玉木宏「難しさを痛感」広瀬アリスらと撮影の様子を語る

8日、広島で行われた映画『星籠（せいろ）の海 探偵ミタライの事件簿』（2016年公開予定）の現場会見に出席。今作はミステリ作家・島田荘司氏が原作を手がける人気シリーズ初の映画作品で、主人公・御手洗潔を演じる玉木は「自分とは本当にかけ離れた人物を演じることの難しさを痛感しています」と映像化不可能と言われた天才探偵という役柄に苦戦していることを明かすも、「彼がいいのは、本当に迷いがないという人物なので、セリフをしっかり頭にいれて演じているところです。原作を読んだときの印象がすごく魅力的な人物で、きっとこの映画を観て下さる方も、そう感じていただけるんじゃないかと思っています」と御手洗の魅力を語った。また、映画オリジナルのヒロインに抜てきされた広瀬は「まだまだ未熟者の自分が、こんな素敵な作品に参加させて頂くということがとても大きなことで日々緊張しながら毎日撮影しています」と心境を吐露した。

玉木宏、福山の魅力を語る

今作は瀬戸内海を舞台に、市制施行100周年を迎える福山市の全面バックアップによって制作。玉木は「撮影が始まって2週間くらいたちますが、原作で描かれている福山の魅力を身に染みて感じながら、日々撮影をさせていただいています」と福山を満喫している様子で、広瀬も「この作品は福山市のみなさんに支えてもらわないと撮影できなかったので福山の皆様に本当に感謝しております」とにっこり。鞆の浦を愛する役柄を演じる要潤は「鞆の浦の海のエネルギーをうけながら福山で生まれ、福山で育った人間を演じていきたいと思っています」と意気込みを語った。

原作の島田氏は「こういう節目にそんな福山を舞台にした御手洗潔の映画を作りましょうよということを、福山市長と話していたところが、この作品が出来る発端です」と経緯を明かし、「わたしも脚本作りに関わり、ようやくここまで来たという思いです。御手洗を演じていただく主演の玉木宏さん、広瀬アリスさん、石田ひかりさん、要潤さん、吉田栄作さんにここ福山に来ていただき、和泉聖治監督の手腕によるこの作品に、大きく期待しています」とコメント。和泉監督は「天気にも恵まれまして、絶好調の撮影が続いておりますが、手ごたえがあり、面白い作品になっているんじゃないかなと思っております」と自信をのぞかせた。会見には石田ひかり、吉田栄作も出席。（modelpress編集部）