アカデミー賞ノミネートの「九十九」森田修平監督、受賞式直前の心境を語る モデルプレスインタビュー
2014.03.02 16:16
「第86回米国アカデミー賞」の短編アニメーション部門にノミネートされた「九十九(つくも)」の森田修平監督が、カリフォルニア州ロサンゼルスで1日(現地時間)モデルプレスのインタビューに応じ、授賞式直前の心境を語った。
授賞式前の心境について森田監督は、「普通なら緊張するとかあると思うんですけど自分は実は全然緊張してないんです。(アカデミー賞が)自分にとって大きなことすぎて理解できていないのと、あまりに忙しすぎて多分実感する時間がないのと、もうひとつは自分は新しいことが起こるのを楽しめるタイプだから。前半戦が元気過ぎて疲れてます」とあっけらかんと語った。
「九十九」は、昨年の紫綬褒章を受章した大友克洋監督の「火要鎮」を含むオムニバス映画「SHORT PEACE」の中の1編で、14分の短編アニメーション。18世紀の日本を舞台に、「ものに魂が宿る」というテーマのもと、モノノケと人間の男の交流を描いた作品だ。
日本画のようなタッチと3DCGを融合させた、これまでにない斬新な映像美で表現。2012年アヌシー国際アニメーション映画祭では、ショートフィルム部門に選出され、第16回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門の推薦作品に選定された。
また、「毎回作品を作る度に自分の成長を感じるんですよね」と語る森田監督。「技術や演出っていう面だけじゃなくて人間的にっていうのを感じる。そういう気持ちは大切したいですよね。あんまり『俺は作家だー』ってやるんじゃなくて『自分は常にチャレンジャーだ』って気持ちを大切にずっとやっていきたい。50、60、70歳になってもその考え方でいたいですね」と作品に掛ける熱い思いを語った。
日本人監督作品の米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートは、08年の加藤久仁生監督作品「つみきのいえ」以来の5年ぶりとなり、多くの期待が寄せられる。
「第86回アカデミー賞授賞式」は、日本時間3月3日(月)午前9:00~WOWOWプライムにて独占生中継、同日よる10:00よりリピート放送。(モデルプレス)
「九十九」は、昨年の紫綬褒章を受章した大友克洋監督の「火要鎮」を含むオムニバス映画「SHORT PEACE」の中の1編で、14分の短編アニメーション。18世紀の日本を舞台に、「ものに魂が宿る」というテーマのもと、モノノケと人間の男の交流を描いた作品だ。
日本画のようなタッチと3DCGを融合させた、これまでにない斬新な映像美で表現。2012年アヌシー国際アニメーション映画祭では、ショートフィルム部門に選出され、第16回文化庁メディア芸術祭ではアニメーション部門の推薦作品に選定された。
「まさかここまで来ると思っていなかった」夢にまで見たアカデミー賞
このように国内外で高い評価を得ていることに対して森田監督は、「作品を産んだ瞬間から作品が勝手に前に進んでいる感じ。自分も次のプロジェクトでテレビアニメの監督をやっているので『九十九』という自分の子供がどんどん良い成績を収めてくれてる感じで嬉しいんですけどね」と笑顔。さらに、「まさかここまで来ると思っていなかった…なんて言いながらも、『アカデミー賞に行く夢を見ました』なんてプロデューサーさんに言ってましたから」と茶目っ気たっぷりなエピソードも披露した。また、「毎回作品を作る度に自分の成長を感じるんですよね」と語る森田監督。「技術や演出っていう面だけじゃなくて人間的にっていうのを感じる。そういう気持ちは大切したいですよね。あんまり『俺は作家だー』ってやるんじゃなくて『自分は常にチャレンジャーだ』って気持ちを大切にずっとやっていきたい。50、60、70歳になってもその考え方でいたいですね」と作品に掛ける熱い思いを語った。
日本人監督作品の米国アカデミー賞短編アニメーション部門ノミネートは、08年の加藤久仁生監督作品「つみきのいえ」以来の5年ぶりとなり、多くの期待が寄せられる。
「第86回アカデミー賞授賞式」は、日本時間3月3日(月)午前9:00~WOWOWプライムにて独占生中継、同日よる10:00よりリピート放送。(モデルプレス)
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