森川葵、内田理央、竜星涼ら世界遺産・二条城に華やかな彩り 「京都国際映画祭2016」開幕
2016.10.13 20:29
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13日、京都・元離宮二条城中庭にて「京都国際映画祭2016」のオープニングセレモニーが開催。同日から16日までの4日間に渡って行われるイベントが幕を開けた。
世界遺産・二条城でオープニング
今年で3回目の開催を迎えた「京都国際映画祭」。セレモニーが行われた二条城は、厳かな空気が漂いつつも、笑いも起こる和やかなムードに包まれた。最初に挨拶を行った笑福亭仁鶴は、「国宝であり世界遺産でもある舞台に見引き締まる思いでございます。徳川家康が築き、大政奉還が行われた二条城。日本の歴史を見守ってきた重みがありますね」としみじみ。「パンフレットを眺めていますと1回目、2回目よりもさらに欲張った映画祭へと成長していると存じます。二条城が象徴しますように、歴史・文化・伝統工芸や芸術的感性を称える京都だからこそ、映画もアートもその他も全部と、幅広い映画祭を受け入れてくれるのでしょう。この映画祭回を重ねるごとに発展し、京都に根付くことを願って止みません」と述べた。
アンバサダーは名取裕子
また、アンバサダーの名取裕子は、「回を重ねて規模も大きくなって、ハッキリ色が出てきた」と映画祭への感想をコメント。「大役を仰せ付かって緊張しますが、大好きな京都から大好きな映画を世界に発信できることが嬉しいですね」と微笑んだ。「牧野省三賞」授賞式も開催
オープニングセレモニーでは、「日本映画の父」と呼ばれる牧野省三氏の名を冠した「牧野省三賞」の授賞式も実施。牧野氏の孫でプレゼンターを務めた俳優の津川雅彦は、「『牧野省三賞』は第48回になります。長い映画の歴史の中で、映画が斜陽と呼ばれて久しいわけでございます。テレビが判断し、今やサラリーマンが演出しているドラマもある時代になりました。どんどん素人化していく中で、この賞は撮影現場で映画を愛し、生涯を映画に投じたスタッフに功労として授けるものです」と同賞に込められた想いを紹介した。続けて、津川から受賞者として篠田正浩氏の名前が読み上げられ、トロフィーを授与。篠田氏は壇上で、「私が映画界に入って一番最初に頂いたのは京都市民映画祭でした。そして、今現役を引退して執筆活動をしておりますが、映画の事を忘れたことは一時もありません。私の生涯で賞をいたいただくのは今日が最後だと思います。映画はその時代の新しい担い手の手にかかっています。若い人が頑張ってください」とエールを送った。
出品作品の見どころは?
また、オープニングセレモニー前には、同映画祭に出品された作品の出演者たちが囲み取材に出席。『Bros.マックスマン』に出演する竜星涼・内田理央、『愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話』に出演するNMB48の上西恵、門脇佳奈子、トレンディエンジェル(斎藤司・たかし)、『A.I.love you』に出演する森川葵、上杉柊平の8人は揃って登壇した。『Bros.マックスマン』の見どころを聞かれた竜星と内田は、「前作よりもスケールアップして、よりエンターテイメントに富んでます。メットオフもあったり新しいヒーロー作品になって面白くなっています」(竜星)、「色んな特撮があって色んなヒーローがいますけど、マックスマンはコミカルで、愛の力で変身するところが見どころです」(内田)とそれぞれコメント。
一方、『愛MY~タカラモノと話せるようになった女の子の話』でモノ(所有物)と話せるようになった主人公を演じた門脇が「モノの声をトレンディエンジェルさんなど旬な芸人さんたちがやってくれて、すごく面白い作品になっています」とアピール。すると斉藤は「主人公と入れ替わって…『君の名は。』と間違ってしましました」と軽いジャブを入れてから、「右耳のピアス役ということで減量もしまして、キャラ作りもしているので」、「前作も出させていただいて」、「『アイアンマン』と似ている」とボケ倒して、周囲から「前作はない!」「ちゃんと映画見た?」とツッコミを浴びた。
そして、『A.I.love you』エリートイケメンシェフ(上杉)と、夢を叶えるために尽くし続けてくれるA.I.・ラヴ(声:斎藤工)と三角関係を繰り広げる女の子・遥を演じた森川は、上杉から「葵ちゃんがスマホに話している様がかわいらしくて…」と絶賛。森川も「上杉くんも良い声ですし、A.I.の声の斎藤工さんも良い声なので、声に恋していただきたい。イケメンボイスが聞けるので、是非大きな劇場で体感して欲しいです」と笑顔で呼びかけた。
豪華著名人が集結
ほか、『ホラーの天使』に出演する葵わかなとNMB48の矢倉楓子は、「出演者が劇中でビデオを持って撮影した映像が使われているので、見ている人も一緒になって怖さを体験できると思います」(葵)、「手ブレとかもリアルな怖さを引き出しています。実際、その場にいるような恐怖に陥る映画です」(矢倉)と“リアルな恐怖”に自信。さらに、4人の監督が4つの物語を1本の映画として紡いだ特別上映作品『スリリングな日常』に出演する金子ノブアキは、「監督が僕より年下だったり、この映画はこれから業界を引っ張っていく若い才能が集まっています。年齢も30後半になってきて、いい出会いが増えているなって思います」と映画を通じた交流を明かした。
なお、囲み取材には内田裕也、清水圭、板尾創路らも出席した。
京都国際映画祭2016
同映画祭は、「京都映画祭」の伝統と志を引き継ぎながら、新たな映画文化の創造をはかるべく2014年より開催。今回はキャッチコピーを『京都上ル上ル(あがるあがる)』とし、京都ならではの人材・技術・経験を活かし、伝統文化・芸能も伝承しつつ新たな映画文化の創造を図るべく、京都から全国に、アジア諸地域を含む全世界への発信を目指して、映画祭の輪をより一層広げていく。(modelpress編集部)
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