劇団EXILE佐藤寛太、観客9割挙手の現実に異論「絶対やめろって」
2016.12.04 19:50
劇団EXILEの俳優・佐藤寛太が4日、都内にて行われた映画「イタズラなKiss THE MOVIE~ハイスクール編~」の大ヒット御礼舞台挨拶に、共演の美沙玲奈、山口乃々華(E-girls)、灯敦生と登場した。
「イタキス」初の映画化
原作は、漫画家の故・多田かおる氏の「イタズラなKiss」。累計発行部数3500万部を誇り、永遠の乙女のバイブルとして日本のみならず世界中で愛され続けている“イタキス”を初めて映画化した。劇中で佐藤は、女子生徒の憧れの的でクールな天才イケメン・入江役。そして、入江一筋の琴子(美沙)に思いを寄せる“超情熱的”な男・金ちゃんを、この日は欠席となった大倉士門が演じている。
入江派・金ちゃん派論争は意外な結末
イベントでは、司会者が「(入江と金ちゃんは)正反対なイケメンの2人ですが、入江派の人?」と呼びかけると、観客の9割方が挙手。この様子に“金ちゃん派”の山口、灯は「えー!」と声をあげ、「私はもっとかまってくれる人が好きなんです。入江みたいにクールだと心が折れちゃう」(山口)、「私は好きな人にはちゃんと人間扱いされたいかな(笑)。入江くんの彼女じゃなくて、弟になりたい!あんなお兄ちゃん欲しいし、弟には優しい目をするんです」(灯)と熱弁。この2人の意見に、キャスト陣で唯一の入江派・美沙が、「私は冷たい男の子が好きなので」と反論すると、会場から「わかるー!」の声があがった。女性陣の意見に対して、入江役の佐藤は「自分が言うのもなんだけど、女友達から入江みたいな男が好きだと相談されたら、絶対やめろって言う(笑)。金ちゃんを勧めますかね」とコメント。「佐藤自身だったら?」との質問に、「あーでも入江も、かっこいいし、良いところもあるんだよな…」と悩み始めると、灯から「どっちでもいいから!」とツッコまれていた。
徹底した原作再現
また、原作の再現度が高い同作について、登壇者は「琴子の勉強シーンの文房具も忠実ですね」(佐藤)、「居眠りする角度も、漫画と一緒なんです」(美沙)、「私(理美)と、琴子、じん子の並び順も、いつも決まった順番なので、今日のこの並びもしっくりきます」(山口)、「監督がイタキスの原画を着色する担当だったので、監督が彩ったあの画が本作で立体に!と思いました」(灯)と口々にこだわった点を紹介。90年に連載がスタートした原作にならって、劇中に携帯電話などの現代のツールが登場しないことについても、佐藤は「今は琴子のようにラブレターを直接渡す文化があまりないですよね。携帯を本編で使用しないなど、そういった細かい演出によって、気持ちを伝えるシーンがより生きてくるんじゃないかな」と告白した。
さらに、ラブレターを手渡しされながらも冷たい対応をとる入江についても、「監督からは、目を合わさず、琴子が眼中にないという表現をしてほしい、と演技指示されました」と撮影時を回顧。一方、こっぴどく振られる琴子を演じた美沙は、「目があったらそらす入江のどうにか視界に入ろうと奮闘した」と語り、「その感じがすごく琴子っぽいよね」と佐藤から太鼓判を押されていた。
なお、同作は、第2弾「イタズラなKiss THE MOVIE 2 ~キャンパス編~(2017年1月公開)及び、「イタズラなKiss THE MOVIE 3 ~プロポーズ編~」(2017年春公開)へと続く。(modelpress編集部)
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