高畑充希、妻夫木聡に「思わず電話しました」

同作は、吉田修一氏の同名小説を映画化。SNSやモバイルの発達により、家族や友人、ときに愛する人でさえ、簡単に疑ってしまう不信の時代に“信じる”とはという根源的な問いかけを一つの殺人事件をきっかけに投げかける群像ミステリー。

新宿で優馬（妻夫木）が出会った謎の男・直人（綾野）の過去を知る薫役を演じる高畑は、完成した作品を鑑賞後、「現実の人たちとどう関わっていいか分からなくなってしまって、思わず妻夫木さんに電話してしまいました」と大きく感情を動かされたことを明かし、「奇跡のような作品に少しでも関わることができて胸がいっぱいです」と大作出演の喜びをかみしめた。

綾野剛＆妻夫木聡へ「見ていて苦しくなりました」

また、恋人役を演じた綾野と妻夫木は、記者会見でも相思相愛のトークを展開。2人の撮影現場の様子について高畑は、「お芝居以外でも、お互いのことを話しているときのお二人がすごくいい顔をしていて。『すごく好きなんだな』と思って、見ていて苦しくなりました」と打ち明けると、綾野と妻夫木は苦笑い。会場は和やかな空気に包まれた。

このほか、会見には佐久本宝、ピエール瀧、三浦貴大、原日出子、川村元気氏（製作）、吉田氏（原作）、李相日氏（監督）が登壇した。（modelpress編集部）