ファンデーションはどう選ぶ?【タイプ別】美肌を作る塗り方のコツ
2018.03.08 18:00
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【ファンデーション/メイクイット】メイクの基本である「ベースメイク」の中でも重要な役割を持つのが、ファンデーションです。種類が豊富で使い方もそれぞれ異なるため、「どう選んだら良いかわからない」と困っている人も多いのでは?今回の記事は、そんなファンデーション選びに悩んでいる人向けです。誰もが憧れる、透明感のある美しい肌を手に入れるために、肌質に合わせたファンデーションの選び方や、プロ並みの仕上がりを目指すためのベースメイクのコツをお伝えします。
ファンデーションの種類と特徴
ファンデーションには種類がありますが、肌質や季節によって使い分けが必要です。
ファンデーションの種類と特徴について解説します。
・パウダーファンデーション
スポンジに適量を取って肌に滑らせれば簡単に仕上がり、初心者でも扱いやすい点がメリットです。
自然な肌に仕上がりますが、その分カバー力には欠けるので、シミ、そばかすやニキビ跡による肌の凹凸などを隠したい人は、コンシーラーや他のタイプのファンデーションとのダブル使いがおすすめです。
・リキッドファンデーション
主に油性成分でできているため、のびやすく肌なじみが良く、カバー力やキープ力が高いのが特徴です。
ただし、肌への負担も大きくなるため、しっかりクレンジングをして肌をケアする必要があります。
パウダーファンデーションに比べるとむらになりやすいため、厚塗りにならないよう、スポンジなどをうまく使って調整しましょう。
・クリームファンデーション
カバー力が高い上に保湿もでき、中には美容成分が配合されているものもあります。
ただし、リキッドファンデーション以上に、洗顔の際の入念なクレンジングとスキンケアが必要でしょう。
クリームファンデーションの仕上がりは?
・エマルジョンファンデーション
肌にのせると液状からパウダー状に変わってよくなじみます。
パウダータイプのように持ち運んで手軽に使える上、リキッドタイプやクリームタイプの持つカバー力や保湿力も兼ね備えています。
エマルジョンファンデーションの仕上がりは?
・ルースファンデーション
サラサラしたパウダー状のファンデーションで、油分が含まれていないため、つけ心地が軽く、肌への負担が少ないのが特徴です。
肌にのせると色むらをなくすことができますが、密着度が低い分、カバー力も低めです。
似ているもので「ルースパウダー」という製品があります。
ルースパウダーはリキッドファンデーションなどを使用した後に、仕上げ用として使うので、色は明るめで薄いものが多く、ルースファンデーションと用途は異なります。
・スティックファンデーション
スティックタイプの容器に入っています。数ミリ程度くり出して直接肌に塗り、スポンジや指を使ってのばします。
カバー力が高く、水分の配合量が少ないため化粧崩れしにくいのがメリットです。のびにくいので色むらやヨレに注意しましょう。
・クッションファンデーション
下地や仕上げが必要なく、リキッドタイプよりも簡単に使えて、さっと直せる点がメリットです。
しっかりカバーできるのにつけ心地が軽く、保湿もできる優れもので、ツヤのある肌をつくることができます。
ファンデーションを選ぶコツ
自分に合ったファンデーションを選ぶには、肌質と使い方、年代が考える際のポイントです。
__肌質に合うものを選ぶ
油性成分と水分の量や美容成分の有無などの違いから、ファンデーションは種類によって相性の良い肌質が異なります。
まずは肌の悩み別に選んでみましょう。
オイリー肌の人は、油性成分の多いタイプよりもパウダータイプがおすすめです。
テクスチャーのしっかりしたリキッドやクリームを使用した場合、余分な皮脂が浮いて肌がヨレてしまいます。
パウダータイプなら、テカりを抑えてさらっとした仕上がりになるため、化粧直しも楽に行えます。
シミやそばかすなど肌トラブルが気になる人には、リキッドやクリーム、スティックファンデーションが適しています。
これらのカバー力が高いタイプは、部分的に重ね塗りすれば毛穴の凹凸やシミなどを目立たなくすることができ、コンシーラーの代わりにもなります。
