朝のキレイをキープしたい!冬髪の静電気対策
2017.02.09 19:00
views
空気が乾燥する冬は、髪のパサつきや広がりも気になりますよね。そんな冬髪の悩みの原因の一つが“静電気”なんです。では、そんな静電気はどのようにして起こるのでしょうか?今回は静電気が起きるメカニズムと静電気から髪を守る方法をご紹介します!
●静電気が起こる原因
子供の頃、下敷きで髪の毛をこすると、下敷きに髪が張り付いて髪が立つという経験をしたことはありませんか?静電気の多くは摩擦によるものが原因となっています。
静電気は接触する圧力や面積が大きくなればなるほど、その分静電気が発生しやすくなっています。
つまり、髪の毛はいつも髪の毛同士が接しているので、摩擦が完全になくなることはありません。
常に髪の摩擦が起きているからこそ静電気が発生しやすい環境が生まれています。
●髪の毛に静電気が起きる原因
摩擦が原因で静電気が起きることはわかりましたが、さらに起こりやすくなっている原因があります。まず、1つ目は“乾燥”。
外気が乾燥する冬は特にヘアケアをしっかりやらないと髪から水分がどんどん抜け、乾燥やダメージの原因に。
水分量が少なく、傷んだ髪は広がったり擦れたりすることで静電気が発生しやすくなるのです。
また、そんなダメージヘアを無理やりブラシでとかす行為は、髪にさらなる刺激を与えて余計に静電気を発生しやすい環境を作ってしまっています。
次に2つ目が“衣服の摩擦”です。
洋服の着脱やドアノブに触れた時にバチっと指に痛みを感じるのも、静電気によるもの。
静電気には「狭い場所で集まる」性質があるので、服の摩擦でできた静電気が髪の毛先など狭い空間にいくこともあるのです。
特にウールやアクリルなどの繊維はより多くの静電気が発生しやすいため、服の繊維の組み合わせも注意してみると良いでしょう。
●髪の毛の静電気の対策
前述したとおり、空気が乾燥していると静電気が起こりやすいので、空気中の乾燥状態を改善すれば静電気を防ぐことができるのです。部屋に加湿器がある人は、加湿器をつけて湿度を一定に保ったり、加湿器がない人でもお湯を張った洗面器を室内に置いたり濡れタオルをかけておいたりすることで湿度を上げる方法があります。
よく使う部屋には湿度計を設置しておくと、手軽に湿度の変化をチェックできるのでオススメですよ。
部屋の理想的な湿度は50~60%と言われており、湿度が40%を下回ると風邪やインフルエンザのウイルスも活発になるので体調管理のためにも湿度を保つことは大切です。
●髪の毛の静電気のケア
あなたが普段ヘアケアアイテムを選ぶポイントは何ですか?価格や香り、見た目だけで選んでいるなら要注意です。シャンプーは洗浄力で選んで下さい。
洗浄力が強すぎるシャンプーで洗い続けると髪の潤いが失われて、乾燥しやすくなるんです。
必要なのは潤いが残る洗浄力のシャンプーです。弱酸性のものやアミノ酸シャンプーがオススメ。
髪質を変える第一の手段としてシャンプーを変えてみてはどうでしょうか。
そして、お風呂から出たら洗い流さないトリートメントも使用しましょう。
洗い流さないトリートメントは、お風呂でのケアでは足りない栄養を補給する他、ドライヤーの熱から髪を守ってくれる働きもあるのでアウトバスケアとして取り入れてくださいね。
次に、髪の乾かし方にも注意する必要。
ドライヤーで乾かす前にタオルで水気をとります。その時はゴシゴシするのではなく、髪の毛をタオルで挟んで優しく水気を切りましょう。
しっかりタオルドライできたらドライヤーの風をあてていきます。髪の内側や頭頂部に近い部分からじっくり乾かしていきましょう。
もちろん毛先は乾燥しやすい場所なので、ドライヤーの風を当てすぎないように注意してくださいね。
こうすることで髪の潤いを保ったまま乾かすことができますよ。
いかがでしたか?
髪の毛の静電気でダメージが増えていくと、痛みやすい髪質に変わり、毛根に影響が出て将来的に薄毛や抜け毛のリスクが高まります。
髪の毛の静電気の原因や対策は、室内で適度な湿度を保ったりヘアケアを丁寧にしたりすることが大切で、今ある髪の潤いを落としすぎないことと、適度に潤いを与えることで髪の静電気の発生を抑えることができるのです。
静電気に負けないサラサラなヘアを長時間キープできるように乾燥から髪を守りましょう。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】