【資生堂】IoTスキンケアサービス「Optune」が本格展開｜自分にピッタリのアイテムで美肌をサポート

2019年7月1日、資生堂はIoTスキンケアサービスブランド「Optune」を本格展開する。

同日、都内にて発表会「Beauty Goes Forward.2019」が開催され、資生堂ジャパン株式会社 代表取締役社長 杉山 繁和氏が登壇。
サービス及び利用者一人ひとりに合わせた“パーソナライズド・ビューティー”のあり方についてプレゼンテーションを行った。

パーソナライズスキンケア・オプチューン

「Optune(オプチューン）」は、一人ひとり、その日その時の肌環境に合わせて変わるパーソナライズスキンケア。2018年3月よりベータ版を数量限定で販売開始して以来、様々な検証を重ね改良を行ってきた。

開発背景には多忙を極める女性の姿が。近年、仕事と家庭の両立を目指す女性も増える一方で、毎日のスキンケアに手をかけられない人も増えている。
肌は気候や空気中の微粒子などの外的要因、さらには睡眠状態やストレス・気分、生理周期などの内的要因などが複雑に関連して、日々刻々と変化。
こうした環境を踏まえ、資生堂が長年蓄積してきた肌データ、香り、使い心地など様々な研究知見を活用し、さらにIoTをベースとしたデジタルテクノロジーを掛け合わせることで、新たなスキンケアブランド「オプチューン」が誕生した。

システム概要

《1》センシング ～専用アプリで日々変わる肌を測定～

専用アプリ「オプチューン アプリ（Optune App）」により、スマートフォンのカメラ機能を用いて肌を撮影するだけで、水分量、きめ、皮脂量、毛穴の目立ちなどの肌の状態を知ることが可能。
今回、体内リズムの乱れを感知する機能も追加され、就寝時にアプリに内蔵された睡眠測定機能を設定しておくことで、睡眠中の動きを感知し、それによって引き起こされる体内リズムの乱れを感知して翌日以降のソリューションの調整に反映する。

《2》アナライジング ～肌と肌環境に関するデータを分析・必要なケアを決定～

測定したデータと、毎日自動で取得する温湿度・花粉などの外部環境データ、ユーザーがアプリで入力する生理周期・気分などのデータなど、様々なデータを収集・分析し、オプチューン独自のアルゴリズムでその日の肌に必要なカートリッジ、抽出量をマシンに送信。

《3》パーソナライズ ～専用マシンで今の肌に必要なケアを提供～

申込み時の肌情報からその時の肌に合わせて5本のスキンケアカートリッジ「オプチューン ショット（Optune Shot）」が選ばれてマシンが届き、マシンに手を差し入れるだけで、80,000通りから今の肌に必要な2ステップのスキンケアを提供する。

料金体系

オプチューンは、資生堂が初めて導入したサブスクリプション（定額制料金）サービスで、「月額10,000円（税抜）」で利用が可能。マシンにセットされたカートリッジの残量は自動で管理され、残量が少なくなると自動で配送される。

スキンケアアイテムをゆっくりと選んだり、購入したりする時間もなかなか取れない女性たちでも、季節や肌コンディションにあったスキンケアをを行うことができるサービスとなっている。

サービスの申込はブランドサイト内の申込専用ページで受付中だ。（MAKE IT編集部）