岸井ゆきの、成田凌 (提供画像)

岸井ゆきの×成田凌“完全一方通行の恋” 原作のプレッシャーも明かす<愛がなんだ>

2018.06.10 09:00

これまでに『空中庭園』『八日目の蝉』『紙の月』などを手がけた作家・角田光代氏の恋愛小説『愛がなんだ』(角川文庫刊)が映画化されることが決定。女優・岸井ゆきの、俳優・成田凌が出演することが発表された。

  
想いを寄せるマモル(成田)のためなら、自分の時間のすべてを捧げてしまうOL・テルコ(岸井)の、完全なる一方通行の恋を描く同作。

監督は、『サッドティー』『知らない、ふたり』『パンとバスと2度目のハツコイ』など、恋に翻弄される男女の人間模様を鋭く描き、“正解のない恋の形”を模索し続けてきた今泉力哉氏が務める。

角田光代『愛がなんだ』(角川文庫刊) /提供画像

岸井ゆきの&成田凌「愛がなんだ」

仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモちゃんがいてくれるなら幸せなテルコを演じる岸井は、「原作の面白さ故のプレッシャーや不安は尽きませんが、今とても嬉しいです」と出演する心境を告白。「映像だから出来ること、テルコなりの一、二歩、いや四、五歩先をいく気遣い、何周もまわりにまわった恋とも愛とも言い切れない奇妙な執着を、心強いスタッフキャストの皆さんと共に、映画へしっかりと繋いでいきたいと思っています」と意気込んだ。

一方、マモル役の成田は同映画について、「『愛がなんだ』。どう生きていたらこの言葉を言える時が来るんでしょう。その1つの答えみたいな映画になればいいなと思います。勝手に、答え、とか言ってすみません」と想いを吐露。岸井同様、喜びと期待も語り「撮影はこれからですが、面白い作品になりそうです」とコメントした。

岸井ゆきの(C)Kotori Kawashima
成田凌 (提供画像)
なお、2018年6月中旬より都内近郊にてクランクイン。劇場公開は2019年を予定。(modelpress編集部)

■「愛がなんだ」あらすじ

28歳のテルコはマモル(マモちゃん)に一目惚れした5ヶ月前から、生活はすべてマモちゃんを中心に動いている。仕事中でも、真夜中でも、マモちゃんからの電話が常に最優先。仕事を失いかけても、親友に冷たい目で見られても、マモちゃんがいてくれるならテルコはこの上なく幸せなのだ。けれど、マモちゃんにとっては、テルコはただ都合のいい女でしかなかった。マモちゃんは、さっきまで機嫌良く笑っていたのに、ちょっと踏み込もうとすると、突然拒絶する。今の関係を保つことに必死なテルコは自分からは一切連絡をしないし、決して「好き」とは伝えられない。ある日、朝方まで飲んでマモちゃん家にお泊まりしたことから、2人は急接近。恋人に昇格できる!と有頂天になったテルコは、頼まれてもいないのに家事やお世話に勤しみ、その結果、マモちゃんからの連絡が突然途絶えてしまう…。

それから3ヶ月が経ったころ、マモちゃんからひょっこり電話がかかってくる。会いにいくと、マモちゃんの隣には年上の女性、すみれさんがいた…。

■岸井ゆきのコメント

好きな人のためなら仕事中でも電話に出て、食事に誘われればすぐ退社。クビ寸前でも構わず、当たり前のように彼の時計で生きている、主人公・テルコをまさか演じることができるとは!原作の面白さ故のプレッシャーや不安は尽きませんが、今とても嬉しいです。

映像だから出来ること、テルコなりの一、二歩、いや四、五歩先をいく気遣い、何周もまわりにまわった恋とも愛とも言い切れない奇妙な執着を、心強いスタッフキャストの皆さんと共に、映画へしっかりと繋いでいきたいと思っています。

■成田凌コメント

「愛がなんだ」どう生きていたらこの言葉を言える時が来るんでしょう。その一つの答えみたいな映画になればいいなと思います。勝手に、答え、とか言ってすみません。

角田光代さんの物語の住人になれること、やっと、今泉力哉監督とご一緒できること、そして岸井ゆきのさんをはじめとする、素晴らしいキャストの皆様との共演を楽しみにしています。撮影はこれからですが、面白い作品になりそうです。

■今泉力哉監督コメント

両想いなんて存在しないのでは、と言い続けてきた私の元に、この小説を映画化しませんかという話が来て、これは、と嬉しくなりました。角田さんの小説は本当に面白く、台詞だけに限らず、その言葉や空気、テンポ、そのどれもがとても繊細で、滑稽で、映画化はすごく大変だな、怖いな、と思っております。

でもそこは映画です。ひとりでつくるものではありません。ずっと憧れていた岸井ゆきのさん、独特の空気と色気を持つ成田凌さんをはじめとした魅力的なキャスト陣、とても理解ある脚本家の澤井さんと一緒につくっていった本、また経験豊富なスタッフ、そしてもちろん原作の魅力に頼りながら、自分なりの「愛がなんだ」がつくれたらと思っています。完成しても、絶対、愛がなにかなんてわかり得ないけれど。
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