ジブリ最新作、ヒロインお披露目　キャストも続々発表

2013.09.17 16:42

17日、都内スタジオにてジブリ最新作「かぐや姫の物語」の中間報告会見が行われ、ヒロインがお披露目された。

今作は、日本最古の文学「竹取物語」をそのままベースにした高畑勲監督のオリジナル作品。誰も知ることのなかったかぐや姫の心情をより丁寧に、そして謎めいた運命の物語を描いている。

今回オーディションにより主人公・かぐや姫の声に選ばれたのは、NHKドラマ8「とめはねっ！鈴里高校書道部」の主演や映画「神様のカルテ」に出演していた若手女優・朝倉あき。そのほか、高良健吾、地井武男、宮本信子、高畑淳子、田畑智子、立川志の輔、上川隆也、伊集院光、宇崎竜童、中村七之助、橋爪功、朝丘雪路、仲代達矢など、豪華キャストの出演が決定している。

ヒロインに決定いたときの心境を聞かれた朝倉は、「小さい頃から慣れ親しんでいるジブリ、そして大勢の方が見ているジブリに出演させていただき、緊張しますが、嬉しくもあり、幸せでもあります」と明かし、「こういう作品に出会う機会はめったにないので、全てを注ぎこもうと思います」と意気込んだ。

また、“わがままで、意志を持った声”のため、起用したと説明した西村義明プロデューサー。この話を聞いた、朝倉は「自己主張が苦手な性格ですが…」と恐縮しつつ、「オーディションのとき、ぼろぼろで終わったときにダメだ、自分の声が届いてないと思いました。でも、自己主張できないマイナスな性格が評価できたので、よかったです」と振り返った。

宮崎駿監督にコメント

今作を手掛けた高畑監督は、同会見には出席しなかったが、先日引退を発表した宮崎駿監督について、「宮さん（宮崎監督）は、あのような形で区切るのが好きだから、作りたくなったら作ればいいよ」という公式コメントも発表された。

「かぐや姫の物語」は、11月23日全国ロードショー。（モデルプレス）

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