福士蒼汰が涙腺崩壊　工藤阿須加と感極まる

舞台挨拶の終盤には、成島監督が福士と工藤に労いと感謝の言葉をかけるサプライズ。福士は目を真っ赤にしながら「ありがとうを言うのは僕だと思う。本当に役者として…あの…」と言葉を続けようとするも涙腺決壊。

客席から「頑張って！」「深呼吸して！」などの声援に背中を押される形で「厳しく指導していただき、大変だったけれどやりがいがあったので自分も止まらずに走ってこられた。役者として育ててくれたのは成島監督。今の役者としての気持ち、心は一生忘れない。この作品は僕の大きな心の財産になったと思う」と言葉を詰まらせながら精一杯に絞り出していた。

工藤阿須加の目にも涙

同じく工藤も「最後まで僕たちのお父さんのように傍にいてくれて支えてくれた。感謝の気持ちしかありません」と目を潤ませてコメント。

「成島監督には沢山助けてもらったので、次の成島監督作品に出演する時には、僕らが監督を助けられるような役者になって、いつか恩返ししたい」と誓いを立てていた。

福士蒼汰の“貯金”に驚き

作家・北川恵海によるベストセラー小説を、映画『八日目の蝉』『ソロモンの偽証』で知られる成島監督が実写映画化した作品。ブラック企業で働く青山（工藤）が、大阪弁でいつも爽やかな笑顔を見せる謎の男・ヤマモト（福士）と出会ったことで人生を変化させていく。

映画のタイトルにちなんで「今の仕事を辞めたらどうする？」と聞かれた福士は「仕事しないです。海外を巡るのが好きなので、今の仕事を辞めたら世界一周グルグルすると思う」と放浪宣言。吉田から「そういう貯金はあるんだぁ」と探られると「ある程度は……」と真面目に返答し、吉田を「あるんだ？凄いねぇ～！」と驚かせていた。（modelpress編集部）