上戸彩、強く抱きしめ「1分1秒でも好きになりたかった」

2013.08.29 17:03

女優の上戸彩が29日、映画「おしん」(10月12日公開)キャンペーンイベントで全国都道府県を巡っていた主演・濱田ここねのゴールを、東京タワーで出迎えた。

  
濱田は7月29日、ロケ地である山形県を皮切りに、19の都道府県を巡って同作の魅力をアピールしてきた。いよいよ最終地の東京タワーに辿り着いた濱田。母親役で共演した上戸が手を広げて出迎え、「おかえり」と力強く抱きしめた。

上戸は濱田への印象を「『おしん』のように芯の強い子です。厳しい雪の中の撮影だったので、とても寒かったのですが、ここねは弱音をまったく吐かなかったんです。『おしん』はここねだから出来た映画です。尊敬する大女優ですね」と手放しで賞賛した。さらに、演じる上で意識したことについて「母親像を演じるよりも、1分1秒でもここねを好きになりたかったですね。劇中の奉公に出すシーンは、本当に寂しかった」と撮影を振り返った。濱田も「上戸さんが支えてくれたので、撮影を乗り越えられました」と役を越えて親子の愛が生まれたことをアピールした。

東京タワーのふもとで、濱田ここね(左)を熱く出迎えた上戸彩(右)
夏休み返上で全国を巡った濱田は「大変だったけど、ゆるキャラに会えたりして楽しかったです」とニッコリ。MCから「宿題は?」と問われると「まだ終わってないです。どうしよう」と困惑した表情に。すると上戸から「今日、一緒にやる?」と優しく声をかけられ、照れ笑いを浮かべる一幕もあった。

劇中では親子を演じた濱田ここね(左)と上戸彩(右)
映画「おしん」は、1983年にNHK連続テレビ小説「おしん」(橋田壽賀子原作)が30年を経て映画化されたもの。平均視聴率52.6%、最高視聴率62.9%という驚異の視聴率を記録した国民的ドラマを、約2,500人のオーディションから選ばれた濱田が主役のおしんを演じる。同作では、奉公先で苦労しながらも、ひだむきに生きる少女に焦点を絞り、おしんの成長する姿から、逆境を生き抜く力、親子の絆、戦争と平和といった、世代を超えて心に響くテーマが描かれている。

映画「おしん」は10月12日(土)より全国ロードショー。(モデルプレス)

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