有村架純「頭とれちゃうんじゃないかと…」壮絶な撮影を回顧
2016.03.21 16:38
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女優の有村架純が21日、都内で行われた映画「アイアムアヒーロー」(4月23日公開)の完成報告会見に大泉洋、佐藤信介監督らと出席。韓国での大規模ロケや、静岡県・浜松市の住宅街を封鎖したサバイバルシーンなど、壮大な撮影の様子を振り返った。
有村架純「毎日が刺激的」
有村にとって同作の撮影は初めてのことだらけだったようで、「毎日が刺激的でした」としみじみ回顧。「タクシー事故のシーンはアトラクションに乗っているみたいだったんですけど、頭とれちゃうんじゃないのかなと思うぐらい激しすぎて…。ホントはいけないんですけど、楽しくなってきちゃって大泉さんと笑っちゃいました」と当時を思い浮かべながら笑顔で語った。続けて有村は、「韓国のスタッフさんやエキストラの方々もすごく協力的で嬉しかったです」と満足そうにコメント。対して大泉は浜松でのロケを振り返り、「浜松のみなさんの協力体制たるや。マンションに帰れない人がいるんじゃないかなって思うぐらい街を封鎖していましたから」と撮影規模の壮大さを明かした。
世界三大ファンタスティック映画祭で好評
同作は、世界三大ファンタスティック映画祭に含まれる第48回シッチェス・カタロニア国際映画祭では観客賞・最優秀特殊効果賞を、第36回ポルト国際映画祭では観客賞・オリエンタルエキスプレス特別賞をそれぞれ獲得。残るブリュッセル国際ファンタスティック映画祭(3月29日~4月10日開催)ではコンペ部門にて上映されることが決まっている。さらに、アメリカ・テキサス州で行われたSXSW(サウス・バイ・サウスウエスト)2016でも観客賞を受賞していることから、「最終的には(アメリカの)アカデミー賞も獲りたいですよね」と意気込む大泉。しかし、話を振られた有村は「目標は高くですよね…頑張りましょう」とあやふやに答え、佐藤監督にいたっては「自信ないです」とキッパリ言い切り笑みを浮かべていた。
人気お笑いコンビ・メイプル超合金も登場
過酷な撮影が多かった同作だが、ケガはなかったという大泉。しかし、撮影現場の安全性を説いているうちに危険だったシーンを思い出し、「車に轢かれそうになるシーンでは、なかなか監督がOKを出さないので、最終的にはちょっと轢かれてましたからね。なのに監督は『もう1回』って言っていて『バカか!』と思いました」と不満を打ち明けた。また大泉は、「完成した映画を見て気づいたんですけど、メイプル超合金でているよね」と紹介。「撮影したのが2年前だったので当時はわからなかったですけど、今や立派になって、なんか嬉しいです」と頬を緩ませていた。
映画「アイアムアヒーロー」とは
累計600万部超を記録を誇る花沢健吾氏の同名コミックを映画化した同作は、さえない主人公・英雄(大泉)の恋人がZQN(ゾキュン・作中でのゾンビの名称)となり、同じくZQNとなった人々でパニックに陥った首都圏を、偶然出会った女子高生ヒロイン・比呂美(有村)とともに逃げ出すという物語。平凡で頼りない主人公の機微や、ZQNによる緊張感あふれるサバイバルパニックを独特のユーモアセンスで描いている。ZQNには、生前の習慣を繰り返す特性があることから「もし自分がZQNになったらどんなことを繰り返してしまう?」との質問を受けた有村が、「『私はこの映画に出てたんです』ってひたすらアピールすると思います」と回答すると、大泉は声をあげて笑い、司会者は思わず「かわいいですね」とポツリ。一方大泉は「とにかく食べることにしか興味が無いので、ラーメン屋に並ぶとか、食べ続けているんじゃないでしょうか」と想いを巡らせた。
なお、会見には花沢氏、山内章弘エグゼクティブプロデューサーも出席した。(modelpress編集部)
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