乾燥肌で悩む人には、リキッド、クリーム、クッションファンデーションなど、美容成分が配合されているタイプや、保湿力の高いタイプがおすすめです。
また、エマルジョンファンデーションなら、パウダーとリキッドの中間のような使い方ができるので、乾燥肌にもオイリー肌にもなじみやすいといわれています。
__使い方で選ぶ
パウダーやリキッド、スティックなど、ファンデーションにはさまざまな形状があるため、メイクの仕方や仕上がりの好みによって選ぶのも一つの方法です。
つけ心地の軽さを求めるなら、ルースファンデーションが最適です。
メイクをオフするときの負担も少ないので、肌トラブルをカバーしつつ薄化粧にしたい人にも向いています。
外出時に持ち運んで、化粧直しがしやすいものを選ぶなら、パウダーファンデーションやクッションファンデーションが良いでしょう。
手軽にメイクを直せる上に、ほかの化粧品とのダブル使いや調整もあまり必要ないので、持ち歩く化粧品が少なく済みます。
忙しい朝、とにかくメイク時間を短縮したいという人には、リキッドファンデーションやクッションファンデーションがおすすめです。
メイク下地を兼ねているものやUVケア成分と一体になっているものが多いので、さっとひと塗りすればベースや仕上げの必要がありません。
あまり時間をかけずにメイクを済ませることができます。
__年代ごとに適したタイプを選ぶ
女性の肌は年代ごとに変化していくので、自分の年齢に合わせてファンデーションを選んでも良いでしょう。
・10代
何も塗らなくても肌が元気な状態の人が多いので、本来ならファンデーションを使わなくてもフェイスパウダーを軽くはたく程度で十分です。
また、ファンデーションに含まれる成分が肌にダメージを与えてしまうおそれもあります。
どうしてもファンデーションを使用したい場合は、ミネラルファンデーションがおすすめです。
界面活性剤や油分を使用しておらず、天然鉱物(ミネラル)を原料に作られるファンデーションを指します。肌に優しく、基本的にクレンジングは不要なので、メイクオフの負担もかかりません。
ただし、ミネラルファンデーションには厳密な定義がありません。メーカーによって原料の成分が異なるので注意しましょう。
・20代
個人の肌質や生活習慣によって差はありますが、肌の状態が徐々に変化して、肌トラブルや悩みが出てきやすい年代です。
乾燥肌・オイリー肌・混合肌などそれぞれの肌質に応じてファンデーションを選び、その日の肌の状態や季節にも合わせて使い分けをしましょう。
10代のころとは異なり、毎日メイクをしないといけない人も出てきますが、クレンジングをしっかり行って、肌へのストレスができるだけ抑えられるようにケアしてください。
・30代
30代はホルモンバランスが変わることにより、肌のハリや潤いを保つのが難しくなって乾燥しやすくなります。
ファンデーションを選ぶ際も、クリームファンデーションなどの美容成分が配合されているものや、保湿してくれるリキッドファンデーションなどを選ぶようにしてください。
肌のシミやくすみが気になるようになっても、明るい色を厚塗りしすぎず、自分の肌に合った色を選んでナチュラルな仕上がりを心掛けましょう。
ファンデーションの塗り方
同じファンデーションを使っていても、塗り方によって仕上がりは変わります。
美肌をつくるためのメイクアップのコツをタイプ別にご紹介します。
・パウダーファンデーション
パウダーファンデーションは、シミなどがあって気になる部分、面積の広い部分、目の周りなど細かい部分の順につけていきます。
上から滑らせるように塗るのがコツです。
目や小鼻の周りには、スポンジに残っているファンデーションを使います。
つけすぎてしまった部分は、スポンジの何もついていない部分で軽く叩くようにすると塗りむらが解消できます。
また、スポンジではなくパフを使うと、より自然な仕上がりにすることができます。
ファンデーションの表面を軽くなでるようにしてパフにつけ、顔の中心から外側に向かって滑らせるようにのばしていきます。
最後に、両手のひらで顔を包み込むように軽く押さえてファンデーションをなじませると自然な仕上がりになります。
・リキッドファンデーション
