏とともに出席した。

  

池田エライザ「自分のことを改めて考えさせてくれる映画」

池田エライザ(C)モデルプレス
事故物件に住んでその履歴を帳消しにする“ルームロンダリング”を仕事にする、こじらせ系女子・八雲御子(池田)が、元住人の幽霊たちと交流する中で、人として成長していく姿を描く同作。

池田は「オファーをいただいたときに脚本を読ませていただいて、本当に心の底から惚れ込んだ作品というか、誰のことも見放さない、置いてけぼりにしない作品だなと思っていました」と紹介し、人付き合いが苦手な御子が、内弁慶でいられる数少ない存在である叔父・悟郎(オダギリジョー)の存在について話が及ぶと「そういう人っているよねって思いますね。家族とか。外で“自分はこういう人でいなければならない”ってことばかり考えていて疲れちゃっているときに、ふと家族と電話をして、もっと優しく言ってあげないといけないのに『うるさいなあ』って言えちゃうって素晴らしいことだなって。そこに自分がゆっくり息ができる場所があるんだなって思います」としみじみ。

池田エライザ(C)モデルプレス
同作で見てほしいポイントを聞かれると「舞台あいさつの後のリプライを見ていると、お子さんといらっしゃった方も多くて、お母さんとお子さんでどういう映画に見えたかって全然違うみたいで、10代、20代でこじらせている方とか、お墓参りに行ってなかったなとか、『ありがとう』って言ってなかったなって方とか、いくつになっても自分の中で忘れがちなことを思い出せる作品だと思うので、性別年齢問わず見ていただけるし、見る歳によって感じる部分が違うんじゃないなかって思います」といい、「この作品がこの現代で上映されるってことが嬉しくて、いろんな情報が行き交うからこそ、もっと自分のハートフルな部分に触れてくる映画になったというか、自分のことを改めて考えさせてくれる映画なんじゃないかなと思います」とアピールした。

カメレオン女優ぶり発揮 自己分析も

羽賀翔一氏(左)、池田エライザ(中央)(C)モデルプレス
また、同作を見たという羽賀氏から「漫画って感情の違いを描き分けるときに、眉毛で描き分けることがあるんですけど、(御子は)眉毛が隠れるキャラクターだったので、その演じ分けは難しそうだなって思いました」と投げかけられた場面では、「ハーフだからということを気にしているというわけではないんですけど、よく眉毛が動く人種なので、そこを使い分けているというか、より日本的でやろうというときは(前髪を)ぱっつんにして(眉毛を)隠したり、コミュニケーション上手な女の子の役がきた場合は(眉毛を)見えるようにして、わかりやすくしたりしています」と明かし、「技術ってわけではないんですけど、使い分けている部分があります」と語った。

池田エライザ(C)モデルプレス
さらに、清純派な役からセクシーな役まで幅広いイメージの役をこなし、カメレオン女優ぶりを発揮している池田だが「意外とそんなにやってるつもりはないんだけどなあ。みんなもっとしてない?…あっヤバい、書かれちゃう(笑)」とコメントし会場に詰めかけたファンの笑いを誘い、「そんな過激なことしたかなあ。まあイメージ的な問題でしょうね」と自己分析。

続けて「ありがたいですけど、なんかよろず屋みたいになってきちゃったなって(笑)。いろんなお話をいただいて、毎度、真剣に読ませていただくんですけど、前回いただいたものと、今回いただいたものがまったく違うので、それはそれで大丈夫なのかなと…。わかんなくなってきちゃって」と胸の内を明かし、「“~派女優”さんってイメージを確立していらっしゃって、私も好きな女優さんで“この子にこの芝居やらせたら素晴らしいな”って方がいるんですけど、自分は(イメージが)なかなか定まってこないなって。面白がっていただいているならいいんですけどね。そうやっていろんなことをやらせていただけるのは、役者冥利に尽きるっていうのはおこがましく感じるんですけど、そういう気持ちに少しなります」と吐露した。

池田エライザ(C)モデルプレス
最後には、「『ルームロンダリング』の(Twitterの)アカウントをフォローしてくれていますか?実は御子ちゃんがツイートをしていると思うんですが、もうお分かりでしょうが、あれは私が書いています」と告白し、「池田エライザのアカウントで呟きにくい、愚痴じゃないですけどちょっと本音っぽいことを御子ちゃんを利用して書いておりますので、そちらのツイートもぜひ楽しみにしてください」とニッコリ。ふと、目の前にいる記者たちが目に入ったのか「結構、書いてるな…」と苦笑していた。(modelpress編集部)

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