小栗旬「るろうに剣心」チームと極限恐怖コミック映画化

2013年「ヤングマガジン」（講談社）で連載されるや否や、その過激な描写と緊迫のストーリー展開で話題になり、連載終了後も熱狂的な支持を受け続ける巴亮介氏の戦慄サイコスリラー漫画「ミュージアム」の映画化が決定。『るろうに剣心』の次に仕掛ける巨大プロジェクトとしてワーナー・ブラザース映画と大友啓史監督が再びタッグを組み、主演を小栗が務める。

残虐な猟奇殺人を繰り返す“カエル男”を追う刑事・沢村久志役の小栗は、「漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました」と率直な感想を告白するも、「昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします」と心境を吐露。「何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています」と展望を明かした。

“極限恐怖”が圧倒的な衝撃をもたらす

小栗と同様に「こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました」と原作から恐怖を感じた大友監督。小栗を“もっとも仕事をしてみたかった俳優の1人”と称し、「同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います」と意気込んだ。

また、原作の巴氏は、今回の映画化が「夢のよう」とコメント。「大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています」と胸を踊らせた。（modelpress編集部）

なお同作は、2016年公開予定。

小栗旬コメント

漫画を読みきった時、本当に嫌な気持ちになりました。しかし、昨今このような理解し難い事件が起こり、遠い現実ではない気がします。何故、これを今突きつけるのか、どのように届けるべきなのか、初めて参加させてもらう大友監督のもと、共に探せたらと思っています。皆さんと一緒に考えられる作品になればと全力で演じさせていただきます。

大友啓史監督コメント

こんなに得体の知れない怖さを感じる漫画は初めて読みました。まったく思いもよらないところから、不意に顔の見えない何かが襲い掛かってくる。今まで蓄積してきたものが、一瞬にして台無しにされてしまう。現代社会に巣食う、誰もが共有するそんな漠とした不安を、原作はヒリヒリ、ジリジリと炙り出しています。同時代性あふれるこの素材をどう料理するのか。もっとも仕事をしてみたかった俳優の1人、小栗旬君と共に、大きく深く呼吸をしながら取り組みたいと思います。

巴亮介氏コメント

自分が描いたモノが映画になるなんて夢のようで、さらには大好きで何度も観ている『るろうに剣心』シリーズの大友啓史監督がメガホンを握ってくださり、そのうえ僕が学生時代からドラマや映画の第一線を走り続けている、日本を代表する俳優の小栗旬さんが主演してくださるなんて信じられない話です。今から完成がとても楽しみでわくわくしています。監督さん俳優さんスタッフさん、作品に携わる多くの皆様に心より感謝です。