手の甲や手のひらでファンデーションをなじませてから、鼻、頬、おでこ、顎などに置きます。
顔の中心から外側に向かってなじませていきます。
仕上げにパウダーファンデーションやフェイスパウダーを軽くはたくと、ベタつきが気にならず、化粧崩れを防ぐことができます。
・クリームファンデーション
はじめに多くとりすぎるとむらになりやすいので、少量をスポンジかブラシにとり、顔の中心から外側に向けて、何回かに分けてのばします。
目や口の周りなど、よく動く部分はヨレやすいため、顔にのばして余ったファンデーションを薄くのばすくらいで十分です。
カバー力が高い反面、むらや厚塗りには注意しましょう。
フェイスラインや首元の境目などはスポンジでぼかします。
・エマルジョンファンデーション
顔の中心から外側に、というルールは同じですが、塗り方にちょっとしたポイントがあります。カバーしたい部分はしっかりとつけ、テカりやヨレが出やすい部分は薄くつけましょう。
頬の中心から外側にのばしたら、額は薄めにのばします。
額と同じくテカりやすい鼻も薄くつけるようにし、小鼻の周りや目元・口元にはスポンジに残ったファンデーションを塗っていきます。フェイスラインに近い部分も薄めに塗り、境目部分をぼかして仕上げです。
化粧を崩れにくくしたい場合は、さらに仕上げにフェイスパウダーをつけると良いでしょう。
・ルースファンデーション
塗るというよりも肌に軽くのせる感覚で使います。
ブラシを使用する場合は、少量のファンデーションをしっかりなじませ、顔の中心から外側に向かってくるくると回しながらのせていきます。
パフの場合は、ルースファンデーションをパフにとって手でもみ込み、顔の中心から外側に向かってパフを滑らせるようにしてのせていきます。
パフを半分に折って、小鼻や目の周りなど細かい部分にものせたら、顔全体をパフで押さえて仕上げます。
ナチュラルな仕上がりが好きならブラシ、カバー力も求めるならパフ、というように使い分けてみてください。
・スティックファンデーション
Tゾーン、頬、顎の部分にラインを引くように直接塗ったら、スポンジで軽く叩くように全体にのばしていきます。
目元や口元はスポンジに残ったファンデーションを使います。
境目はスポンジでぼかし、仕上げに全体をティッシュで押さえると、化粧崩れしにくくなります。
・クッションファンデーション
クッションにパフを軽くポンポンと押し当てるようにしてファンデーションをとり、頬や顎、額など広い部分につけます。
滑らせたりのばしたりするのではなく、優しく肌に当てるようにしてのせるのがコツです。
全体につけ終えたら、フェイスラインなどの境目をパフでぼかして完成です。
ファンデーションのノリを良くする方法
ファンデーションのノリの良さは肌の水分量が影響します。
ノリを良くするためのスキンケアをお伝えします。
ファンデーションを塗る前にすること
洗顔をしたら、肌に潤いを与えるために化粧水をつけます。
化粧水は少量ずつ、数回に分けて優しくつけるのが効果的です。
化粧水をつけたら、潤いを肌に閉じ込めるイメージで、乳液やクリームをつけましょう。
乾燥しやすい目元や頬は特に重点的に。
紫外線は春から次第に増えていきます。
日焼け止めを塗って日焼け対策もしっかり行いましょう。最後に化粧下地を塗っておくと、化粧崩れがしにくくなります。
ファンデーションによっては下地がいらないタイプのものもあるので、使っているファンデーションのタイプやその日の肌の状態に合わせてスキンケアも変えてみてください。
使用するスポンジやパフはこまめに洗う
毎日使用していると、ファンデーションと一緒に皮脂や汚れがついてしまうため、パフやスポンジはこまめに洗って乾かしたものを使うようにしましょう。
きれいなスポンジを使うと、ファンデーションがむらなく塗れて化粧のノリがアップし、肌トラブルの予防にもつながります。
自分に合うものを選んでファンデーションを使いこなそう
ファンデーションによってメイクの仕上がりは大きく変わるので、自分の肌に合ったファンデーション選びは重要です。
憧れの美肌が手に入れば、自分の笑顔により自信を持てるはず。今回ご紹介したちょっとしたコツを参考に、塗り方も工夫してみてください。(MAKE IT編集部)
【Not Sponsored 記事】