「世界で最も美しい顔」選出女優らが美の共演　

ウォシャウスキー姉弟監督×「ラン･ローラ･ラン」トム･ティクヴァ監督がタッグを組み、デヴィッド・ミッチェル著作のベストセラー小説を基に映画化された同作。舞台は19世紀から24世紀。過去・現在・未来にまたがる500年の間の6つのエピソードを通じ、時代が変わり、場所が変わっても、愛する人と必ず巡り合う奇跡を描いた感動巨編となっている。

争いと過ちを繰り返しながらも惹かれ合うという人間の本質を表現するため、同じ魂を持つ複数の人物を一人で演じるという、俳優の実力が問われる大胆なキャスティングを敢行。トム・ハンクス、ハル・ベリー、スーザン・サランドン、ジム・ブロードベントらアカデミー賞受賞の演技派スターをはじめ、ヒュー・グラント、ヒューゴ・ウィービング、ジム・スタージェス、ベン・ウィショーなど豪華キャストがこの挑戦を受けて立った。

◆注目は3名のアジア人女優

また、このハリウッドスターたちに負けず異彩を放っているのが3名のアジア人女優。韓国きっての実力派女優ペ・ドゥナ、シャネルの中国イメージキャラクターも務めているジョウ・シュン、アメリカの映画専門ウェブサイト“インディペンデント・クリティクス”が発表した「2012年最も美しい顔」22位にランクインしたジュ・ジュだ。

3名は国や人種、性別の境界線を超え合計で11役を熱演し、ペ・ドゥナとジョウ・シュンは、共に本作でハリウッドデビューを飾った。ペ・ドゥナは、「私は、韓国や日本で素晴らしい俳優たちと共演してきた。ハリウッドの人たちと仕事をするのも、そんなに変わらなかったわ」と大物ぶりを発揮する。

そんなペ・ドゥナをラナ・ウォシャウスキー監督は「撮影の最初から最後まで魅力に陥っていた」と絶賛。また、ジョウ・シュンに対しても「キャラクターを掘り下げて、リアルな人物として表現してくれた」と演技力の高さを認め、最大限の賛辞を送っている。（モデルプレス）