「銀魂」小栗旬で実写映画化が決定 実現の理由を明かす<コメント到着>

小栗旬主演で「銀魂」実写映画化 ファンの反応は?

2016.07.02 05:30

2004年より連載が開始し、単行本発行部数累計5,000万部を超える、週刊少年ジャンプ(集英社)の人気コミック「銀魂」(原作・空知英秋氏)がこの度、俳優の小栗旬主演で実写映画化されることが1日、わかった。抱腹絶倒のギャグと壮絶アクション、そして厚い人情を詰め込んだエンターテイメントストーリーの同作にて小栗は、天パの銀髪が特徴の主人公・坂田銀時役を演じる。実写化が発表されると、ネット上では「遂にきたか」「旬くん主演だから尚更たのしみ」「他のキャストも気になる」などの声が上がっている。

  
舞台はパラレルワールドの江戸。宇宙からやってきた「天人(あまんと)」の台頭と廃刀令により、かつて隆盛を極めた侍は衰退の一途をたどっていた。そんな時代に己を信じる侍魂を堅持するちょっと変わった男・坂田銀時と、ひょんなことから出会った仲間の身に起きる、様々な事件を描いていく。

小栗演じる銀時は、普段は気の抜けたような向上心ゼロの怠け者だが、剣の腕はかなりのもので、攘夷戦争に参加し「白夜叉」の異名を持つ伝説の侍。現在は万事屋(なんでも屋)を商っている。

なお、小栗自身も銀魂ファンであり、単行本27巻には、「小栗旬之介」という小栗のパロディキャラも登場するなど、今回の実写化にふさわしい配役となった。

原作者・空知英秋氏「銀魂のキャラ像はブレないと信じています」

坂田銀時(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会
単行本「銀魂」1巻(集英社)(C)空知英秋/集英社 (C)2017「銀魂」製作委員会
原作の空知氏は今回の実写化に、「メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが、福田監督は『勇者ヨシヒコ』でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬でこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から、鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております」とユーモアたっぷりにコメント。

さらに空知氏は、「原作の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです」と素直な気持ちを語った。

プロデューサー・松橋氏「期待してほしい」

以前から実写映画化の噂が出る度に、「もし『銀魂』が実写化されるなら、福田雄一で実写化して欲しい」「福田雄一だったら見る」という声も上がるほどだった。これまで幾度となく実写化の企画は集英社に持ち込まれている中、ようやく今回実現に至ったのも福田監督による所が大きかったと、今回プロデューサーを務める松橋氏が明かした。

続けて実現の理由について松橋氏は、「連載がクライマックスに向けて大いに盛り上がっている今というタイミングと、そして何より、福田雄一という作品と相性がピッタリの稀有な作家で作りたい、という提案に空知先生も興味を示してくれました。これだったら見てみたい、という先生や集英社の皆さんの琴線に触れたのだと思います。それ相当の覚悟で、福田監督もリスクある舟に乗ってくれました。私は何も心配していないし、ファンの皆さんにも期待してほしい。なぜなら、私の手元にある福田さんの書いた台本、すげえ面白いんです」と早くも自信をのぞかせた。

監督・福田雄一氏「この予算、感動出来る銀魂のために使い切りたい」

監督の福田氏は「空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。 たくさんのファンの方に支持されている原作です。原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました」と明かした。

また実際、空知氏と会った時に「『福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!』と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら?たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います」と熱く語った。

実写化決定でネット上の反応は?

実写化が発表されると、

「銀魂の実写化は気になる」

「空知先生らしいコメント」

「期待して待ってます」

など様々な反響を呼んでいる。(modelpress編集部)

原作者・空知英秋氏コメント

空知氏「ジャンプ」でやってる「幕末」の「侍」ものというキーワードで『るろうに剣心』並みの大作漫画と勘違いした、こんな豪華なスタッフとキャストが集まってくれました。メンバーが豪華だろうと原作が原作ですから基本泥舟。

全員銀魂と一緒に死んでもらう事になりますが福田監督は「勇者ヨシヒコ」でコスプレ感丸出しながらもそんなのお構いなしで物語に引き込み爆笑させてしまう剛腕振りを見た時から、嫉妬からこのオッさん死んで欲しいなと思っていたし、小栗くんもクローズがカッコ良かったんで、漫画に無断で登場させた時から訴えられるんじゃないかとドキドキしていたし、以前テレビで小栗くんの本棚が映った際に銀魂を1巻で切っているのを見た時から鈴蘭に乗り込まなきゃいけないと思っていたので、二つの邪魔な才能を抹殺するにはいい機会だと思っております。

漫画の実写化はイメージと違うと叩かれるのが常ですが、もう今さら何をやっても読者の皆さんの銀魂のキャラ像はブレないと信じていますし、ここに集まってくれた方々はそういう覚悟もした上で、それでも泥舟でもいいから銀魂に乗りたいと言ってくれた方々ですから、そんな人達の作るまた別の形の銀魂ならコケてもいいから見てみたいな、見てもらってもいいかなと思ったのが実写化をうけた僕の率直な気持ちです。という事なので皆さん。

わざわざ沈む船に乗り込んだ「現代」の「侍」達の姿を見て、笑うも結構、泣くのも結構。映画と一緒にその顛末もお楽しみあれ。

監督・福田雄一氏コメント

空知先生から大切な作品を任せていただいたこと、本当に光栄です。 たくさんのファンの方に支持されている原作です。原作の魅力を実写化でも表現できればと、僕が確たる信頼を寄せている最強のキャスト、スタッフに集結していただきました。

空知先生にお会いした時に「福田監督ということは今回ももちろん低予算ですよね!」と言われたのですが、銀魂ともなると、残念ながら?たくさんの予算を頂けました。この予算、たくさん笑えて感動出来る銀魂のために使い切りたいと思います。

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